監督が池端隆史、美術は小林プロ、制作はJ.C.STAFFと来れば、最近では「ぽてまよ」のイメージが強い。背景のタッチはよく似ている。J.C.STAFFも「ぽてまよ」の田部谷Pではなくて今度は柏田Pなのだが、「禁書目録」からスタッフがスライドした感じでもない。
徳間書店の原作小説は未読だが、アニメ第1話初見の印象では「部活モノ」。
時代設定は大正の末期、舞台は帝都の女学校。伝統とモダンが入り混じった市民文化が勃興した様子はアバンの小梅の東京案内シーン(夢オチだったが)で感じることが出来る。小梅による「パイノパイノパイ」のカバーは意表をついた。
しかし、本編でキャラクターたちが動き出してからは、この時代設定は女子高部活モノのスパイスにしか過ぎないようにも見えてくる。
女学校に通うお嬢様たちが家族や世間の目を乗り越えて、「ルールも知らない野球チームを作る」それ自体がブレなければ良いと思う。それさえ出来ていれば、極言かもしれないが「けいおん!」とやっていることは変わらない。







さて、部活と言えばメンバー探し。この第1話ではメインヒロイン小梅の家庭の様子に加え、女学校での晶子発案による野球チームスタートまでの簡単な周辺状況を描いている。
晶子お嬢様、モガの草分けキャラらしく、男性優位社会に反発している。女性は家庭に止まるべしというパーティーで出会った男が野球をやっていることが女子野球チームを作ろうと思ったきっかけ。
興味を持った女学生たちが徐々に集まり始めたところで、次回へ。
ドラマCDが発売されていたが、アニメではキャストは一新。あむちゃん役のイメージが強い伊藤かな恵だが、この小梅はそれほど違和感もない。他のヒロインは手堅いキャスティング。
絵は枚数を制限しているのはわかるが、少しメリハリがない感じ。まだ動きの少ない回だからそれでも良いが、作画の面で第1話のつかみがもっと欲しかった。
これ以降、野球が本格化してくるだろうが演出面が破綻しなければ良い線いきそう。シナリオをなぞるだけになると途端に退屈しそうな両刃の剣。
オープニングテーマ 浪漫ちっくストライクエンディングテーマ ユメ・ミル・ココロ大正野球娘。 浪漫ちっくラジオDJCD