夢見がちな(妄想力旺盛とも言う)デコメガネ、蒼井あずさがどんな少女だったのか、この話数に集約されているような気がする「ささめきこと」第9話。
中学時代から同人活動をしていた回想があるが、一人サークルとなってしまった理由もよくわかる。本人に自覚はないゆえに同じことをまた繰り返す。夏の「ゆりフェス」のオリジナル原稿に励む姿は恋する相手に認めてもらいたい一心の少女のよう。全体的には物静かで冷静な少女なのに「少女趣味」その1点のみが彼女を踏み外させ疎外する。
蒼井あずさのお当番回だが、Aパート明けで純夏との会話をあずさに割り込まれた汐の表情、Bパートの引きであずさの家を見上げて一人帰る汐の表情から、心のさざ波バトンは汐が握っているに違いない。
