「たった1日で世界は変わった」。そのことを現実として受け止め、常識を捨てながらも冷静に行動できる者が生き延びる資格があるのだろう。 学園から脱出し<奴ら>から逃げるのも、誰のためでもなく自分と自分の仲間の居場所を見つけることが目的となった「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」第5話。 東署で落ち合う約束で別れた2チームだが、橋の封鎖状況から東署まで行かずに出会えたのは幸運なシナリオ。東署へ向かうことを目的として固執していたらば、今回でバッドエンドだ。
Aパートの8割を総集編に使った「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」第4話。 主人公の孝のモノローグで事件発生からを振り返っている。画面にタイムスタンプを打ち、作中の現在シーンと過去を比較することで、この事件の異様さを浮き立たせる手法と見受けたが、尺がもったいない気がする。ここまで1本道のシナリオで、前回2チームに分かれたに過ぎないから、これまでのあらすじを語ってもらうのほど理解出来ない内容ではない。気が抜けたとは言わないが、やや興が削がれた。
皮肉なことに、パニックのさなかでも民主主義の下での多数決とリーダーの判断の重さを教えてくれた「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の第3話。ゾンビで充満した学園からの脱出行に、パニック映画で定番の仲間内の対立をしっかり盛りこんできた。 無事な生徒たちがいたら拾って行くという主人公の孝の判断も、それに異を唱える多数の分子が加わることにより彼はリーダーとは認められない。合流した生徒たちも烏合の衆ではなく、紫藤浩一という教師によって統率された形だ。