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カテゴリー「N・H・Kにようこそ!」の記事一覧

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N・H・Kにようこそ! 第24話「N・H・Kにようこそ!」(最終話)

最終回スペシャルでオープニングアニメーションなしにいきなり重い調子。
雪の北陸路、岬に向かった岬ちゃんを特急で追いかける佐藤。
「私がいるとみんなが不幸になる」と義父から言われた岬ちゃんの過去とトラウマ。
自分よりダメ人間と見込んだ佐藤に断られてプロジェクト失敗。これが岬ちゃんの生きる道程を奪い、浴室で手首を切る直接の引き金。

佐藤も説得に迷いがある様子で「愛している!必要なんだ!」と叫びつつも「別にいいじゃないか」と裏ではつぶやいている。
断崖から飛び込もうとする岬を捕まえて、岬を苦しめる陰謀と自分の引きこもりの元凶であるN・H・Kを無理やり結びつけるのはパフォーマンスじゃないだろうか。
挙げ句の果てに断崖に突進。よくよく崖から落ちる男だ。
転落防止ネットが命を救うが、格好悪い事この上ない。しかし命有ってのものだね。
オタクと引きこもりはドラマティックには死ねないらしい。

近くの廃屋は、岬ちゃんの生家。
ちょっと演出に間があって、尺持て余してるかな。
廃屋の岬ちゃんの部屋で二人、漠然とした不安にブラックアウトさせても良かったように思う。
今さらフロイトの夢分析の再登場は蛇足。

エンディングは春。
山崎からは結婚するかも、瞳先輩からは赤ちゃんが生まれた知らせ。委員長はどうなったんだろう?
佐藤は別のアパートに引っ越している。公園でのカウンセリングは、佐藤が岬ちゃんに大検用の教師役に変わった。
そして岬ちゃんの新しいプロジェクト発動、それは「日本人質交換会」罰金100億になってたのが笑える。
希望があるような不安だらけのような明日につながるエンディングで締めた。

シリーズ全体を通すとイタイ引きこもりとオタク、メンヘラーたちにスポットが当たるが、最高に格好悪い主人公たちの青春群像を描いた、現代アニメ。
当初2クール持つかと思ったが、構成の西崎悟は「はぴねす!」よりは良い仕事したと思う。
作画や声優の仕事は決して誉められたレベルではないけれど、テーマの強さと脚本のパワーで何とか乗り切ってきた。
ただ、角川で2クール作品だとDVDが全12巻になるので、大変買いにくいのが残念。

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N・H・Kにようこそ! 第23話「岬にようこそ!」

岬ちゃんが黒化するおどろおどろしい展開を恐れていたのだが、あっさりしている。
サブタイが恐ろしげだが、岬ちゃん自身を指すと共に海に突き出た断崖を指していたのか。
そこが彼女のトラウマの原点のひとつでもあるのだが、今まで語られていなかった彼女の生い立ちを一気に、しかも叔父さんが佐藤に語り聞かせるのは慌ただしいし、芸がない気がする。
シリーズの中盤あたりで岬ちゃんの秘密をきちんと伏線張っていると違ったのだが、デンパな瞳先輩や委員長に尺を割きすぎた感がある。

今回だって尺がないわけではない。
Aパートの公園での最後の講義、あっさりとした、まるでデートのような最終試験の描写は割愛しても良かったのではないかな。
前回のラストを引き取って、いきなり岬ちゃんの「契約書」による愛の告白という奇妙なシーンで始めても効果があっただろう。
尺を取り、岬ちゃんの過去を叔父が語るのではなく「こんなのダメだ!」と佐藤に契約書を突き返された岬ちゃんの失恋、いや違うな、自分よりダメだと思い込んでいた佐藤からの思わぬリアクションに呆然とした岬ちゃんのモノローグか回想で明かして欲しいところ。

佐藤の契約拒否は「佐藤君はもう私にメロメロでしょ?」「もう私しかいないんだよ」と成功を信じていた岬ちゃんのプロジェクトの終焉を意味している。
そして、このプロジェクトは岬ちゃんにこそ必要な、生きるための動機付けだったのだろう。例えそれが自分よりダメな人間に優位性を感じるためだけだとしても。

親から山崎から援助はなく、そして岬ちゃんの餌付けは自らが絶った佐藤には飢えて死ぬか、働くかの道しかない。
この2択で働く道を佐藤に選ばせたが、例の委員長の兄と同じコピーシナリオなのはいただけない。
食うために交通整理のバイトを始めた佐藤。
佐藤が自立できるメドがついた時点で、岬ちゃんにとってプロジェクトの終わりの後にある、次の終わりが待っているようだ。
帰宅時に彼を追い抜く救急車は岬の家に。

風呂場で倒れたと叔父も詳しく語らない、目を離すなと叔母に言ってある事など、シナリオの流れから言えば、岬ちゃんは「自殺未遂」
看病中の叔母が目を離した隙に、病院抜け出した岬は生まれ故郷へ?
時刻表に記しつけて残して行くのは、探してくれという岬の微かな意思表示。
トラウマとなった岬で佐藤は岬ちゃんにどう対峙出来るか。

エンディングアニメ無しで、岬ちゃんを追う佐藤の描写が続く。
前述の通り、尺が取れないわけではない。次回最終回につなぐ演出上の手法。

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N・H・Kにようこそ! 第22話「神様にようこそ!」

お待たせ!じゃないな・・・お騒がせの瞳先輩再登場で不穏な空気、佐藤を巡って岬ちゃんとのまさかの修羅場を予想したが、一方的に岬ちゃん自己崩壊の巻。
「ダメだよ!絶対!佐藤君にはもう私しかいないんだから!」
類は友を呼ぶのか、朱に交われば赤くなるのか、佐藤のそばに残ったのは一般的には「変わっている」人たち。
山崎は無事抜け出したが、佐藤自身が陰謀と悪い神様を引き寄せる中心かとも思えてくる。

瞳先輩、渋谷で佐藤とお茶、バー、居酒屋と梯子して、ラブホ街。
「不倫とかしようか?」なんだ、期待したのにすべて佐藤の妄想か。第1話の岬ちゃん自慰行為の妄想といい、劇中劇的妄想の中でしか描けないのは腰抜けシナリオ。

そんな陰謀に包まれた先輩との関係も、腕組んでラブホ街から駅に向かい終わる。
別れ際「私、お母さんになるんだ」とは。
なんだかんだ言って佐藤に干渉しながらも酷い仕打ちしたのは瞳先輩だな。
それに気がついていない佐藤は10年後も同じ事を繰り返すのだろうか。

腕組んでラブホ街を歩く二人を目撃した岬ちゃん、黒化。
「神様がいるとしても悪い者に決まっている」
岬ちゃんの虐待らしきフラッシュバックと、謎の宗教活動の一部に触れられたが、まだ語り足りないかな。
山崎去った今、佐藤君には私しかいないと岬ちゃん。
山崎が実家から差し入れ送るなんて知ったものだから、自分以外に佐藤を助ける人がいる=私は必要ない?と短絡的。
公園の野良猫も死んでダブルの喪失感。
ん?岬ちゃんにとって、世話する相手として野良猫も佐藤も同列なのか?

「きっとだいじょうぶ。これだけ長いことかけてプロジェクトを進めてきたんだもん」
「佐藤君はもう、私の虜」
岬ちゃん、黒いんですけど・・・
次回サブタイも怖い「岬にようこそ」
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N・H・Kにようこそ! 第21話「リセットにようこそ!」

ゲームの完成、冬コミのあっけない結末、そして山崎との別れ。
年末の慌ただしさと佐藤に訪れた奇妙な静けさの対比で、まるで青春小説のような仕上がり。
シリーズ前半のイタさも妄想もどこかに忘れたように、青年期の不安と孤独を描く。

高校時代は無気力に斜に構えて、現在は「引きこもり」を自称する佐藤に「不安と孤独」は、ひょっとして無縁だったのかもしれない。
高校卒業後の瞳先輩や委員長も、佐藤と向き合う時は自分の都合中心だった。
そんな中で自分の夢を追うリスクを覚悟しながら、言い訳ばかりするダメ先輩に「何か」の気付きを与えた山崎の存在は大きかった。
現実的でありながらも不器用に真っ直ぐ生きる、山崎の今後を見守るとしよう。

冬コミ後の山崎の寂寥感、降り積もる雪と雪合戦、佐藤の曖昧な不安感、空になった広い部屋、改札での山崎との別れ。歳末の風景と関東の澄んだ空、絵とシナリオがシンクロして青春の敗北感・喪失感を引き出している。
実家に戻されようと引きこもりであろうと、それが人生の敗北ではないが、少なくとも最低のクソゲーでゲーム作りには負けたんだという認識を佐藤が出来た事が収穫ではあろう。

しかし山崎のいなくなった佐藤は妄想・陰謀に囚われる。
神・世界・宇宙の演出が過剰に感じる。
「N・H・K」だから仕方のないことだが、前半の余韻を引きずって大人しく仕上げて欲しかった。

岬ちゃんの秘密は伏せられたままだが、山崎のいなくなった今「佐藤君には、もう私しかいないんだから!」って妄想も危険な感じ。大詰めで波乱の結末に絡むことは予想される。
その前のひと波乱、大晦日深夜の渋谷公園通り、岬ちゃんと初詣でに向かう佐藤はぐれる。
引きこもりの対人恐怖感が蘇えった佐藤の前、岬先輩登場!
あなた、何で混雑する街中で佐藤に出会えるんですか?もう佐藤に構わないで下さい!と小姑のように言いたい。
次週の岬先輩、指輪してるような。不倫?例の彼とは結婚したのか?
佐藤を不幸にしないで下さい・・・

制作はフロントラインのグロス回。安定していた。

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N・H・Kにようこそ! 第20話「冬の日にようこそ!」

この話、一応は岬ちゃんがヒロインなんだろうが、いままでの構成では傍観者のスタンスが多く、自身の私生活や過去などを語らないでいる。そろそろ終盤なので、ラストあたりでまとめて明かされるのだろうとは思う。

一方、裏のヒロイン?とでも言うべきツンデレキャラが山崎。
その山崎の父親が入院。実家からの電話で呼び戻される。
冬コミ前のシナリオに詰まる佐藤には、山崎のいない静かな日々。
岬ちゃんの通い妻状態というか給餌当番の毎日は変わらず。
佐藤も岬ちゃんを押し倒さないのは何故だろう。ゲームシナリオに集中しているわけでもなさそうだし、単に興味が失せたと言う事か。
第1話の妄想の激しさが嘘のような去勢状態。

冬コミまでの猶予をもらって、山崎が帰京。
親の反対を押し切って上京したが、父が倒れた今となっては実家の牧場を継がなくてはならない。
「夢破れて・・・」山崎の失望感を専門学校のテキストを燃やす事で表している。

山崎が七菜子を呼び、フィギュア・ギャルゲ―・美少女グッズを露悪的に開示。
結構シナリオが細かい切り返しで凝っている。
素でシャイな表情を期待--->七菜子「男らしい・割と好きだよ」と山崎とのラブシーンを期待--->山崎それを振り切るように更に七菜子キャラの触手エロ画開示--->七菜子、山崎にグーパンチ
山崎もイタイ生き方を選んでいるが、仕事も学校も彼女も吹っ切り実家へ戻るには最良の選択か。
佐藤に同じ様なイタさを求めても無理。

次回またしても瞳先輩登場。リセットって何だ?

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N・H・Kにようこそ! 第19話「青い鳥にようこそ!」

サブタイがいいな。青い鳥か。
委員長の兄、佐藤を上回る超引きこもりのカタルシスは空腹によりもたらされた。

マルチに手を染めた経緯を独白する委員長。
ネット上で佐藤とチャットする兄(ハンドルはトロトロ)
現実に目をそむけ「ひょっとしたら」と、ありえない可能性に安住する。
「わかってはいるけれど変えることが怖い、きっかけがあればいつだって」とチャンスを先送りにする生活。
RMTもネットゲームにも、そして自分とリアルでは相似系のトロトロにサヨナラを告げる佐藤。
この兄妹の非現実的な生活が与える悲惨な現実を、佐藤なりに理解したのだろうか。

季節は、もう秋。冬コミ2ヶ月前。
騒動続きで佐藤のゲームシナリオがさっぱり進展しない中で、山崎は仕方なくオマケパート制作でお茶を濁している。
岬ちゃんのカウンセリングは、仕送り半減の佐藤の食生活へのフォローに振り向けられ、お弁当持参で通い妻(笑)DHAが頭に良いからって毎日マグロを持ってくるあたりが、亭主の精力維持に気を使う主婦臭さに似ている。
こぼした味噌汁が佐藤の股間にかかり、ティッシュで拭き拭きの岬ちゃん。
ん?Gift でも見たな、こんなカット。
岬ちゃん、片手で髪かきあげてフェ○ポーズなんですけど。目撃の山崎の妄想大爆発も致し方ない展開。

味噌汁こぼした原因はテレビのマルチ商法摘発ニュース。
例の事務所や家の捜索で、委員長も事後対応か事情聴取で家を数日空けていたような描写。
そして妹不在で何も出来ない兄の空腹悶絶シーン。
妹帰宅すると兄が不在。その兄は近所の蕎麦屋で出前生活。食わせてもらった礼らしい。
漫画的といえばそのとおりだが、非現実な生活の転機は非現実なシチュエーションとの邂逅で訪れるのも悪くない。

出しっぱなしのシャワー、湯船につかりながら「大学に戻ろうかな」とつぶやく委員長、脱ぎ散らかした服と開け放しの浴室のカットが開放と希望を感じさせる。
委員長は金銭的に失ったものは大きいだろうが、マルチ商法と兄の呪縛からの救済の予感。
エンディング曲「もどかしい世界の上で」(牧野由衣)がカットイン。
頼りなさげな牧野のヴォーカルと儚い歌詞が、今回のドラマ的なエンディングに良く合っていた。

佐藤の青い鳥はどこにいるんだろうね。
岬ちゃんが給餌してくれる以上、委員長の兄のような爆発的な救済は来ないかな。
もどかしい世界の上で
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