忍者ブログ

アニメレビューCrossChannel.jp

アニメのレビュー・感想中心に、アニメ業界の批評もしたり、ゲームレビューしたりしています

   
カテゴリー「桃華月憚」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 RSSリーダーで購読する
PR

桃華月憚 第26話「華」(最終話)

予想したよりは穏やかな最終回。時系列を逆順にたどると言うシリーズ構成は裏切ることなく、物語の始めに収束してきた。
前話の総集編的な流れでも語られていなかった桃花の出現した経緯、そして石剣の使い手として作られた桃香、出会った二人の初めての会話を描く。

雪牙姫の娘と言うだけで、アンナの詳しい事は最後まで語られなかった。
しかしそのアンナが鬼梗のところから作りかけの人形を持ち出し、それを石剣の上に置く。生まれた桃香がしばらくの間は人間の感情を持ち合わせていないのは、作りかけであった事も関係するのだろうか。そして時期を同じくして鬼梗の人形から胡蝶三姉妹も誕生する。

「この上津未原は今のままではつら過ぎる」これは雪牙姫の意を受けてアンナも寧々も、後に香陽も動く事を示しているのだろう。
当初は事件の後に守東家を去って行く寧々を見て、彼女がタイムウォッチャーかと思っていたのだが、もっと積極的に上津未原の歴史と神々の運命に関与する存在だった。
鬼梗は道具(人形)の作り手であり、この世界で時代の観察者でしかない事を意味している。そしてその舞台で動くキャラクターたちは、このシリーズで取り入れた劇中劇やテレビ特番の中で動く役者と同じで、自らの歴史をシナリオをたどって生きているに過ぎない。

全話で真琴が言っていたように、桃花は電車の中に突然現れた。
肉体が形成されて行く桃花に乗り移ったのはセイの魂か。
その肉体が突然の花吹雪と共に具現化する、きっかけはジュナだったのか判然とせず。
ただ表面的には、由美子が執筆する小説のキャラクターの桃花が、そのシナリオ通りに動き始めたと言うことだろう。上津未原の歴史は表面上は由美子=ジュナの願望で動いている。
入寮者名簿に無い桃花の名前さえも、自動的に書き加えられている。

真琴は章子が上巳の歌会の切り札としてスカウトしてきた。この日が転入初日。
そして電車で同席の白川明日菜は、章子と対立する二宮会のヒロイン。章子は「着せ替え人形」と隠れて罵倒するが、確かにその後の明日菜はさんざんオモチャになっていた事を思い出す。
顔出しも多く、適任の汚れキャラだがシリーズ通してインパクトが薄く、前話の香陽のオモチャとして舐められているのが最大の見せ場だったのは残念。

共に作られた存在で、生まれた記憶を持たない桃香と桃花の出会い。
桃香に語りかける桃花の「私には時間がありません」
己の使命だけは自覚して、物語の核心へと迫ってゆく初回(時系列で)
作画は頑張っていたが、作監修正効かない変なキャラ絵(真琴と明日菜)があると思ったら、喜多村英梨の原画をそのまま生かしたお遊びだった。歌だけでなく絵も得意と多才なヲタエリの面目躍如。

逆順で放送するギミックが話題になったシリーズだが、半ば成功半ば失敗の評価をしておく。
思考アニメとして、また耽美的なエロスのエッセンスを取り入れた企画センスは優れている。
声優脚本や劇中劇などアイディア豊富に繰り出してきたが、それもレベルの差が大きく、2クールの尺の途中でエピソードの中だるみは避けられなかった。
個人的には、CARNELIAN X 西田亜沙子 の食わず嫌いを直してくれた作品でもある。
全体的には、その企画と制作の意欲は買いたい。この制作スタッフの次回作を期待する。
第1話の続きから、現代編でもオリジナルで書いても面白いかもしれない。

桃華月憚 華劇草紙「闘」
桃華月憚 華劇草紙「闘」(Amazon)
桃華月憚 華劇草紙「恋」11/21発売予定 (Amazon)

拍手

 RSSリーダーで購読する

桃華月憚 第25話「〆(エックス)」

第19話「幕」で舞台風の劇中劇をやったが、今度は大詰めでテレビ特番風に「プロジェクトX」のノリで遊んできた。
でも内容は親切と言うか、放送順に見ていると桃香と桃花の出自の種明かし、そして「総集編」的に見える。時系列順に意識すると、このシリーズの「あらすじ」または「ガイド」編でもある。
制作の問題から言えば、この話数で使われた「イメージ映像」のカットの数々は既に制作したものの編集だから、ラストに来て楽だったと思う。省エネと効果を狙った一石二鳥の構成。

さて、今回はBS朝日の基準にどこか引っ掛かったようで休止。東京MXで見た。
再編集の上で、BS朝日は次週に2話まとめて放送するようだ。
問題と思えるのは、このシーンくらいか。
ユーリカに噛まれた後、雪牙姫に引き取られた白川明日菜姫。香陽のおもちゃになり口移しで薬を飲まされる。全裸で布団に横たわった明日菜を香陽が全身を舐めまわすプレイの映像。
劣情を催しかねないカメラワークと喘ぎ声とナレーションのミックスが制限一杯の感じ。
番組キャスター役の春彦がヴォイスオーバーでかぶせて、ナレーションの人から「かぶせるな!」と怒られていたが、東京MXはこれでクリアしてるみたい。
香陽は寧々のスカートに潜り込んで絶対領域を舐めまわしていたが、個人的にはこちらの方が危ない。

さて、珍しくアバンパートがあった。番組収録前のコスプレ要求された章子のセリフが入っている。
本編は春彦とブルマ姿の章子の司会で報道特番的なノリで、上津未原の謎に迫る。
流れでは既に桃香も桃花も消えた後の、関係者のインタビュー形式を取っている。回想やイメージ映像でしか出て来ない。

・イサミヒコの仮面の儀式により3人の女神(ジュナ・フウ・セイ)が誕生
・鬼梗のインタビュー、胎内に龍皇を宿す娘(真琴)が登場した
・アンナが石剣の上に置いた人形から桃香誕生、寧々はアンナから連絡を受け雨の夜に出迎える
・雪牙姫の次女は寧々、四女が香陽、アンナは長女か?
・由美子は想像妊娠の女児(桃香)を亡くす
・真琴によると桃花は電車の中にフッと現れた(第1話と関係あるのかな?)
・美鈴先生インタビュー、明日菜も真琴も桃花も可愛かったが桃香だけムニュムニュした事が無い
・ゲストに守東益之・清次親子登場、清春ではなく清次だと強調
・益之「美鈴は良かった」「寧々は落とせなかった」第1話のアレは他のメイドがお相手
・インタビューの由美子は年相応に落ち着いた雰囲気、ジュナが去った後の本来の由美子

こんなところでしょうか。
まだ謎なのが、真琴の出自、アンナって雪牙姫の長女?
「イメージ映像」に隠し目線を入れていたのは過剰演出かと…
すでに退場したキャラも証言インタビューで登場したのは幸い。香陽は頑張りすぎ。ネコになっていたって、動物の方で百合のほうじゃないと釈明してる。明日菜姫と寧々とのプレイ見る限りはネコじゃなくてタチ。明日菜姫も良い汚れ具合。

次回最終回「華」
時系列順の内容でシリーズのプロローグなのか、それとも全く関係ないのか予断は許されない。

桃華月憚 華劇草紙「闘」
桃華月憚 華劇草紙「闘」(Amazon)

拍手

 RSSリーダーで購読する

桃華月憚 第24話「綾」

シリーズで考えると導入部に相当するから、キャラ紹介や伏線やらで盛り沢山なはずだが、案外退屈に思えるのは逆回転のためか。視聴者はこの後の出来事を知ってしまっているのだから、インパクトは薄い。
始業式の朝、桃香も桃花も初登校っぽい雰囲気。春彦は一人で舞い上がっているが、桃花初登校のお供は真琴に取られた。
始業式で挨拶に立った清春理事長。石剣と竜王の力を感じて目の奥が疼く。
保健室の美鈴先生が、もう益之の部屋に行かないと言っているのは絶縁宣言?
そうすると第1話で益之に騎乗していたのは、他のメイドだったのか。

胡蝶三姉妹と章子のバトル・じゃれあいは相変わらず。
鬼梗様が言っていた、章子が呼んだ娘とは桃花のことか?次回明らかになるのかな?
由美子の高校生に戻りたいと我侭が生んだのが、例のニコニコ娘らしい。トースト咥えて登校中に先生とぶつかってフラグ立ててるし。

白川明日菜は、この時点で桃香に一目惚れ。
ストーキングして「私にさわりたいですか?」ってフェロモン攻撃も、何の感慨もなく桃香に胸揉みしだかれて「ふ~ん」で終わる、最初から恵まれないキャラ。
キャラといえば、今回は顎アニメみたいにキャラに特徴あり。全般に作画良くないね。疲れてきたか?

次回は「〆」と書いて「エックス」
最終回の一つ前の話数だが、X指定じゃないだろうね。
桃香と桃花の出自が明らかにされるかな?

桃華月憚 風華之抄桃華月憚 月華之抄
桃華月憚 風華之抄
桃華月憚 月華之抄

拍手

 RSSリーダーで購読する

桃華月憚 第23話「嫁」

桃花が春彦の許婚として守東家にやってくる重要な回、ではなく思いっきり肩透かしのギャグで落としてくれた。
父親の清春からは「根性なし」と言われてたヘタレ春彦。実は根性なし=エチオピアのコンジョナシさん。いつもコーヒーを送ってくれる良いペンパルらしい。しかしペンパルって久しぶりに聞いた単語。今はペンフレンド?それすら古いか?メル友。
許婚として迎えた娘は、そのコンジョナシさんの娘モ・モカさんで、モ・モカ・コンジョナシ・アベベがフルネームらしい。
でも、この娘は以降の話数に出てこないから、このオチだけのために登場した使い捨てキャラか。

じゃあ桃花はどうだったかと言えば、守東家に来たばかりのようだが「私、どこからここに来たんだろうと」本人には記憶が無いし、鬼梗様の言うことには「この者には歴史が無い」
初登校なのか、真琴のツアーガイドで桃花を校内案内。律儀に桃香もついて行く。
その上津未原の伝説として、過去の時間が入り混じるこの地で、あちら側に行って帰らぬ者多数。
天気雨に狐の嫁入りをかけて、その時空の歪みに引き入れられる桃花を描いている。
転入早々、これも桃花の正体と出自が成せる事件なのだろう。

鬼梗様はそれを知っているようで、狐に憑かれた桃花を助けに鬼の面で単独討ち入り。
桃太郎侍のごとく、華麗な舞い。
この段階では桃香の石剣も真琴の竜王も目覚めてはいない時期だから、二人は待つだけ。
鬼梗様に抱きかかえられ助けられた桃花を生徒たちが羨ましげに見つめるが、これがイジメの発端だったのか?
ただし白川明日菜姫だけは桃香を麗しげに見つめてる。つくづくあさっての方向に進む娘だと思う。

春彦もヘタレている割には許婚への妄想たくましく、桃花が嫁だと思っているから脳内で裸ワイシャツにして視姦している。
公式に言われている、桃花は春彦の許婚ってのは釣りだったらしい。
となると、桃花が守東家にやってきたいわれが語られるのを待つしかあるまい。

絵コンテは柳沢テツヤが切っていた。第2話、10話、16話に続き4回目のオフィスていくおふ制作。
どうも作監修正が効いていない。キャラのアップは何とかだが、引きの絵は崩れてる。

拍手

 RSSリーダーで購読する

桃華月憚 第22話「陰」

山本麻里安脚本回だったが、3回目かな?
基本的な着想が女子(若しくは腐女子)なのが良くわかる、投げっぱなしでオチの無い「やおい」シナリオ。
映像を見ながらのオーディオコメンタリーのようなアバンとエンドに、胡蝶三姉妹の遊ぶ劇中劇のお話なのか本編なのか曖昧な構成で、話の陰湿さも相まってすっきりとしない。
心理的な描写にこだわった前話の能登麻美子と比べると面白い。
デジタルネットワークアニメーションのグロス回。

時期的には桃花が転入してきて間もなくらしい。
守東家にやってきてから、すぐなのだろう。頼るのは桃香しかいない。
桃花を虐めるのに意味があるのか、まさか全部の転入生に対するものなのかも判然とせず。
鬼梗は桃花に声をかけるが、かえって生徒たちの反感を買う事になる。
「ありがとう、鬼梗ちゃん」と桃花が応えるから、顔見知り?

もう一つの筋は二宮会・胡蝶三姉妹の謀。
二宮会のヒロイン白川明日菜と桃香をくっつけようと、既成事実の実行計画に桃香を拉致。
コスプレすごろくで勝者の桃香に対する景品は、裸リボンの白川明日菜姫。
由美子似の「不思議ちゃん」も居合わせる不思議。
「接吻!」コールに対し、桃花の絶叫に桃香が反応して振り切ったけど、これ以降も明日菜の執拗なアプローチが折りに触れて登場することになる。

桃花虐めの数々。
上履き隠す/無視/すれ違いざまぶつかる/上履きにピン/(回想)遺影風写真/(回想)悪口の手紙/弁当に使用済コンドームと精液/桃花のアイコラ写真掲示/私は味方ですと手紙までつけて虫入りのプレゼント/淫乱、売女呼ばわり/体育授業でボールぶつけ/制服に血/ロッカーに鳥の死骸

アバンで桃香が桃花の髪が切れているのに気付いたが、これも誰かの仕業か?
限界を超えた桃花の中のフウが覚醒したか、桃香に助けを求める。
このエネルギーに、それまで虐めてた生徒たちは記憶消去されたのか、その後は桃花を虐める描写は全く無い。
それとも、やはりこれは胡蝶三姉妹の作ったお芝居の中の出来事で、フウの覚醒エネルギーに恐れをなした胡蝶三姉妹が、これ以降は危険なお遊戯を止めただけかもしれない。
虐めの回想シーンがあったから、これ以前はもっと酷かったんだろう。
でもフウのエネルギーに、由美子は無反応(出番も無い)のはなぜか。それとも今回は、フウは関係ないのか。

ラストの桃香との触れ合いで、涙の止まらない桃花に「生まれたての心」が芽生えたとあるから、これ以前の桃花はもっと違った、無機質な感情を持っていたのかもしれない。
そしてこの「生まれたての心」を持って、前話の桃園のモノクロームの世界で桃香と心を深め合って行く事だろうと想像させる。
次回「嫁」は、桃花がやってきた頃のお話か?

桃華月憚 月華之抄桃華月憚 風華之抄
桃華月憚 月華之抄
桃華月憚 風華之抄

拍手

 RSSリーダーで購読する

桃華月憚 第21話「園」

第20話では胡蝶三姉妹の桃園があったが、今回は荒涼とした原っぱに桃園を夢想し、桃香への想いを募らせる桃花を淡々と綴っている。お色気抑え気味で、モノクロームの世界に桃花の想いが徐々に色を染めて行く外連味(けれんみ)のない演出が、能登麻美子脚本を良く引き立てている。
オープニングもモノクロとは手が込んでいる。
声優担当シナリオを軽く見ていたが、女性的な感性で一人の少女の恋心をモノローグ中心に細やかに書いている。

過去の記憶がはっきりしない自分自身が不安な桃花が桃香と触れ合い、その桃香を見つめる事で自分の存在を確認するかのように惹かれてゆく桃花。真琴に指摘されるまでも無く、それは恋する乙女状態。
桃香につきまとい指からませる白川明日菜を、その桃花の前に持ってきたものだから修羅場シーンかと思ったが、可愛らしい嫉妬で終わった。桃花の中のセイは穏やかなんだろう。
それにしても、捨て駒というか噛ませ犬というか明日菜姫は報われない。

守東家の離れでも、ジュナの覚醒していない由美子は穏やかで、桃花にも優しい。
由美子の提案するお姫様ごっこで、モノクロ画面に反物の色が鮮やかに、イヤリングの煌めきと、唇に差しあう紅の色が軽やかに動いて味わい深い。
桃花の恋心が気を乱している事を寧々は気付いている。
一人抱えていた不安を桃香に救われた思いの桃花だが、まだ胎動は無いものの、これが上津未原に宿るものたちを覚醒させる一端になるのだろうか。

夕焼けに原っぱに誘い出した桃香が桃花に見せるのは、夕焼けに染まった景色。
世界は色を取り戻し、そこに桃花は桃園を見て今を生きている実感を得る。記憶のない桃花の出自はこれから詳しく語られるのだろう。
桃花が春彦の許婚として守東家に来たこと、その割に春彦と距離が置かれていること、回想に出てくる幼い桃香と春彦の関係など、次回以降を待ちたい。
もちろん桃香が「出来上がった」当時の事も。

拍手

 RSSリーダーで購読する

新着記事・カテゴリ

メニューバーをご利用ください
古いカテゴリーは順に表示されなくなりますので、お手数ですが記事検索をご利用ください

メールで アニメレビューCrossChannel.jp を購読する

ブログ内検索

プロフィール

・管理者:wataru
・好き:V1046-R MAHORO、HMX-12 マルチ、ぽんこつ、黒オーバーニーソ、メイド
・リンクフリーですが、可能であればサイトTOPにリンクお願いします。相互リンクのお誘いは不精者のため辞退させていただいております
・利用状況の管理と広告表示等の目的でCookie及びWeb beaconを利用しています。Cookieの受入はブラウザの設定で選択が可能です
・商品紹介にはAmazonアソシエイトリンク他を利用しています
・当サイト管理者へのご連絡は webmaster★crosschannel.jpまで(★は1バイトのアットマークに置換して下さい)

Shop Link

Copyright ©  -- アニメレビューCrossChannel.jp --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]