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アニメのレビュー・感想中心に、アニメ業界の批評もしたり、ゲームレビューしたりしています

   
カテゴリー「桃華月憚」の記事一覧

桃華月憚 第5話「仏」

息詰まる雰囲気も薄れて、明るさを感じる学園の様子も見られてホッとしたところ。
コミカルな部分も多く、デフォルメや大食いの桃花が可愛らしい。
ここまで(物語終盤)登場しながらも意味ない行動に見える章子は、学園編や物語前半のキーキャラなのだろう。今回も多少絡むものの重要ではなさそう。
ゲームでは他に多くのキャラがいるので、出番があるとすればこれ以降(物語中盤まで)の学園などで活躍か?
チョイとだけ出てきたユーリカの事にも触れられるだろう。

時系列の逆順を考えれば、物語の大詰めを迎えてシリアスさが増す頃の話。
前回放送分でセイ=桃花を捕らえたみはしが登場するが、ミイラから出てきたものの、その正体は次回以降にならないと判然としないか?
しかし神様の化身だの空海だの今回のサブタイの仏だの、キーワードがいくつか出てきたから、その関連で因縁が語られる事になるのだろうか。胡蝶三姉妹も絡むのだろう。
そのみはしに捕らえられたセイだが、両手吊りされ服を破られるに至るシーンは割愛。
脳内で第4.5話として補完するか、DVDのみ収録なんてことになりそうな予感。

鬼梗の割烹着姿の可愛らしさは、普段とのギャップの大きさゆえ。
「上津未原を守れるのは、そう長い時間ではないだろう」と鬼梗が言うのは、長びけばそれだけ由美子の中にいるジュナを苦しませる事になるから。
この時期に鬼梗は上巳の歌会から始まる一連の、イサミヒコの魂を静め上津未原救済の儀式を始める覚悟が出来たと思える。

儀式を前にゲームのロールが揃ってきた。
矢文でセイ=桃花を呼び出すマナ姫=真名の登場。二千年ぶりの再開、この場面でのセイは実体は桃花のままでもセイの意識で振る舞えるようだ。
また、フウも登場。すれ違った桃花に「お姉さま」と言っていたが、関係がわからない。
また「ジュナに会いに行く」とも。
水浴していたジュナが「フウは優しかったな」と回想していたが、二人の関係は?

鬼梗の秘密も少しわかってきた。
竜王を守るために呪いで消耗し何百年もフウに匿われていた、その呪いとは?
そして鬼梗の作りかけの人形たち。竜王の力を守り、赤剣を収めるために桃香も鬼梗に作られた器なのだろう。依り代が完全ではないと。

真琴は鬼梗から歌会の歌姫に指名されるのだが、竜王の力を蘇えらせるのには赤剣の力も関連すると、桃香も真琴も心得ている事になっていて、練習に励む。
セイ=桃花もキヌミヤ?で永遠の眠りにつく覚悟を決める。
セイは、この世界では桃花として幸せに生きて行く事が出来ない事を悟っている。それで第1話の別の世界での桃香との再会で願いが成就したのだろう。

キャストは新しい人が多い印象。
桃花(CV:早見沙織)と鬼梗(CV:山県さとみ)のキャストは新人だが、素人臭さは感じない。
寧々の藤村歩も真琴の喜多村英梨も若いが手堅い演技。

第1話で切らないで良かったと思った作品は久しぶり。
ゲーム買おうかと思わせる出来だから、販促としては効果あったか。

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桃華月憚 第4話「冠」

ここまで進むと逆順とはいえ、見通しが良くなってきた。
イサミヒコの赤剣にまつわる回想シーンと、桃香が赤剣を使うか否かで運命が動くシナリオの本線が明らかになった。
物語的には終盤、エピローグ直前の締め。

この第4話に至るまでに桃香と桃花に起きた事件が気になるところだが、今回の登場キャラから推測する楽しみもある。
両手吊りで鞭打ちにされた後にしか見えないセイ=桃花は、式神=ミハシに捉えられていたわけだが、目的は桃香を誘き寄せて赤剣を手中にするだけではないようだ。
セイを昔から崇拝していたと言うし、その赤剣でジュナとフウを斬ると言っていたので、まだ語られていない伏線があるのだろう。
最後に敗れた後に風化したミイラが崩れたが、これがミハシの元の姿で第5話の「仏」に事件は遡るのだろう。

そのミハシから狙われているジュナとフウは1千年ぶりの再会らしいが、合流した鬼梗の解説では「再臨計画」をミハシが裏切り、セイを独占しているようだ。
鬼梗は動き回り情報も得ているようだが、ジュナとフウは蘇えったばかりなのか、心許ない感じ。
鬼梗が真琴に指示を出し、その笛の音で赤剣の動きを封じる。
事あれば鬼梗は生徒たちを自由に使える力があるのか、学園そのものがイサミヒコと上津未原を鎮めるための結界なのか定かではない。

春彦がシリーズ後半(第1話から第3話)では空気気味だったのは、今回で決着したからか?
背中の傷痕は小さな子に斬られた痕。
山中に向かう春彦の前に現れたその少女?は、胡蝶三姉妹が操る幻影?幼い桃香か?
春彦に赤剣を持ってくるように泣き、せがむ。
胡蝶三姉妹の「あんたのママはジュナじゃない」とは、ジュナ=由美子として、あんたって春彦を指したのか幼い桃香を指したのか判然としなかった。
今回の事件は胡蝶三姉妹の陰謀か?
「上巳の歌会」で3人の魂が解放され三人官女の人形に還っていたので、何らかの因縁があるはず。
春彦の傷痕は幼い桃香によるものか、イサミヒコに斬られた後に転生したものかは分からないが、赤剣によるものだろう。

動き回るといえば寧々は桃花が捕らわれた事を察し、桃香を山中へ遣る。
崖から落ちた幼い桃香を抱きとめた春彦の腕の中で、その幼子の光が昇天したが、そのタイミングを見計らったように寧々の登場。
第1話でも全て終わった後に屋敷を出てゆく寧々の姿があった。
物語の狂言回しや語り部ともちょっと違う、何らかの力が遣わしたウォッチャーとかタイムトラベラーなのかもしれない。

演出面では陵辱を思わせるセイ=桃花の両手吊りシーンで、舐めまわすようなカメラのパンニングや悩ましげな桃香と由美子のマッサージシーン、全裸で笛を吹く真琴など手抜きなし。
直接的でない分、エロゲーよりエロかもしれない。
エンディングのコミカルなBGMに乗って、スポーツカーの章子が崖下に転落するシーンの演出意図は今のところ不明。

今回の「セイ独占事件」以外に色々とあるだろうから、キャラの相関とイサミヒコ救済への関わりも、もう少し見えてくるだろう。
本当に面白いけれども、この調子で2クールもレビューしたら大変。
ネット局が少ないため、レビュアーも少なく残念なところ。
意図したのかしないのか判然としないが、ゲームの発売も延期(5/25)された。

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桃華月憚 第3話「剣」

前話の歌会の前日を描いている。時系列は過去へ遡っている事がはっきりした。
上津未原の救済とイサミヒコの魂の救済のため、桃香が用いた剣「赤剣」をキーワードに、桃香の夢(別世界での記憶かもしれない)と母親の由美子の夢(これも同じ)がクロスしているような、いないような(自信なし・・・)

桃香の真琴への夜這いは、サービスシーン。真琴可愛いなあ。
「ヤミと帽子と本の旅人」のオナニーシーンを易々とクリアして、今回は桃香と由美子の近親相姦シーン。桃香が由美子の本当の子供だとすればだが。
由美子の胸に顔を埋め、そのまま布団の中へ。
直接的に描写は出来ないが、由美子の足の指の反りや指に絡む粘液とセリフで想像させている。
絵とセリフに比べて劇伴がコミカルなのは、意図的にエロアニメ化を自主規制したギリギリの演出なのだと思う。
しかし「濡れすぎ」って由美子が言ってるから、それは桃香の事なのだが、男が濡れるとは言わないからなあ。由美子が桃香を女と思い込んでいる設定なら、それでもOKなのだが。
由美子も母親と言うには若すぎるように見え、寧々の態度や第1話での様子から見ると本当の母親ではないのだろうし、この時点では由美子は器だけなのかもしれない。
桃香もイサミヒコ救済のために、作り出された存在かも。

歌会を翌日に控えた学園で、桃花と真琴の昼食シーン。
「もしもお別れする事になったら、どうする」と真琴に問う桃花は、自分の宿命を知っている。
鬼梗も桃香の前に出現したり、真琴に「最後の歌会、竜王の力を解放するが良い」と舞台の根回しに余念が無い。
竜王の力か何処かに封印されていた、たるろってじゃなくて小悪魔ユーリカ登場。
桃花に恨みがあるようだが、いずれ明かされるのだろう。
「次に会えたなら桃香ちゃんに飛びついてキスします」って桃花の言葉は、第1話の伏線がここで張られている。

「だろう、かも」の感想が多い。
ゲームが出たら買って試さないといられないような、なんとも絶妙の放送開始タイミングとシリーズ構成。ゲーム販促には役立つ作品だろう。

伝奇・耽美・エロの要素が強いものの、桃花のコミカルな仕草をはじめギャグも少々。人物の相関図と事件の因果関係が悩ましいものの、全体のバランスは良く飽きさせない。
グロとまでいかないが、桃香の夢の描写はシリアス。「ひぐらし」のような眼をしていると思ったら、今回の絵コンテと演出は今千秋。

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桃華月憚 第2話「歌」

オープニング曲「ゆめおぼろ」を唄っているのはキャストの三人、犬養真琴(喜多村英梨)with.守東桃香(伊瀬茉莉也)&川壁桃花(早見沙織)で、喜多村英梨がメイン。
アニメーションの世界観にマッチして、良い出来。

第1話では場面設定や背景が頭に入らなかったが、この第2話を見る事でようやく補完できた。
公式サイトでもあらすじは用意していないし、サブタイも抽象的で秘密主義なのは、どうやら時系列を逆にしているかららしい。
シリーズ全話が完全に逆順か不明だが、いずれにせよ素直な構成でない。
エピソードを前後・表裏に補完しながら、螺旋状に進む物語だろうか。
その螺旋の軌跡が描くのは、メビウスの帯かクラインの壺か?
原作ともいえるゲームはこれから発売(4/27)、メディアミックスとして同時進行なのでネタバレを避けているのかもしれない。

第1話のエンディングは時代がどれくらい下ったのか、海沿いの駅のホームで桃香と桃花が再会したのは、二人の願いが成就した本当の最終回だったのだろう。
魔界に沈みゆく上津未原(カミツミハラ)、今回は時代は少し遡るようだ。

「桃歌台学園」での歌会の儀式。真の儀式はその裏で行われる、イサミヒコ=桃香による消滅の儀式だろうか?
この儀式の目的のひとつは上津未原の救済にあることは、第1話の冒頭の桃香の独白と風景描写から察せられるが、何らかの理由により桃香自身の救済をも意図している、しかしそれを桃香は消極的に受け入れたフシが窺える。
消えゆく運命を理解していた桃花の消滅が、桃香の望むものではなかったからだろう。

桃香の従兄である春彦の許婚であった桃花。
桃香と桃花の関係が深まる様子を描きつつ、愛憎と陰謀が渦巻く過去へと話が遡るのだろう。
登場人物の相関は明らかでないところもあるのだが、メイドの寧々や生徒会長の鬼梗など一癖ありげなサブキャラ揃いで、ドラマに深みを与えてくれそうだ。
真琴は萌え担当でOK。

もしこのアニメ作品が、ゲームシナリオを最終のトゥルーエンド(桃香x桃花)から遡り、分岐点を暗示しつつイベントをこなしてスタートに戻るのであれば、かなり斬新で意欲的な試みだと思う。
確かに難解な構成ではあるのだが、CARNELIAN原画目当ての耽美的・微エロアニメだと思った認識は改めなくてはいけない。
今期のダークホース的な作品。録画はしばらく残しておく事をお奨めしておく。

ゲーム発売日を延期したのは、まさかアニメとの連動を計算したのだろうか?
ORBITのゲームはCARNELIAN原画から、女性にもおすすめ出来る(子供はダメです!)

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桃華月憚 第1話「桜」

レビューする予定はなかったのだが、見ちゃったので書いてみる。
原作はオービットの成人向けゲーム。
「顔のない月」につながる系列のようだ。「ヤミと帽子と本の旅人」に続き、オービットのROOTブランド作品は全てアニメ化されたことになる(「顔のない月」はOVA作品)
何で avex もここまで付き合うか不思議?

スタッフは前作「ヤミと帽子と本の旅人」と同じ。
前作の設定もシナリオも正直微妙なうえ、シリーズ構成も複雑だったので良い印象はない。
葉月(CV:能登麻美子)の自慰シーンばかり話題になった記憶がある。

今回も第1話から影絵ながら騎乗位シーンを描いてきて、狙っている。
でも全体的には女子向けな印象を与えるのは、CARNELIANのキャラ原案のせいだろう。
もともと女性ファンも多い。
オービット自体が彼女の会社みたいなものだから、自分のペースで商業化していけば良いのかも知れない。

キャラデの西田亜沙子も艶のある絵を描くので、この二人がコンビ組む作品は特定のファンには堪らないことだろう。私は片方なら良いけど、二人揃うと食い合わせが悪くて中る感じ。耐性がない。

そんなところに持ってきて制作はスタジオディーンで監督は山口祐司。
パンの多用と手持ち感を出す揺れの演出、舞う花びらやアウトフォーカスの背景など、動画枚数よりはエフェクトが命とも言える作風は健在。
変なところにグロス制作させない限りは、画は大丈夫だろう。

ディーンだったら、伝奇風シナリオと耽美的な演出に向いている。
ただ、サブタイとかアイキャッチとかツヅクとか、イチイチ断りを入れる演出は気持ち悪い。

ネットは3局だけ(BS朝日、東京MX、サン)
PCゲームの販促素材だと思うと、失望もしないかもしれないが、この先に超演出でもなければ、話題に上らず消えていきそう。
全話見るとは思うが、感想書くかわからない。

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