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カテゴリー「こどものじかん」の記事一覧

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こどものじかん 第12話「こどものじかん」(最終話)

「こどものじかん」1クールの落し所は、少年時代のトラウマを抱えたまま、脆く未熟な精神を持つレイジの黒化と救済をメインにし、原作よりもラスボスとしてのキャラを立たせている。
両親の死亡と親戚から厄介払いされて従姉妹の秋さんに世話になるまでのトラウマと、その秋さんを失ったショックが過剰なまでにりんを保護しなければとの偏愛につながっているのは、明確に描かれているので違和感は無い。
悪夢に出てくる刃物にもトラウマがあったようにアニメでは描かれている。
りんの鋏にパニックになり気絶する設定は大げさかとも思うが、何度も悪夢を伏線として張っていたし許容範囲。

学校を休ませられ、部屋の外から鍵と鎖で閉じ込められたりんが紙飛行機を折っていたのは、秋さんが死んだときに枕元で鶴を折っていた姿に重なり痛ましい。
しかし、窓から飛び降りもせずにレイジの帰りを待って、学校へ行かせてと真っ直ぐに伝えられるほど、りんは成長していた。レイジはりんのことになると、時間が止まったかのように秋さんの言葉に縛られている。
気絶した夢の中で秋さんから「りんが守ってくれるわ」と解放されるが、少々物足りない。
職員室のシーンでレイジに「大人に何がわかる」と言わせて、レイジの子供の精神を表に出して見せたから、子供のレイジを救済できるのは秋さんしかいない。
レイジを大人として描いていれば、青木と拳で語り合う展開になるのだろうが、そうしなかったのは岡田麿里らしいところ。

作品タイトルとサブタイトルが同じ最終回だが、大人たちが持っている子供の心、子供だと思っていた小学生に垣間見る大人の心、それぞれ映しあう鏡のように意味深長である。
作中時間では1年未満だが、その間に教師として揉まれながらも成長見せた青木先生。
心を閉ざしていたりん、黒、美々たちの成長も重ねて見ると、青木先生の「オレはいつの間に大人になっていたんだろうな」は感慨深い独白でもある。
「こどものじかん」は気づいた時には過ぎている。
青木を見送るりんの「ぎゅっとして」を思い直して「握手して」の言葉に、りんの心の成長と安らぎを見ることが出来る。新学年の頃はかまってもらい、抱きしめてもらうことで安心を得、あれだけ不安で不安定だったりんが驚くほど大人に見える。

白井先生が良い具合にキャラ立ちしてきたところでの終了は実に惜しい。
新学年4年生に進級したりんたちの姿も見たいものだと思う。
放送開始前のゴタゴタはあったものの、作品の本質に関係の無い騒動に懲りずにバンダイビジュアル・ランティス・ムービック・双葉社の製作委員会には、第二期を期待したい。
現在の教育の現場に横たわる問題の根の大きさも感じ取れるシリーズ構成と脚本だった。

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こどものじかん 第11話「みんななかよく」

たった地上波2局体制で放送してきた「こどものじかん」も大詰めの11話。
原作よりも早めに黒レイジが発動し、オープニング映像が示す通り。りんを挟んで青木とレイジが対峙する関係になってきた。見ての通り青木の存在を認識して以来、レイジは秋さんの遺言ともいえる「りんを守ってあげて」の呪縛が強くなってきたから、その手に持つ包丁の切っ先が当面の敵である青木に向けられる予感も当然。
レイジの虐待の記憶がりんに向かわない事を祈るばかりだが、過保護がいつの間にか失ってしまった秋さんの代償行動としてりんに向かうのが心配ではある。この辺は伏線が張られていたし、原作でもそのような感情を示唆している場面がある。
りんの極端な甘えと我侭の行動のブレの大きさを、家庭環境にあると感じ取っている青木先生だが、単にレイジ自身の問題として向き合うのかは、最終回のキモだろう。

ドッジボール大会後の体育倉庫。大会の中では前回トラウマを発動した美々へのフォロー場面は盛り込んで回収している。
外から体育倉庫に閉じ込められた青木先生とりん。
日が暮れ寒くなってきたところで、青木の膝に跨り密着するりんに、これ以上動かれるとヤバイ状況。修正が多いので良くわからない映像。
実はりんがケータイ持ってたオチで原作は終わるが、アニメ脚本では帰宅していないりんの行方を必死に探すレイジを重要な立会人に持ってきた。
逝った目のレイジ、無理に連れ帰ろうとするレイジに抵抗するりん、そのりんを見てもっと守ってあげなければならないと思うレイジの負のフィードバック。

一方的にレイジに殴られた青木先生に冷静になるように諌める白井先生は、キャラ立ちが遅いと言うかシリーズの尺が無くて残念なところ。この人の設定を掘り下げた上で黒ちゃんと絡ませると絶大な萌えキャラになるのだが、この楽しみは第2期に譲ることにしよう。
ボイン先生、小矢島先生の絡み方も、少し昔の学園ドラマ風な部分も感じられて好ましい。
りんたち小学生の心と身体の成長と、青木先生の成長、それを見守る周囲の状況と、コンパクトな世界の中で上手くドラマが回っている。

ラスボスはレイジで決まりのようだが、次回予告はりんの死亡フラグ・別離フラグを予感させるナレーション。しかし、これは釣りだろう。
大団円は無くとも、未来につながる苦悩と成長の日々を予感させる最終話を期待したい。りんたちと4年生のクラスで再会したいと願う。

そういえば、りんの赤いランドセルにDVD第1巻が付属してきたが、時間があれば無修正版のレビューをしてみたいと思う。

こどものじかん 1科目こどものじかん 2科目

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こどものじかん 第10話「ひとにやさしく」

青木先生の態度から子供として大切に見られる事と、女として好きだと思われたい大きなギャップを感じて複雑な心境のりんを引き続き描く「こどものじかん」第10話。
自称「おとな」のりんにとって、ボイン先生は恋敵。大人の嫉妬の黒い感情が、階段に立つボイン先生の背後から押そうとするが、それを押し止めたのは無垢な子供の心か。

「どうしたら好きになってくれるか?」「それは自分から優しくしてあげること」
ラストで階段で泣くりんをボイン先生がフォローすることで、この感情は救済されている。
逆に子供ゆえの無垢な残酷さを感じて、無力さを噛締めるのが青木先生。
ボイン先生との公園での飲み会をいたずらメールで呼び出され、怒る感情を押し殺して立ち去ることになる。りんの大人びた態度に、レイジとの特殊な関係を感じている。これはレイジが秋さんに抱いた感情をりんに摩り替えた黒い部分を感じたに過ぎず、りん自身の問題ではない。
その意味では、りんを中心に青木とレイジは合わせ鏡の対の関係なのかもしれない。
りんから「(私の事をこどもじゃなくて)女だと思っているからでしょ」と言われる青木に返す言葉が無いのは、図星だったから。青木自身が教師の皮を被って意識しないように抑えている部分であるから。

何となく黒ちゃんから気に入られた白井先生。子供の服装を見れば親がわかると。
りん、黒、美々の3人で服を取りかえっこする無邪気さだが、美々ちゃんに黒ちゃんのゴスロリ服は小さすぎ。見えてるパンツは規制。
青木先生が保健室でりんのリボンを解くと、それはひもパン。残念ながら、このシーンも規制。
青木にとってりんの服装から見える親とはレイジの姿。
教師として自信が付きはじめたと思う青木にとっての難敵は、レイジかもしれない。

教師仲間として青木に対するボイン先生も白井先生もなかなか良いキャラ立ちしてきたが、1クールでは充分ではない。3年生を1クールで描くのだろうが、りんたちと新任教師の青木のキャラ立ちで精一杯。原作コミックでは4年生から味のある展開が続くので、そろそろ第2期についても放送枠と製作問題を整理して視野に入れてもらいたいところ。

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こどものじかん 第9話「やきもちドリル」

「こどものじかん」第9話は、児童への指導方法や子供心に抱く嫉妬など比較的重い話で、終盤のヤマ場と(たぶん)大団円に向けての意味のある回。
性的好奇心をそそる描写ではないと思うのだが、冒頭から大幅自主規制カットの連続。
美々の巨乳いじり、ゴム袋入りのアイスキャンディー舐めなど、ちょっと知恵のついた女子児童ならばやりかねない行動をクローズアップしているのだが、この誇張具合がお気に召さない方が多いらしい。
女子小学生の日常を表面から淡々と描く癒し作品ではないのは確かで、その行動の尖った部分と新任教師がブレながらも成長する様を刺激し合いながら構成してゆくから、この振幅の大きさがダメな人は受け入れがたいのかもしれない。

白井先生の厳しい指導方法に若干感化されたか、青木先生も自主学習の時間の過ごし方にたがをはめる。当然のごとく反発するりん。
その反発に輪をかけるのがボイン先生がファミレスに青木先生を誘ったこと。このファミレスは下石神井のサイゼリヤがモデルだと思われる。
翌日の自主学習はりんの復讐タイム。青木先生のネクタイを手すりに硬く結んで行動不能にしてから、勝手に鬼ごっこはじめて校内を騒ぎ回るものだから、レイジが学校に呼び出しうける羽目に。
レイジの側は最近のりんの変化から青木の指導方法を疑っているものだから、問題児扱いにかえって反発。

風邪気味だった青木先生は心労もたたったのか、ダウン。厳しい白井先生の代講に青木の復帰を待ちわびる児童たち。黒ちゃんだけは白井先生の厳しさに尊敬の表情を窺わせているから、もう少し白井先生のキャラ堀下げを期待したいところだが、シリーズ残りの尺で余裕はなさそうだ。
そんな青木のアパートへお見舞いに、りん・黒ちゃん・美々ちゃんの3人。
布団を干したり部屋の掃除をしたりと世話をするのだが、昔の写真を見つけて処分するあたり、りんは元カノを気にする恋人の心境と変わらない。
しかしお菓子で食事の代わりをさせようとするあたり、尋ねてきたボイン先生のおかゆ作りと比べて、自分が子供であって大人とのギャップがある事を思い知らされることになる。
青木先生がかまってくれるのは、りんが子供だからで大人として見られていないからだとも。
浴室で自分の胸を揉んでも大人になれるわけではない。
そんな子ども扱いが気に入らない、また恋敵と思ったのか階段に立つボイン先生の背後に忍び寄るりんの影。

今話はコミックス第2巻と第4巻を中心に、大人に近づきたいりんのやきもちエピソードと白井先生の指導方法など巧みに構成している。
制作はスタジオコメット。

こどものじかん 1 (アクションコミックス)こどものじかん 2 (アクションコミックス)こどものじかん 3 (アクションコミックス)こどものじかん 4 (アクションコミックス)

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こどものじかん 第8話「だっこしてぎゅっ」

ビジュアル的には男装のりんに萌えるべき回。シナリオ的には教育の場と家庭で、子供の心と体を抱きしめる事の大切さと難しさを考える回。今回は白井先生を使って上手く表現している。
職員室で白井先生の「スキンシップは親の仕事」に対して小矢島先生の「あなたはあまり抱きしめられたことが無いようだ」
これは、白井先生がなぜ厳しい態度で児童に接するのか、この先の回であるだろうエピソードの伏線になっている。
そして青木先生は帰り道に思う「じゃあ親の無い子はどうすれば…」
りんの母親が亡くなっている事が第6話で明かされているからこそ、今回の話が重い意味を持つ。

黒ちゃんたちの回想シーンでは1年生になったばかりの頃、母親が亡くなったショックから声が出ないりんの無表情な様子。母親が息絶えた床で鶴を折るりんの第6話のシーンが蘇る。
それを黒ちゃんは持ち前の尊大さと子供の無邪気さからか、りんを着せ替え人形のように扱おうとする。着替えさせようと脱がすりんの服は、母親が作ってくれたもの。抵抗する心の中の声にならない声がかろうじて口から絞り出される。
この頃から美々は内気だが、天然なのは変わらない。りんの「女の子にもXXXXXがついている」を信じ、美々が自分のモノを確認するところは修正されている。

むやみに女子児童にくっついちゃいけないと、白井先生から指導された青木先生。もはや日常となったりんのちょっかいを意識して遠ざけるが、りんも以前のようなりんではない。
りんが夏休み前と比べて成長したと思うのは、かまってくれない青木に単純に反抗するだけではなく、知恵を働かせて代替案を考えること。
男装して男子と一緒のドサクサで青木先生にじゃれつくアイディア。
黒ちゃんのメイクで昼休みに、男装になり校庭の青木に突撃するも、水たまりに濡れてシャツを脱がされる。画は修正されているが、原作では乳首まで青木先生に見られている。

結局は長い髪が青木先生のネクタイに残っていてバレた訳だが、青木先生に抱きつくりんの「怒られても叱られても、かまってくれないよりいい」
それを遠くから見る白井先生、家に帰ってから居間で眠り込んだりんの泣いた跡を勘違いするレイジ、レイジに抱きしめられながらも青木の夢を見るりん、各キャラクターの想いとすれ違いが現実の重さを感じさせる、短い尺の中にも見ごたえのある回だった。

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こどものじかん 第7話「りんかんがっこう」

いま手元にコミックが無いので不確かだが「こどものじかん」第7話は、ほぼ原作どおり。
前話のりんと母親の秋さん、そしてレイジにまつわる過去話から一転、いつもの調子に戻って青木先生を弄る3人組。緩急つけて良い具合にシリーズ構成されている。「護くんに女神の祝福を!」のシリーズ構成の時は良い評価をしなかったが、このシリーズの岡田麿里の構成は良いと思う。

子供らしく無邪気で、そのくせ背伸びして大人になりたい少女たちの日常を描写しているが、青木先生をからかう下ネタが多いのは、女の子の方が耳年増だからか。疲れて眠る青木先生を膝枕して母親のような目で見つめるりんの表情も見逃せない。小悪魔のようにコロコロと変わる心と表情を細かく織り込んでいる。

今話は夏の林間学校のお話だから、定番エピソードで大部分構成されている。
生徒一同は西武電車で飯能へ。登りで遅れる3人組をかついだり、夕食の自炊準備、キャンプファイアー、枕投げなどはありがちだが、サバトの儀式は無いだろう‥

そんな定番エピソードで終わるはずも無いのが「こじか」
りんは青木先生とヤル気充分で自宅でしなを作ったり予行演習済。電車内では逆痴漢、男湯覗き、青木先生のバンガローに侵入し夜這いなど、要所要所を締めてくれる。
りんちゃん大好きな黒ちゃんも、今回は比較的マイペースというか青木先生に慣れてきたからか、攻撃的な態度は潜めている。
美々ちゃんもポジションが固まっていて、ガマンできずに藪の中でおしっこ、男湯覗きから逃げ遅れて青木先生の腰から落ちたタオルの中を目撃など、ドジッ娘ぶりを遺憾なく発揮。
ボイン(宝院)先生は青木の先輩であろうとしたり、遠まわしに好意を伝えてみたりと、いじらしい立ち位置にいるが、なんと言ってもロリの極北作品ではサブキャラに過ぎない。これ以上の進展もなさそう。

最後は青木先生の股間を、りんのよだれが濡らして誤解エンド。
ドタバタの中にも、徐々に青木先生と児童たちが打ち解けてゆく様子を垣間見せてくれる。
相変わらず音声の修正(多分ドーテーやホーケー)は多く、下着シーンなども修正されていたが、女児のバック全裸程度なら問題ないらしい。浴室の脱衣場だったら必然のシーンだからだろうか。
岡田麿里脚本、セイオクやスクランやっていた佐藤まさふみ絵コンテ・演出。
スタジオコメットのグロス。女児向けや原作付き作品では良い仕事をしている印象を受ける。

こどものじかん 1科目こどものじかん 4 (アクションコミックス)こどものじかんファンブック (アクションコミックス)

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