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カテゴリー「D.C.~ダ・カーポ~」の記事一覧

D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~ 第12話「記憶の淵」

登場キャラクターも減り始め、義之消滅カウントダウンの「D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~」第12話。
表向きは正義の魔法使いとして、義之を救うための資料探しを一人続ける音姫と、それに対照的に積極的に義之に関わる由夢。
由夢ルートのエンドとも言える前半の物語は、未来を知る「予知夢」の能力で、義之が消える運命を知った時からの由夢の秘められた感情を一気に吐き出した。
既に渉たちから見えない義之にとって登校する意味は無くなった。限られた時間を由夢とのミニデートで過ごす一日。誰にも見えない義之とのデートに、由夢は人目をはばかる必要はない。最後に訪れた由夢の幸せな時間。

「運命は変わらない」
義之が夢で見た学校の屋上で、夢からの告白とお別れ。消滅のシーンを音姫に振って、由夢ルートを上手くまとめた感じだ。「早く逝って、兄さん」と誤変換するMS-ME2002こそ、逝って良し(古っ!)
「早くイッて、兄さん」の脳内変換も、この感動シーンには似合わない。

義之が駆けつけた「枯れた桜の木」
その下に音姫の芝居がかったセリフ。訪れつつある消滅の時を前に、崩れ落ちそうな気持ちをそれで支えているが、堪え切れずに泣き出す音姫の目前で義之は消えていった。

このまま義之消滅で終わらせても良い気がするのだが、次回、最終話はエピローグというかフォロー回だろう。
原作ゲームシナリオに影響されるから、アニメオリジナルエンドは難しいだろうが、今後も閉ざされた初音島での輪廻を描いて行くのであれば、音姫・由夢ダブル妊娠エンド(義之が生殖可能であるならば)でクローズしてD.C.IIIにつないでも面白い。そんな構成に出来ないだろうことは百も承知で言ってみる。

アップでのキャラの変化に効果的に動画枚数を奮発している。音姫、由夢ともに堪えてから泣き崩れる表情の変化、揺れる髪やスカートの細やかさが際立っている。止め絵や回想シーンなどで上手くバランス取って全体で総枚数を増やさない、でもゲームフォーマットから見慣れているファンには高品質に見えるところがfeel.の巧みさだろう。
原画に細田直人がいたり、二原も動画も多くに撒いているが作監補もしっかりしているからか不安のない仕上がり。

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D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~ 第11話「枯色の島」

音姫が魔法の桜の木を枯らしたけれども、義之は瞬間的に消滅するわけではなく徐々に周囲の記憶から消えてゆく。肉体の消滅の前に、義之のアイデンティティの消滅を残酷に描く「D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~」第11話。
付き合いの浅い者たちほど早く記憶から消えてゆく。久しぶりに登場のななかからはほとんどスルーとは酷いが、第二期での扱いからしたら仕方あるまい。まゆき委員長からは不審者扱いだ。
親しかった渉や杉並、小恋、杏、茜の記憶からも少しづつ消えてゆく。
桜に願った力が消えて、杏の記憶力が悪くなっただけではない。杏と茜からはナンパ師認定される。
小恋に渉の言う「まさか昔付き合った男とか?」にはへこむだろうなあ。
「さくらさんが消え、俺が消え、そして誰もいなくなる…か」
オイ!義之、前作主人公の純一爺さんはスルーかい!お前も結構酷いぞ。

滅びの前のつかの間の幸福と痛みを感じているのは由夢だろう。
皆の記憶から義之が消えてゆくほどに、由夢と義之が腕組み歩いたとしても誰も関心を持つことはない。
行き詰まり悩む正義の魔法使い姉から主導権を奪えるか、空気妹。
初音島で生きてゆけなくなっても、朝倉家の閉鎖空間とか由夢の夢の中で生きて行けばいいと思うよ、義之。

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D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~ 第10話「夢の終わり」

人々の黒い願いも飲み込んで暴走し始めた枯れない桜。木と同化したさくらも制御できず、純一も力にはならず。最後の頼みはシリーズ直系の「正義の魔法使い」音姫だが、桜を枯らすことは義之が消えることを知っているからこそ踏み切れない。
渉たちの励ましを背に、初音島の中を音姫を探し回る義之。
しかしながら義之の夢の中に現れたさくらが全てを解説してくれたのは、親切なのかシナリオが楽なのか微妙ではある。
全体にリリカルすぎる演出で、特にBパートは感動以前に眠くなる。
盛り上げが足りない気がするが、残り3話あるから何とかなるだろう。

逡巡する音姫に前に現れた義之との会話も、桜を枯らす決断に至るまでの音姫の内面の描写が甘いと思うけれど、ともかく桜は枯れたみたい。
義之が消えるのか、隠れて見つめていた由夢が何らかの力を出すのか。
結末はわからないけれど、ここまできたら由夢の夢オチでもかまわない。
これで義之が消えたとしても、音姫が義之を取り戻すために桜を咲かせる研究をする「D.C.III. ~ダ・カーポIII~」の伏線が出来たから、曖昧にまとめておけば良いかもしれない。
箱庭マッチポンプアニメの伝統を裏切る結末だけはないに違いない。
今話はワオワールドのグロス。やや線の甘いキャラが特徴的。

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D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~ 第9話「壊れゆく春」

初音島に起きる事件を止めるため、さくらが枯れない桜の木に同化するものの事件は止まらない「D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~」第9話。
さくらの試みは失敗だったのだろうか。
「事件は止まらない」と書いては見たものの、この話数で我々に明示されたのは事件に結び付けるには些細なこと。
登校時に道路の反対側に小恋を見つけた義之。赤信号を無視してか気付かずにか、道路を渡りかけて水越先生の車にはねられそうになる義之。音姫が気付いて避けることが出来たけれど、事件と結びつけるのは音姫の思い過ごしかもしれないと考えるのはどうだろう?
「正義の魔法使い」が、その言葉に囚われて自ら事件を生み出して終盤に繋がるとすると面白いのだが。

しかし純一じいさんも、さくらが枯れない桜のコントロールを出来ていないのに気付いているし、エンドでは木から怪しい黒い願いを発散しているから、音姫の自演って結果でも無さそうだ。
饅頭出すくらいの力しかないかったるい純一が「大人が背負うべきことだ」と自分も枯れない桜の木に同化したのは一見カッコよい。前作から音夢とどうなったのかはわからないが、実は純一はさくらと添い遂げるつもりで消えていったのではないかと思うと、ちょっと嫌な気もする。

終盤に向けてタメの回だが、ヒロイン音姫の心境の変化を追うだけで、あっと言う間に終わった感じだ。
いつもの「弟くん」に対する姉・生徒会長の立場から離れて、義之の運命を知ってしまった苦悩、秘密を抱えて義之につれない態度、びしょぬれの帰宅、純一への心境の吐露と、一連の音姫の行動が新鮮に感じられる。それを演技する高垣彩陽も上手くなったと、珍しく褒めて締めてみる。

今回はA.P.P.P.(アナザープッシュピン・プランニング)のグロス回。

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D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~ 第8話「さくらんぼとお兄ちゃん」

枯れない桜は魔法の木。人の願いを叶えるその力は、さくらの外部フィルタリングにより邪悪な願いを除き、良い願いだけを叶えてきた。桜井義之は、さくら自身が枯れない桜に願い生まれてきた。
枯れない桜を通し、初音島の人々の願いと運命、義之まで生み出したさくらは、この島で神の存在。
設定を一気に放出してきて、やや消化不良に感じる「D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~」第8話。
前期が学園編で全く伏線になっていないから、この後期の展開に感情移入も難しいし、制作もロジカルに展開できずに、絵はひたすらリリカルに演出するしか無いだろう。
枯れない桜とさくらの直接の伏線は、無印「D.C.」や「D.C.S.S.」に繋がるから、こちらを見ていないと理解が難しいかもしれない。

さくらの決意を知ってか、さくらの髪を切る純一も無言。
義之を消さないために、自分が枯れない桜に取りこまれて内部でコントロールしようとするさくらだが、成功したのだろうか。さくらも純一も過去の経緯に触れていないので、現段階では説明不足。
なぜさくらが義之の誕生を願ったのかが謎のままだから…

事件の核心は過去に遡るから、登場人物はますます少なくなりそう。
未来を予知する由夢、その由夢が義之の夢の中で別れを告げたのは、義之が消える正夢か。
さくらの行動を不審に思った正義の魔法使いの音姫が出来ることはあるのか、後半に活躍するのだろうか。
最後は総キャラ登場で大団円として欲しいところだが、このシリーズにはそんな伝統が無いから気になるところだ。

置手紙を残し玄関を出るさくらに気付いた義之。
そんな義之に抱きついて「充電完了!」はいいけど、ミニスカの中は黒塗りなんですね、さくらさん。こちらは充電不足です!

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D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~ 第7話「変えられない夢」

「正義の魔法使い」として初音島の怪事件に挑む音姫シナリオと「予知夢」で自らと義之の運命に抗う由夢のシナリオを織り交ぜて「D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~」は進むが、第7話は年末年始と由夢の誕生日イベントで展開してゆく。

久しぶりにさくらさん登場で大晦日の鍋を囲むが、島の事件の対策会議とは言え年末年始に学園の役員会とはいかにも怪しい。島内の聞き込みで事件現場で目撃される「金髪の少女」の情報から、さくらさんを連想しない義之と音姫はもっと怪しいが、わかり易い伏線を提供する方針に異議は無い。
家事を中心に何かと音姫と由夢を比較して、由夢をツンツンさせるニブチン義之の行動パターンも物語のわかりやすさと同時に、シナリオと演出の単純化に寄与している。

由夢の誕生日に気付かない義之、当日まで何も言わない音姉、予知夢が覆るのを期待して自らの誕生会の料理をする由夢。
由夢へのプレゼントを何とか用意した義之が商店街の防火シャッターに閉じ込められ、携帯も圏外になり由夢への連絡も取れず、約束の時間に間に合わなくなる、突然我が身に降りかかる初音島の異変。
「運命は変えられない」と思いつつかけた期待も潰れた由夢には、色々とお約束過ぎるバッドエンドフラグの数々だが、次回にフォローがあるようだ。
事件現場でさくらの姿を目撃した音姫の「正義」の行動も注目されそう。
初音島の閉じた世界の中で、ますます狭い朝倉家と枯れない桜の世界へ先祖返りしてゆく第2期だが、この世界の閉塞感と既視感も慣れると心地よく感じるだろう。

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D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~ 第6話「桜迷宮」

時系列ではスキーのあと、冬休みに入ったらしい初音島での義之と音姫のミステリー調査の回。
前回は由夢の予知夢が、シリーズラストで本線に関わる伏線と言う感じだったが、今回は本線の義之&音姫の正義の魔法使いチームがメイン。朝倉姉妹がメインみたいだけれど、きっと狂言回しの役者に過ぎなくて、真の主役はさくらだろう。

探偵ごっこ中心でキャストも少ない回。
枯れない桜の秘密を探る二人に、純一爺さんの語る50年前の不思議な事件の想い出と桜が枯れていたこと「(桜が)枯れないことの不思議」のヒント。
純一爺さんの回想は、D.C.S.S.のヒロインたちの想い出を語っているが、年寄りの戯言のように聞き流された。音夢はどうなったんだろう?さくらの事を話さないのは不自然だけど。

桜に願いをかけると何でも叶う噂を、杏が自分の体験を一般化して二人に話すが、杏のお当番回の様子で事情を知っていた義之だけが、杏の実体験だと気付いた。
病気で記憶力の悪い、親に捨てられた子の「誰よりも記憶力が良くなるように」との願いを桜は叶えていた。

二人で「(忙しい)さくらが早く帰ってきますように」と桜に願いをかけたけれど、呪いにならなければいいけど。杉並や杏に対しての義之の対応は死亡フラグが立っているようにも見える。
イベントを挟みながら、最終回に向けて一つずつフラグが立つ展開か?
由夢が不機嫌そうな表情の裏に隠す未来には、何があるのだろうか。
動きも少なく破綻も無い、スタジオガッツのグロス回。

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