minoriのPCゲームが原作で、コンシューマ版経由でのアニメ化でないのは珍しい。
しかし同社の「Wind -a breath of heart-」もPC版を原作としていたから同じ流れ。minori 原作のアニメ化は2本目になる。
原作シナリオの御影とキャラ原案の七尾奈留のコンビはCIRCUSでの「D.C. ~ダ・カーポ~」以来だが、あちらはあのように変化して3度目のアニメ化となって今期放送中。
アニメ化ではチャプター仕立てで青春群像を描く意図があると思うが、オシャレに振りすぎているかも知れない。
新房監修、大沼心監督、シャフト制作の色眼鏡で評価するわけではないが、演出には彼ららしさは感じる。
minoriと言えば、新海誠のオープニングムービーだが、さすがにそれを使うことはしていないものの、美術(背景)も実写スキャンを取り入れて、雰囲気は出している。
第1話としては取っ掛かりの悪い構成で、キャラ紹介や舞台説明には不十分であるのだが、目指す方向は理解できる。
ちなみに私は原作ゲームはプレイしていない。
AパートとBパートは同じ構図で設定を変える、または視点を変える構成になるのだろうか。
教会のシーンでは紘が会話する相手が変わっている。
同じように主人公とヒロインもチャプターまたはパートで変わるような感じで、紘と眼帯少女千尋がメインで話が動くのでもなさそう。
ひったくり被害者のみやこと紘、紘が不在の家で景など、登場キャラクターそれぞれがシミュレーションゲームのように独自のシナリオで動き始めており、それぞれが交わり始めるところが構成の見せ場なのだろうと思う。
ネタを仕込みたくなるのは最近のシャフトの習性みたいになってしまったが、ボートはいらんだろう。今ごろは絶望したり、ひだまったり、名簿流出ネタをどのタイミングで仕込むかなど考えているに違いない。まあ程々に願いたい。
エンディングイラストは、あぼしまこ。予告イラストは既にベテランの七瀬葵。この路線で作家を選定するのだろう。
原画には「卒業 ~Graduation~」「同級生」で一世を風靡したイラストレーター竹井正樹がいたが、「さよなら絶望先生」に続いての参加。本格的にアニメーターに戻るのだろうか。
