「プリズム・アーク」第8話は久々に良いパンツ回、いや大張コンテが堪能できる回。
アングルやフレーミング、フォーカシングなどカメラワークも冴えている。豊富な動画枚数ではないが、リズムの良い画面切り替えで退屈しない。そして日常シーンでは、プリーシアのパンモロカットで中だるみを防ぐ巧妙さに感心させられる。
前回の実践訓練でサブルム軍と「天使」に敗退した騎士の卵たち。
アーク・グラディウスで味方を救ったハヤウェイは意識不明の病床。少しは殊勝な態度になるかと思われたプリーシアだが、自分のせいだと思い込んだんだろう、いわゆるレイプ目状態で街をさまよい、本当に男二人にレイプされそうな目に遭う。
割って入ったのはアクティだったか?盛大に自爆して役立たずだったが、もう少し事が進んでから出て欲しかったと思うのは不謹慎だろうか。
今回のメインはプリーシアを助けたテレサ。単なるトマト栽培が得意な修道女にしては腕が立つ。
プリーシアのペンダント見て何かわかった様子だし、回想シーンで子供たちと怪しげな研究施設が登場したから、何らかの過去から逃げてここにいるのだろうと想像される。誰かが教会を訪れ、多分同じ人物(クレジットだと新キャラのエコーか?)がキザーロフの元を訪ねたから、テレサもエコーも過去に共通点を持つ元騎士なのかもしれない。
テレサがトマトを施した子供たち(孤児なのだろうか)からクロスをプレゼントされ、反射的に払いのけたのも過去に子供や信仰に関する忌まわしい記憶でもあるのかもしれない。
過去シーンの培養器にあったのは「天使」のもとなのだろうか?
そんなテレサの元に身を寄せたプリーシア。
プリーシアの何かを守りたいという自己犠牲の下の自己欺瞞を、トマトの生育に比喩されてテレサから切って捨てられるのは、何だか哀れだ。
プリーシアの成長物語にフォーカスされたパートは、ゲーム原作のシリーズ構成の成せる業か、もたついた感じになる。
ある意味ではハヤウェイも主人公だから、シナリオの融合が難しいのかもしれない。
そういえばブリジットがハヤウェイを王位継承者だと確信したようだが、アーク・グラディウスを使った活躍で誤解したのだろうか?最初は行方不明のお姫様を探すのが任務ではなかったっけ?
視聴者のミスリードを仕掛けたんだろうか?
リッテ先生も時折見せる表情で、メガネの奥に潜ませた秘密を持っていそう。
脚本:米村玲香、絵コンテ:大張正己、演出:黒田晃一郎
アニメーション制作はアゼータ・ピクチャーズのグロス。



