原作コミックスは読んでいないので想像なのだが、次女の夏奈の天然的空回りが引き起こす騒動と姉妹・周囲の反応を中心に描いて行くのだろう。
夏奈のいじられ役であるかのようなクラスメイトの藤岡が良い味を出している。
好意を好意と気付かぬような、気付いての高等演技のような夏奈の態度が、さらに妄想と騒動を増幅する構成は、今のところ効果的だ。
そういえば夏奈と藤岡は、グレンラガンでのヨーコとシモンのコンビでもある。
格好いいけど微妙にヘタレた少年役に、柿原徹也のキャスティングも良い。ブライト様とレヴァンティンくらいしか知らなかったが、今期は他作品でも活躍が目立ってきた。
夏奈の「人間味あふれる」テストの点数の話と、藤岡を夏奈が家に連れて来て始まる勘違いと妄想話を上手くつないでいる。
三姉妹の父親がいない理由も、それとなく伏線を張っている。
春香が藤岡の雰囲気が父に似ていることを言うと、父の記憶が無いらしい千秋が藤岡の膝に乗り懐いた感じを出しているのは良い。
でも千秋は藤岡を父親の代替として見てない雰囲気もある。千秋にとってはペットとか下僕扱いの予感もするし、藤岡を巡っては次女夏奈との鞘当てもあるのだろう。
脚本:杉原研二、絵コンテ:おざわかずひろ、演出:矢花馨
前半のテストの答案を返却されるシーンは、各科毎に描いているためか間延びしてる。ちょうどスカイガールズ第16話が矢花馨の演出で同じような印象だったし、日常の日々を描く演出は得意ではないのではないか。「夜明け前より瑠璃色な」第3話のキャベツ回は彼の演出だったので、記憶に残っている。


