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カテゴリー「true tears」の記事一覧

true tears 第6話「それ…なんの冗談?」

サブタイは、比呂美の告白に眞一郎の呆然のつぶやきの「true tears」第6話。
好きでないのに眞一郎からの頼みだからといって、三代吉と付き合うことの居心地の悪さに耐えられない愛ちゃんの気持ち。
雪になぞらえた比呂美の「好きなものを好きでいられなくなるつらさ」
そんな比呂美を見透かしたかのように、確かめるかのように比呂美に近づく石動純。
彼は眞一郎から頼まれたからといっても、自分のカードを出し切ることはしない。逆に眞一郎には有効なカードがないままの不安定な日々。
石動純はいかにも厭味な態度だが、比呂美の気持ちが眞一郎に向いている事を察して「妹(乃絵)は誰にも渡さん!」と変な確信を抱いたのではないだろうか。
泥沼と言うより少年少女の純粋な機微を描いている。

その泥の深い部分は、今のところでは眞一郎の母が引き受けた形。
引き取られた比呂美を疎んじるのは、比呂美の父は自分の夫の不貞の結果だと断じているのだが、真実は如何に?しかし比呂美の母を憎むあまりに娘まで憎む理由は、それが真実か否かは別として何らかのエピソードとして語られるのだろう。
比呂美義妹ルートだと、この先のシナリオの落ち着きは良いのだけれど、比呂美の涙の救済が難しくなるだろう。眞一郎母自爆では救済にならないし、眞一郎による救済は他のヒロイン、特に乃絵との整理が難しいところ。
「眞一郎君のお父さんが、私の本当のお父さんかもしれないって」「言っちゃった…」
月光の下、比呂美の告白のシーンは劇伴とともに、最大の見せ場。

しかし、それを受けたあとの乃絵のお尻フリフリと油虫の引きには脱力だが、最もピュアなヒロインとしては相応しいカットかもしれない。
比呂美の側は少しネタが出て来たが、シスコン石動純と乃絵の側がもう少し出てこないと眞一郎の苦悩は描ききれていない。次回の取っ組み合いが、それを加速させるのだろうか。
気持ちを偽ることの重さに気付いた愛ちゃんの行動も気になるところ。鈍い三代吉も気がついてしまった今、眞一郎と三代吉の友情の行方も気になる。

リフレクティアセカイノナミダtrue tears オリジナルサウンドトラック

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true tears 第5話「おせっかいな男の子ってバカみたい」

木登りが好きでランドセルを背負っているヒロインだからといって、生霊だったり昏睡したりはしないと思う「true tears」は第5話。
涙を預けた理由や眞一郎の描く絵本から、天使に見えなくはない石動乃絵。
その兄の「妹と付き合ってくれないか」に眞一郎は、「比呂美と付き合ってくれといわれたら」と問いに問いで返し明確な答えを出さない。
造り酒屋の跡取り、同居の同級生、親友の彼女、涙を預けた少女のしがらみに眞一郎の心の逃げ場はあるのだろうか。
楽な方に逃げるか敢えて困難な道を歩むのか、晩秋から冬に向かう富山の景色を舞台に祭りの踊りをからめながら準備は整った。

はじめて比呂美の部屋に入った理由は蛍川の4番、乃絵の兄が興味を示した事を伝えるため。
そんな眞一郎に「おせっかいな男の子ってバカみたい」
ご丁寧に比呂美サイドからの視点でリピートして、乾いた仲上家の生活の中で彼女の心が求めているものを暗示している。
この一件で、眞一郎もおんぶ野郎として迷惑フォルダに分類されたフシがある。
前半は一緒に下校してマフラー貸してもらったり、いい感じだったのだが…
マフラーといえば、愛ちゃんが編むマフラーも後ほど波乱を呼びそうな予感が。
三代吉のためとは言いながらも、愛ちゃんの「開けないで」の引きは意味深。

グランド階段での昼食に割り込んだ乃絵のこと、比呂美は相変わらず変で迷惑な感じで描写している。
乃絵の視点では、踊りの練習と言って誘いを断りながら比呂美と帰る眞一郎に不信感。翌朝ウインナーを炒めながら「みんなは嘘つき」
踊りの練習で輝く眞一郎で少し見直したようだが、翌日の昼にいなかった比呂美とはこれでまた疎遠になるだろうか。
この時点で比呂美の方は一人バスケ練習。眞一郎の母から言われた「一緒に外を歩くのはやめて欲しい、ただでさえ一つ屋根の下に若い男女が…」が頭に残っているだろうし、仲上家にいる理由と両家の両親の過去をどの程度知っているのか、心に重くのしかかっているものを振り払おうと言う気持ちの表れだろう。

乃絵視点では輝きはじめ、涙の価値が出てきた眞一郎も、比呂美への「真心の想像力」は全く欠如したまま。まだ彼女に哀れみと過去、そして学校での明るい優等生の外見だけで、対等な視点で見ていないのが原因だろうか。
混迷が加速した第5話だが、写真から切り取られた湯浅比呂美の母の顔から、徐々に過去話も明らかにされるか。眞一郎母が比呂美、もしくは比呂美母を良く思わない理由も。

脚本:西村ジュンジ、絵コンテ:西村純二、演出:許琮
UNION-CHO のグロス。ちょっと粗が多いが我慢できる範囲。

リフレクティアセカイノナミダ

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true tears 第4話「はい、ぱちぱちってして」

湯浅比呂美が封印した過去から石動乃絵が預けた涙の理由へ、序盤は愛ちゃん(安藤愛子)が引っ張る「true tears」第4話。
眞一郎の乃絵おんぶと比呂美の4番が好きでギクシャクした関係にいたたまれずに、休日の眞一郎は一人海へ。比呂美の意中の人は乃絵の兄だが、これも涙と想い出を封印したままの比呂美にとっては眞一郎の代替でしかないのかもしれない。比呂美が純粋に泣ける日が来るのはいつの日か。
「その眼、あなたの母親にそっくり」眞一郎の母親が比呂美の母を憎んでいるのは、次回予告で顔が切り取られた写真からも察せられる。眞一郎の両親、比呂美の両親は4人で学生時代からの友人のようだが、憎むに至る理由は、この先に明らかになるだろう。比呂美の実の父は眞一郎の父だと言うのがわかりやすい設定だが、今のところはなんとも言い切れない。
眞一郎の絵本作家への夢に理解ありそうな父と、仲上の跡取りとして縛りそうな母の関係も注目される。

比呂美の事でぬか喜びさせたと愛ちゃんを責める眞一郎だが、元々は眞一郎の勘違いで愛ちゃんに罪はない。愛ちゃんは自分の気持ちに忠実に例え話を述べただけ。
お詫びする風に、実は嬉しそうに眞一郎を買い物に付き合わせる愛ちゃん。三代吉とくっつけてやったと言う眞一郎に「大きなお世話」とは、今の愛ちゃんにとっての本音だろう。眞一郎への気持ちを抑え、三代吉と付き合うふりを続け、姉のような立場のままで眞一郎に接し続ける事が出来るだろうか。
街を歩く眞一郎と乃絵を見つめる愛ちゃんの表情が微妙だ。

ぬか喜びから立ち直れない眞一郎の「ヘボ涙」では乃絵とっては収集対象にもならず、公園の池で眼を強制洗浄するのが関の山。しかし比呂美が持っているであろう涙には興味を示したようで「仲良くなってあげてもいいわ」
これは乃絵の「真心の想像力」で察する事が出来るようだが、ニワトリの餌の味は想像力の範囲外らしい。口に頬張り涙目の乃絵の表情は、古典的な表現方法だが可愛らしい。
乃絵が涙を預けたのは亡くなった祖母。大きめな彼女のコートは形見の品のようだ。乃絵が預かる涙は純粋な涙でないとならない。
そんな乃絵と付き合ってくれと、眞一郎に突然の乃絵の兄。
悪意で考えると比呂美から眞一郎を引き離すつもりだが、シリーズのコンセプトからは今までの妹の事を考えた上での兄の思いやりと考えておきたいところ。

ヒロインたちと眞一郎とのフラグが立ったり消えたり、愛ちゃんと三代吉、比呂美と乃絵の兄(石動純)の各フラグの明滅が激しく感じるが、限られたシリーズの尺の中で慌しいのは致し方ないところ。
雷轟丸からの乗り換えにせよ、今のところ乃絵だけは純粋に眞一郎のみ見ている。
眞一郎ハーレムに感じないのは、このフラグスイッチが自然に切り替わっているから。
長いシリーズでゆったりと日常生活を描きながら、キャラたちの心の行方を丁寧に描けるかと言うとそれも難しいところ。シリーズのテンポはこのくらいで悪くないだろう。

パンツ要員は比呂美か?
今回も着替えシーンを披露してくれたが、洗面所兼脱衣所が出現ポイントだからマークしておきたい。
主人公視点では家庭が最大の日常の場所だから目撃も多いのはわかるし、学校と家庭での彼女のギャップを上手く表現できている。
洗顔剤を歯磨きを間違えた眞一郎を笑う、彼女の純粋な笑顔に救われる。今度は純粋な涙で彼女自身の抑圧が救済される話数を待ちたい。

リフレクティアセカイノナミダtrue tears vol.1

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true tears 第3話「どうなった?こないだの話」

「true tears」第3話のサブタイはヒロインの一人あいちゃん(安藤愛子)の問いかけ、前話で比呂美が眞一郎を介して乃絵と友達になりたいといった話の顛末を訊ねている。
公民館へ踊りの練習へ向かう途中、あいちゃんの「人を好きになると、その人にもっと近寄りたい。それが叶わない時その近くにいる誰かのそばに」
鈍感な主人公はお約束どおりだが、乃絵の近くにいる眞一郎に近づきたいと比呂美が思っているのだと、家に帰ってからようやく納得。
しかし、その場面のあいちゃんは別の事を考えている。
眞一郎の友人三代吉の彼女かと思わせているけれども、あいちゃんは眞一郎が好きなことは明らか。
比呂美、乃絵に割って参戦するのか。

夜に使いに出される比呂美に付き添う眞一郎との間で、少しは関係が近づき、幼い頃の想い出も蘇る。比呂美は覚えてないと言うけれど、一人自室で独白するとおり「全部封印したの、この家に暮らすって決めた時」その理由はまだ先の話だろう。
翌朝の自然な二人の会話と、比呂美を「私の子じゃありません」と言う眞一郎の母親と諌める父親の小さな棘の対比が、この旧家を覆う空気を表現している。

少し関係が改善した比呂美と眞一郎。
乃絵を迎えに来たバイクの男を見て複雑な眞一郎。木から飛び降り捻挫したふりの乃絵を背負い体育館のバスケの練習試合に。実はバイクの男は試合相手の蛍川高校の4番。
乃絵が自宅でTシャツにパンツ姿で無警戒な相手の男は兄だったが、親密すぎる兄妹関係には何らか「涙」の事情も隠されているだろうか。

乃絵を背負う姿を比呂美に見られ、元の振り出しに戻るか、眞一郎。
比呂美が朋代と会話する「私が好きなのは蛍川の4番。眞一郎君の名前は出さないで」
それを聞いてしまった眞一郎、話した比呂美はばったり顔をあわせるが、一進一退の捩れた関係はどのように進むだろうか。
ギャルゲ的発想ではメインルート乃絵エンド、兄妹(義妹)エンドで比呂美、親友の彼女エンドで愛子が納まりが良いが、まだ第3話だから先を楽しみにしておこう。

「もえたん」はともかく「sola」に続くバンダイビジュアルの永谷Pのプロデュース作品だが、狙いは良いと思う。制作スタジオも元請初めて、しかも地方スタジオ(富山)のピーエーワークスを起用して、ポニーキャニオン・京アニ、角川・京アニのような製作・制作ラインを築く目論見でもあるのだろうか。
第3話までで、制作スケジュールと予算さえあれば充分な作品が出来ること、永谷Pの本気は感じられる。OP曲とDVDを買っても良いと思わせるだけの序盤はお見事。

リフレクティアセカイノナミダ

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true tears 第2話「私…何がしたいの…」

「true tears」のサブタイは、作中のヒロインのセリフシリーズで決めるようだ。
主人公仲上眞一郎の同級生、不思議電波少女石動乃絵からは死んだニワトリ雷轟丸の代わりに可愛がられることに?
今回から各キャラ掘下げかと思ったが、眞一郎と乃絵、湯浅比呂美の関係ともいえぬ微妙な関係と感情をそろりそろりと語りだした感じがある。
作中を漂う空気感と菊地創の劇伴が相まって、地方都市のどこにでもありそうな日常を描いて好感が持てるシリーズの序盤。
これも「涙」を作品コンセプトに、ヒロインキャラが抱えている問題を伏線に張ったからダレることがない。のどかな風景にも、どこかで崩れそうな緊張感が漂い心地よい。
しかし1クールだろうから、これ以上話しを広げることはないにしても、相関する伏線の回収とキャラの掘下げがどこまで出来るのかが見ものだろう。

乃絵のペットになった眞一郎、クラスの同級生比呂美と暮らす眞一郎、ハーレムな感じがしないのは両キャラの性格付けがきちんと出来ているから。
ちょっぴり変に見えるけれどもシンプルに感じ行動する乃絵。友達になろうと眞一郎を介して伝えてきた比呂美が好きでもないのに友達になりたい真意を知ったかのように断る。
彼女が捨てた涙、集めようとしている涙は何か。
学校では明るいけれど、引き取られた仲上家では笑顔を捨てたかのような比呂美が失ったもの、それを取り戻せるのか。、眞一郎に裸を見られたときでも、乃絵に断られたときでも自分から「ごめんなさい」と言う彼女の過去は回想で少しだけ触れていたが、そんな彼女の痛みと涙もこれから明かされてゆくのだろう。

この二人のヒロインに対して眞一郎が自分の絵描きへの夢とリンクして関わり、そして成長してゆく予感があるから、序盤では眞一郎に対してギャルゲハーレム・ヘタレ感が薄いのは安心できる。
しかし、そんな全てを途中でひっくり返したとしても、納得の行く構成であればそれは受け入れる。「こどものじかん」に続く岡田麿里のシリーズ構成に期待しよう。
あいちゃん(愛子)は積極的に絡む話は無いので、この先にエピソードでもあるのだろう。
真面目?にパンチラは忘れずに、今回は乃絵のパンチラお当番回。首に抱きついた相手は父か兄なのか。
制作はUNION・CHOのクレジットで、中国でのグロスみたいだが、質の問題はない。
前回の感想で「サーカスが退いた」と書いたが、製作協力として団長の名前がクレジットされていたから、何らかの関係は残している。
今回の脚本・コンテは西村監督。
オープニングは、その曲(リフレクティア)と共に今期のトップクラス。

TVアニメ『ture tears』OPテーマ リフレクティア (eufonius)

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true tears 第1話「私…涙、あげちゃったから」

true tearsは随分以前からアニメ化の企画が聞こえて、没になったかと思いきやゲームとは設定もキャストも変えて実現してきた。原作ゲームはブロッコリー&サーカスの共同企画。
アニメ化にあたってはサーカスが退いた感じで、キャスティングや設定にはスポンサーのバンビジュとランティスの意向が大きく働いている印象を受ける。この間にブロッコリーの経営から木谷氏が退いて、体制に変更があったことも影響しているかもしれない。ゲームはやっていなくても、アニメについてゆくのは問題ないだろう。

アニメーション制作はP.A.WORKS(旧 越中動画本舗)で、初の元請作品。文字通り富山県にあり、アニメも富山の造り酒屋が舞台になっている。PERSONA - trinity soul -も富山が舞台だが、何気にブームなのか?
グロス出しをしない限りは富山で作画と撮影をするのだろうが、制作スケジュールとキャパが心配される。第1話は問題ない。同業がいない孤高の制作体制で、富山の京アニを目指すのか定かではない。
OPのeufonius「リフレクティア」と菊池創の劇伴は安定感がある。結城アイラのED「セカイノナミダ」は、良い方の結城アイラ。

旧家の造り酒屋の跡継ぎ、仲上眞一郎は絵本作家を目指していて跡継ぎは考えてない。母親は出版社からの手紙を勝手に開封して、それを責めるが父親はある程度の理解がある模様。
母親は過保護気味で、仲上家に引き取られてきた湯浅比呂美を良く思っていないのは、夫に思うところがあるのか、跡取り息子とくっつく事を警戒しているのか、そんなところだろう。
一つ年上の安藤愛子(あいちゃん)が、「かかえてるものが多すぎる」と主人公の境遇と心中を指摘する通り、主人公の進路や家督のこと、涙をキーワードにしたヒロインたちとのつながりの中で身動きが取れなくなる事を暗示している。

第1話の顔見世ヒロインの中で「あなたに不幸が訪れますように」と宣告する、ヤバ系電波少女の石動乃絵編の導入がBパートのメイン。
ニワトリを模したティッシュケースで呪いを解こうと頼んだ主人公だが、お気に入りのニワトリが狸に襲われても泣かない乃絵の「私…涙、あげちゃったから」の謎かけで引いた。
立ち位置的には、この不思議少女がメインヒロインか?
同級生でありながら引き取られてきて同居する湯浅比呂美は、学校での明るい表情に比べて家での遠慮がちな態度のギャップが秘密のカギか。第1話での入浴・縞パン・フロントホックブラは釣りで、お色気要員ってことではないだろう。
今川焼き屋の安藤愛子は、主人公の友人の彼女設定だが、主人公に気がある風だから、寝取りってことはなくても何らかのエピソードがあるはず。

しかし西村純二監督が予想通りの展開にはならないって言っているから、どんでん返しがあるのかも。
登場キャラも少なそうだから、第1話で顔見世と舞台説明は済んだ。次からは各ヒロインの掘下げ。
岡田麿里のシリーズ構成に期待しておく。
第1話の脚本は岡田麿里、絵コンテ・演出は西村純二。

true tears vol.1

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