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カテゴリー「シゴフミ」の記事一覧

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シゴフミ 第12話「シゴフミ」(最終話)

「片方だけ残るのって、とても残酷だから」DVDのCMナレの通り、文歌もフミカも共に生きる結末を迎えた「シゴフミ」最終話、第12話。父親のキラメキを告訴した文歌はニュースの人になる。
転入した高校でも好奇の目で迎えられ、したり顔の評論家のニュース、ネットの書き込み、無遠慮な写メ、報道陣が押しかける居候する夏香の母親の愚痴に晒される。
要が好きだったミカはもういない、私は要が好きと夏香の告白を立ち聞きしてしまう文歌を現実が追い込んでゆく。もう自分でやると決めたものの、押しつぶれそうになる文歌を打ちのめすのは、母親のキレイ。
キラメキもキレイも似たもの夫婦だった救いのない衝撃の事実。
母親なんて御免、まだ女でいたい、ファッションのように結婚を試した末に文歌を捨てた後の再会も無責任な発言。
結局は文歌は残酷な現実に目をそむけ、逃げ出すしかなかった。帰るところもなく向かったのはキラメキの家。拳銃で自殺を図る文歌の前にフミカ。
弱い文歌を叱り殴るフミカに「本当は消えたくないくせに」と文歌。殴り合いの末の泣き合う結末。

文歌とフミカにまつわる本線とシゴフミにまつわる短編の挿入が統一感を欠くシリーズ。TVシリーズは本線に絞りいっそう煮詰めた構成にするか、オムニバスで割り切るか、1クールにしては欲張りで思い切りが悪かった。
虐待から人格分裂の内面に進む方向と、事件へ社会が見せる反応の外向きの方向、その狭間に文歌を置いて両方向書こうと狙いがあるのかもしれないが、中途半端に終わった。
最終話にしても、いまさらのキレイ登場と出版社の事件対応は省略しても良かろう。
夏香の告白と文歌を探す要への対応もヒネリすぎ。「もう、そういうんじゃないんだ」で切って捨てた要は見事だが。夏香のフォローをカナカにさせたのも妥当か。

光るものがあるのにプロットが粗く、惜しい作品。単なる萌えアニメにしたくないのだろうが、一番の萌えキャラはカナカだな。杖萌えアニメ。ノベルでカナカメインの番外編など面白くないだろうか。
エンディングはゲストキャラ中心のエピローグを描いたスペシャル版。黒猫のシュレディンガーは元気そうで何より。

シゴフミ オリジナルサウンドトラックシゴフミ 一通目シゴフミ 二通目

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シゴフミ 第11話「メザメ」

文歌の目覚めと共に、もう一つの人格、シゴフミ配達人となったフミカが考える償いが始まる「シゴフミ」第11話。フミカが文歌に届けるシゴフミは、キラメキを撃った時の銃。それで自分を撃ち、分裂したままのミカを消して欲しいのがフミカの願い。
文歌の目覚めと共に眠っていた時間と、関係した人たちの時間も流れ始める。
キラメキの新刊を控えた出版社、担当だった野島刑事、そしてフミカの決意を聞き回避策を探し始めるカナカ、それに協力する夏香に野島。

病院から文歌を連れ出した夏香の家。3年間眠っていた病人がリハビリ無しで歩いたり、急にすき焼きを食べたりするのを訝しがってはならない。これ、ファンタジーだから。
はっきりした記憶が戻らなかった文歌も、本棚にあったキラメキの本から虐待の記憶が渦を巻き逆流。そして父を撃ったことも。夏香の家を飛び出した文歌と、探していたフミカが出会う。3年ぶりの再会。
キラメキを撃ったのが自分だとフミカは文歌に告げ、遠景に銃声で引く。

夏香が見つけた文歌は口調も変わっている。後ろ手にフミカから渡されたシゴフミの拳銃。フミカの死によって分裂した精神はひとつになったのだろうか?
事情聴取をする野島刑事に「父を告訴したい、今度は私が撃つの」
3年間フミカが背負った罪を、今度は文歌が晴らそうと言うのだろうか。
プールサイドの水着女性のシーンで意味ありげに最終回に引くが、これは文歌の母キレイなのか?最終回で文歌、キラメキ、キレイの美川家の過去を一気に清算するのだろうか。
そしてリサーラに過去の判例を漁らせているチアキに、フミカを救う勝算は?
予告ナレーションの「二つの未来が歩み始める」の二つとは?

シリーズは全12話だから次回最終回だが、ギミックな構成をせず2クールくらいでフミカと文歌の物語の本線プラスサブストーリーをじっくり進めてくれればと思った。
個人的な萌えキャラは、カナカとチアキくらいだから少ないけれども、このくらいが落ち着いていて良いと思う。

シゴフミ 一通目シゴフミ オリジナルサウンドトラック

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シゴフミ 第10話「デアイ」

文伽という名の少女と末期ガンの元ゲームグラフィッカー毅彦の出会いと別れを描く「シゴフミ」第10話。ゲーム感覚で過ぎる少女の日常と、リセットの効かない毅彦の人生。日常を食い潰す井戸端会議の主婦とステロタイプの枠に無職青年を押し込める権力が、職も友人も親との絆も失った毅彦をさらに追い詰めようとする。

あの時ツキにも見捨てられ、故障した車に文伽を置いて、毅彦は戻るつもりがあったのだろうか?
そして毅彦を追いかけた文伽の肩に伸ばそうとした手は、何を求めたのか?
警察に疑われたように幼女連れ回り犯として、そのままペドフィリアエンドにすることはしなかった。
文伽が持つ携帯ゲームのアラームが毅彦の目覚ましのように、そのゲームキャラが彼の手がけたものであること示して、突っ込むトラックから文伽を救済する自己犠牲エンドで終わらせた。
しかも葬儀の長いエピローグにフミカから文伽へ届けられた彼のイラストのシゴフミ。
毅彦の死もゲームの世界のように実感できない文伽の様子。それを救いがないと言ってはならない。
女児が少女になって行く頃には忘れてしまうことだろう。
むやみに余韻を残すことなく、病室で目覚めたフミちゃんに切り替わって引くのはスッキリしている。
余命のことは置いても「オジサン」と呼ばれる無職32歳青年の物悲しさは伝わる。
18禁と言うことではなく、キャラ萌えスパイス加えた少し切ない、精神的な大人向けの作品かもしれない。

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シゴフミ 第9話「サイカイ」

フミカと文歌の物語を母親の登場で深めて行くかと思ったが、チアキの過去を描く「シゴフミ」第9話。
社会的なテーマに切り込むよりも、シゴフミ配達人の時間を越えてのドラマを描き出すほうがシナリオが冴えている。今回は下田正美のコンテと鈴木行の演出が効いていたのも確か。
チアキが交通事故で死んだのが50年前だから、回想シーンは昭和30年代の雰囲気を出している。ちょっとハートフルな演出得意とする鈴木行とは時代設定と、永遠の愛をテーマをテーマにした話数は大変に相性が良い。今回はコンテ演出でずいぶん救われた。

眠り続ける文歌へキラメキ事件の報告。要と夏香は当然のように同行している。南の島へ休暇の誘いはチアキから。フミカの条件は、行き先は自分が決めると。
南の島の民宿でお風呂と恋バナの女性陣。要とマトマはぎこちない同室。
フミカは隣の無人島に配達仕事を隠しているらしい。同じ民宿に泊まる白河塔子のバッグの中から鎌。殺人なのか誰かが殺されるのか、怪談ネタと前回までの暗い話で予断があるから、こちらはすっかり用心している。
明るい砂浜も水面を駆ける奇妙な二本の杖のシュールさにも笑えない。

しかし今回は陰惨さや悲しさではなく、涙で攻めてきたか…
ボーイフレンドの運転する自動車に同乗していたデート帰りのチアキは、自動車の正面衝突事故で死亡。デートを重ね結婚を口にする時。
白河塔子が訪ねる墓は祖父の清澄才蔵。チアキが反応したその名前は死んだボーイフレンド。
孫がいると言うことは自分が死んだあとに結婚したとチアキの理解。
墓に参り別にそれを恨むでもなく、自分より長い人生を生き逝ったかつてのボーイフレンドの幸せを知り安堵してもいる。
目をやる墓銘碑にはシゴフミの切手と「清澄千章」の名が刻まれている。
白河塔子の「誰だろう、この人。お爺ちゃんずっと独身だったのに…」
フミカが死んだあとも独身を通し、交通事故で両親を失った娘を養女に引き取り育てた、それが塔子の母親。
才蔵からの50年後のシゴフミは、チアキへ言えなかったプロポーズ。
生まれ育った街も変わり、行き場の無かったチアキにも拠り所が出来た。それは本来は自分の墓であると思うのだが、今までどうだったのだろうか?

シンプルな構成だけれども、フミカを上手く役回りさせ舞台をお膳立てしている。
要と夏香は証人役で親族に孫も揃えて、無人島で50年の時を越えたチアキの結婚式を演出した。
時を超え蘇る愛のモチーフが好きだからでもあるが、演出もバランスに優れて今話は手放しで評価する。
無事にキラメキ先生の筆も復活したようで、切り替えて終盤に向かうのだろうか。
シゴフミ配達人を中心に据えたオムニバスであれば、今後も続けられるモチーフだと思う。

シゴフミ 一通目シゴフミ 二通目

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シゴフミ 第8話「ハジマリ」

欲望に正直で見栄と嫉妬の固まりの大きな赤ん坊だったのが美川キラメキ。彼の美意識の範疇から外れたのか、他の理由があるのか次回で明かされるだろうが文歌を生んですぐに別れた妻への憎しみを全ての大人の女性に向けているかのようなキラメキ。
残された分身である文歌への「芸術の時間」と称する虐待。オープニングや第1話に登場した裸体に書かれた文章の意味が初めて明かされる「シゴフミ」第8話。長い長い序章が終わり、ようやく文歌編の「ハジマリ」

ミカちゃんとフミちゃん、二人合わせて一人ひとり鬼ごっこ。人格分裂。
キラメキのボディライティングが高ずると、別れた妻を想い出すのか女の嘘・見栄・裏切りに興奮してガラスペンを文歌に突き刺す。学校へも行かされず、文歌は人格を二分することで虐待の苦しみから逃れる。病院で寝ているのはフミちゃん、配達人はミカちゃんの方。人格を殺しフミちゃんの回復を待つ事を選択したのがミカ。

中学には出してもらえることになった文歌だが、制服のその姿に「女」を感じ更に別れた妻の影を感じて文歌をペンで刺し続ける。裏の人格だったミカが覚醒しキラメキを撃つ回想。
穢れなき無垢な幼女の白い肌に着想を下書きするキラメキ。その狂った美意識の作家をキャラ立てるアイディアは悪くない。大人の嘘や裏切りを憎んでいるとの視点だけれども、「ロリコン」って言い切っても間違いではない。

再びミカはフミちゃんの仇をとるべくガラスペンでキラメキを刺そうとするが…
担当編集でもある春乃が仲裁にて「ダメなキラメキ」を働かせる事で解決させる。これにはファンとして次回作を読みたいと言う欲望も隠れている。
葛西春乃・夏香姉妹に妹の同級生で刑事の息子の要を加えた程度の狭い世界、フミカがフミちゃんを見守れる配達可能な狭い街でコンパクトに、しかし話は深く展開してゆく。
シリーズ中盤で尻上がりに良くなってきたとも言えるが、意図はわかるものの序盤の無駄回の脱線は評価しない。今話での佐藤竜雄のコンテと桜美かつしの演出は評価できる。
何かまた修正したらしいが、昨今の社会情勢とやらの関連が理解できないのだが、幼女虐待を描いているからか?
次回はキラメキがこんなになってしまった原因の別れた妻キレイとフミカの再会に温泉か水着回か?

シゴフミ 一通目コトダマChain

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シゴフミ 第7話「キラメキ」

シリーズの前菜のようなシゴフミを受け取る側の話、メインのフミカの物語とがシリーズ中盤でようやくクロスしてきた「シゴフミ」第7話。
美川キラメキの禍々しく過剰な美意識といい、はぐらかすかのようなシリーズ構成といい、視聴者の感情を逆撫でするような意図が感じられ不快に思うのは、忍耐が足りないのだろうか。

美川キラメキの書く死後の世界に感化され自殺した少女のシゴフミ。それをフミカが美川キラメキに配達することになる。
てっきりフミカに撃たれて死んだものだと思っていたが、生きていた。
出版編集者の春乃は美川キラメキの担当に。新刊が1冊出せればオモチャにされ壊されても惜しくないと会社は考えているみたい。春乃の妹はフミカと知り合いの夏香(エンディングクレジットは誤っている)
一方、刑事の息子野島要はフミカの友達だった夏香を訪ねるが、玄関でパンくわえた姉の春乃と鉢合わせしてフラグ立ったのでしょうか?
要が夏香から聞きたいのはフミカの事。二人で姉の後を追い、美川邸へ行くことに。

カギを握るメンバーが一堂に会したところで、他人の心を考えない美川キラメキに銃を向けるフミカ。
要が振り払った銃で美川キラメキに撃たれ倒れるフミカの物語が次回から加速するのか。
「ハジマリ」は、フミカの過去回想回だろうか。
無邪気さと独善の孤独を小山力也が、ある意味気色悪く演じている。

コトダマChain

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