tvkで見逃した「破天荒遊戯」、どうでもいいかと思っていたのだがテレ玉で補完。
何?この置いてけぼり感は。シリーズ構成としては意図があるとしてもダメダメなんだが、プロットだけ並べたようなダイジェストアニメにもかかわらず、妙に面白い。
視聴者がどう感じているかなど知らない風に、作品の中で親切に心情と状況説明をしてくれるラゼルが可愛らしく思えてくるから困る。
ヒロインのラゼルが「少し世界を見てみたいと思わないか」などと父親から進められてところでヤミ帽っぽいストーリーなのかと誤解させられた。キャストがヤミ帽と重なってる。ラゼル=小林沙苗 =リリス、バロックヒート=三木眞一郎=ガルガンチュア、制作もディーンだし。
家を追い出されたラゼルがカツアゲ美青年(アルゼイド)をパートナーに旅を始めるのだが、時間軸がピョンピョン飛んでる。面白おかしく演出してやるとのたまうラゼルお嬢様、その目隠ししたクマのぬいぐるみは「ふじおか」ですか?
駆落ちに失敗したなんとなく情けない女幽霊(自称・永遠の19歳)退治を依頼してきたのが、生き延びた相手の地主男。
何でそんな依頼をと思ったら、ラゼルは何と魔法少女ではないか。
幽霊との掛け合いは、まるで漫才なのだが、ラゼル役の小林沙苗と幽霊(ノマ)役の根谷美智子の好演で締まっている不思議。ラゼルの長ゼリフの多さで絵の貧乏臭さを補っている感あり。
花火を爆薬だと地主男を脅かして、復讐に満足した幽霊を成仏させるラゼルのオチはあまりにユルすぎるが、これでいいのではないかと納得できる作品。
RPGのような設定がわからないにも程があるが、黒猫抱いた男(バロックヒート)は何?いつの間に3人パーティーになったんだ?
しかし細かい事はすっ飛ばして、結果としてはテンポの良い構成。監督:高本宣弘 、脚本:今川泰宏、絵コンテ・演出:高本宣弘と、期待できるようなできないようなスタッフも面白い。
C級アニメ臭がプンプンするが、タイトル通り破天荒に進めれば化けるかも。
