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アニメのレビュー・感想中心に、アニメ業界の批評もしたり、ゲームレビューしたりしています

   
カテゴリー「紅」の記事一覧

紅 第5話「望み」

真九郎を育てた崩月家と夕乃の事情が明かされた「紅」第5話。
そして「青春はあふれる汁と寝技の稽古だ」とお姉さま方が少年と幼女に教えてくれる、一刻館を汚した感じの五月雨荘のひとコマ。

奥多摩方面にあるらしい崩月家。中央線快速車中での休日の家族を映す紫の瞳、夕乃の妹のちーちゃん(散鶴)との若干すれ違い気味のコミュニケーション、五月雨荘での鍋パーティーなど、それぞれの人々とのかかわりの中で、紫が吸収してゆく様子がヴィヴィッドに描かれている。
しかし紫にとっての最大の情報源がテレビのみのもんたと、怪しい大人知識の環だというのは問題かもしれない。
やや誇張してはいるけれども、ちょうどこの年頃の子供の知識欲と振舞いを捉えている。
崩月家での稽古の様は、責め:夕乃&紫、受け:真九郎&散鶴と綺麗にコントラスト絵をつけて構成して面白い。

真九郎は崩月の当主からは真の家族同様、しかも角を受け継ぐほどの信頼を受けているようだが、できれば自分自身の力で強くなりたいと願う気持ち、それに対する夕乃の汚れた家系を気にする気持ちがすれ違っていて、この先の破綻が起こらない事を願いたい。
恋愛関係にまで至らない気がするのだが、天然系と言うよりも計算し尽くせない甘さも感じるタイプの夕乃が大人しくしているとも思えず、銀子との絡みでも注目したい。
宴会の五月雨荘の外で野良猫と視線を戦わせる弥生が報われる話数はあるのだろうか。

紅 1

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紅 第4話「才物」

銀子の仕事を請けた真九郎を追った紫。紫を守ろうとする真九郎、そんな真九郎に仕事を任せる紅香に納得がいかない弥生。このお話の女たちは強い。
女たちそれぞれの視線にさらされて、徐々に真九郎のキャラも立って来たところで彼の過去が語られる「紅」第4話。サブタイの才物とは真九郎を指すのだろう。

銀子の一件で幼稚園の土地を狙う組事務所を訪ねる真九郎。
情報をネタに権利書を取り戻すのは拍子抜けの展開だが、紫の大人の嘘を見抜く目の確かさ、真九郎の腕から出る角、そしてそれに気付く弥生の「あれは崩月の」と何かに気付いた描写を詰め込んでいる。
紫の無邪気な子供らしさも丁寧に拾っていて、エレベーターのボタンの高さ、シャンプーを一人で出来ること、熱い湯船で我慢しながら早口で数を数えるところ、ジグザグスキップでの銭湯からの帰り道など、子供の行動を押さえた作画がされている。
話の切替は銭湯がキーポイントみたい。
五月雨荘での紫の掃除に布団干しと、環と闇絵が話に絡んでくるツボも外さない。

紫の疑問に答える形で、並行して紅香が弥生に語る形で真九郎の過去が明かされた。
回想で何度か出ていた事故の記憶は空港爆破テロ。真九郎と夕乃も巻き込まれている。
救出に来た紅香は崩月家からの依頼だったのだろうか。両親を亡くした真九郎は紅香について行き、後に崩月家に引き取られた。簡単にまとめた感はあるが、真九郎のポジションは伝わるし、肩入れする紅香の気持ち、完全に納得できないながらも理解した弥生の立場を描いている。
紫の実の母、蒼樹は子を3人産んだと紅香の回想で語られたから、紫には2人兄弟がいることになる。今後関係してくるのだろうか。

真九郎の腕の角の正体がわからないので、シリーズ序盤では伝奇ものなのか館ドラマとサスペンスを組み合わせた話なのか、いまひとつ掴みにくい部分はある。
だが、次回予告の感じでは崩月家が語られそうだから、真九郎の腕の角の秘密もわかるだろうか。

紅 1Love Jump

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紅 第3話「偽者の顔」

主要キャラが揃った中で、それぞれが見せる表の顔の裏に隠れた事情を漂わせる「紅」第3話。
真九郎が見せる本当の笑顔と偽りの笑顔を直感で見抜くのは紫。世間を何も知らないからこそ、人を見る目は鋭い。
夕乃に見せる真九郎の親しさに対し、夕乃を「卑しい女」とか「怪しい女」と評するのも、歪な力関係を感じているのだろう。
紫の見ていないところで動くパートでは、嫉妬女に見えそうな銀子の真九郎の幼馴染みとしての感情と情報屋としての協力関係の機微を映し、メールと電話の使い分けも彼女の隠れツンデレ的なキャラクターとして面白い。
学校に男漁りに来る環が一番表裏がないから、紫も懐いているのだろうか。

自分には見せない笑顔を夕乃へ向ける真九郎、電車の不良学生に頭を下げ愛想笑いを浮かべる真九郎、どちらも見てしまった紫から、亡くなった母親への感情を引き出した構成は巧み。
野球部員との「給仕」と「球児」の不思議と噛み合った会話、学校の廊下での紫と真九郎と夕乃のクロストークは役者の演技優先のプレスコの良さが出ている。

紅 1Love Jump

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紅 第2話「溝と流れと」

少年と少女との奇妙な同居生活を垣間見て楽しむ「紅」第2話。
世間を知らないお嬢様の紫。紙パックへストローを挿すことや缶詰のプルトップなどの日常の一々に驚く紫の表情が新鮮で、着替えの動作も細かく描き込まれていて驚く。
少女の着替えや下着に銭湯での全裸にもリビドーは忘れさせ、不思議な生き物を扱うかのような真九郎の戸惑いが面白い。
黒猫をきっかけに五月雨荘の謎の住人と紫の接点も出来た。

紫に世間の常識を教えているようでいて、逆に紫から何かを得ているような真九郎。
彼の揉め事処理屋としての二面性、過去の事故で母の死体を目の前にしたショックからかトラウマと体の異常をつなぐ秘密も伏線を張って展開中。
学校では真九郎と夕乃のフラグも立っているような、いないような。次回はそんな学校に紫が乗り込んで、まさか真九郎の争奪戦?
サブキャラたちも段々と動き出して、物語の綾が出来上がってゆく。

それにしても最近のポニーキャニオン、面白CM作りに凝っているのか?銭湯で背中を流し合う男たちの映像が、このDVDの宣伝とは。
まさか「狼と香辛料」のように、DVDに特典映像としてCMを収録しないだろうな?

紅 1
紅 1 7/16発売(Amazon)

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紅 第1話「極夜」

少年と幼女の奇妙な同居生活、大富豪の令嬢と揉め事処理屋の下っ端との月とすっぽんの様な較べるのもおかしい出会いを描く「紅」第1話。

松尾衡監督は「RED GARDEN」に続き、プレスコ収録と言うことも理由かキャストは被っている感じだ。
オープニング、エンディングのポップさも通じるものがあるが、やはり本編は耽美的な印象を与える。
石井久美のキャラデは、古い名家の館のけばけばしい装飾を背景にした時に映える。しかし都会の雑踏や五月雨荘を背景に持ってきた時にみすぼらしい感じがしてしまうのは残念だが、これも個性だから好き嫌いはあるだろう。
キャラ原案の山本ヤマトの描く紫からリアル寄りなキャラデにしたけれど、印象は悪くない。

原作は知らないのでアニメ本編から拾った内容だと、紫は当主の妻和子が生んだ子ではなく、死んだ蒼樹に生ませた娘。奥の院で学校にも出さずに育てられている。
紅香と弥生が依頼を受け家出の手助けをし、真九郎の元で匿うことになったと言うことでよいのだろうか。まだ事件の細部はわからないイントロ部分なので、理由は追々説明されるのだろう。

真九郎の学園生活と五月雨荘での生活、その中心に紫が登場したことにより少年の生活が変わってゆく、または巻き込まれてゆくさまを描くのだろう。真九郎の持つ体の秘密も。
毎回レビューするか、それは未定だが注目して視聴する。

Love Jump

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