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カテゴリー「ストライクウィッチーズ」の記事一覧

ストライクウィッチーズ2 第5話「私のロマーニャ」

ルッキーニが食料調達で出かけたローマで出会った少女との1日を描く「ストライクウィッチーズ2」の第5話。
「ローマの休日」の真っ直ぐなオマージュに乗せて、守るべきものの重さをルッキーニとマリア公女の両サイドから描き出した。中休み回などと言わせない、芯がありながらもホンワカしたお話。鈴木貴昭脚本だった。

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ストライクウィッチーズ2 第4話「かたい、はやい、ものすご~い」

TVシリーズ第1期では第5話で今回と似たタイトルの「はやい、おっきい、やわらかい」で宮藤のおっぱい星人覚醒を描いた。さて、今回はトゥルーデとシャーリーのおっぱい勝負ではなく、ジェット試作機の投入に関わる騒動を、コミカルとシリアスのバランス良く描いた佳作だ。
大戦終盤の連合軍のレシプロ機の傑作P-51を履くシャーリー、ドイツ空軍Me262 V1試作機に魅せられたトゥルーデの両方を引っ張り出して、レシプロがジェットに切り替わる可能性を感じさせる時代を映し出している。

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ストライクウィッチーズ2 第3話「一緒にできること」

合体は男のロマン!
前回第2話でストライクウィッチーズ全員集合と、足早にエピソードを積み上げてくるのかと思ったら、今回は宮藤、リーネ、ペリーヌの3人にフォーカスした。
第3話にこれを持ってきたとは、見方によって評価が変わりそうな興味深い構成。3人以外の各キャラの活躍を期待した人には残念だが、魔法の伝承と初心に戻る大切さに意味のあるお話。
ブリタニア防衛戦から半年以上、宮藤は扶桑で一般人として、リーネとペリーヌはガリア復興で軍務についていなかったのだから、再びネウロイと戦うためには再訓練が必要というわけだ。軍籍は残していた予備役が招集されたイメージだろう。

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ストライクウィッチーズ2 第2話「伝説の魔女達」

ネウロイの襲来に立ち向かうウィッチたち第501統合戦闘航空団の再結集を描く「ストライクウィッチーズ2」第2話。二式大艇と連合国地中海艦隊の危機に、坂本が宮藤がネウロイに一人で立ち向かう姿から、緊急電を聞きつけ集まってきた仲間たちのドラマが熱く描かれていた。
坂本の見せ場だけでも十分で、地中海に入っていたシャーリーとルッキーニが救援に来る程度かと思ったが、いきなり全員集合で新第501統合戦闘航空団戦闘開始となったわけだ。

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ストライクウィッチーズ2 第1話「ふたたび空へ」

2期が待望されながら、GONZOの経営問題もありピンチだった「ストライクウィッチーズ」。制作スタジオをAICスピリッツに移し、2年ぶりに帰ってきた。スタッフはほぼ変わらずで、まずはひと安心。
2年前の夏は、同じく2期がスタートした「セキレイ」の第1期を放送していた。基本的にフリーなアニメーションスタッフを再集結し、テレビシリーズの続編を作るのは容易ではない。OVAが出てからは3年以上経過している。
作中では前期のブリタニア防衛戦終結、ガリア開放からさして経過していないようだが、宮藤の中学卒業を待っていたかのように、ネウロイとの戦端が今度は地中海で開かれた。

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ストライクウィッチーズ 第12話「ストライクウィッチーズ」(最終話)

ストライクウィッチーズの解散から再結集、そして小悪党を縛り上げて暴走するウォーロックとの最終決戦へ。あまりにも王道な熱い展開に、これがこの間までパンツだズボンだ、おっぱいだと騒いでいたアニメだろうか。この切換えの良さは、おふざけの日常の裏で話を支える世界観やキャラ設定とシナリオが崩れなかったからだ。
上空で主人公宮藤が単機ウォーロックを食い止めている以外は、ウィッチーズたちは全て協力しながら動いている。
マロニーの副官をズタボロに伸したあと、マロニーを緊縛するカールスラント3人組。丸腰の複葉機で赤城から転落する坂本とペリーヌを救出するシャーリー&ルッキーニ。そのペリーヌも坂本の手を最後まで離す事がない。
エーリカじゃないがトゥルーデ(バルクホルン)も人が変わったように、お姉ちゃんモード全開で照れ隠し。トゥルーデの魔力は、おっぱい収縮の能力かと思ったが、予告に騙された。怪力で格納庫を閉ざす矢板を引っこ抜き。エイラの照れ隠しの言い訳は、酔っ払いオヤジじゃあるまいし乗った列車が居眠り中に発駅まで引き返し。サーニャのツッコミとも言えない独り言の勝ち。

バトルシーンは文字に書き起こしても敵わないので、見るに限る。
リーネのライフルに撃ち抜かれたウォーロックが、赤城と融合体化する様にはビックリ少々ビックリ。艦の機関部に転移したコアをめがけて宮藤・リーネ・ペリーヌを突入させるラストには良い仕掛け。
赤城の艦首を壊し、突破口を開いたのはシャーリーに投げられたルッキーニ。まるで人間魚雷のような能力には笑えるし、ルッキーニらしい。
ストライカーユニットを自分の物に穿き替えて、そのユニットをコアに落す宮藤。坂本のA6M3aではなく、宮藤のものであることに意味があるのか、作品では語られない。また、それによってウォーロックのコアが消滅するメカニズムも定かではない。
ガリア上空を制圧していたネウロイの雲が消滅したのは、前話でウォーロックのコアコントロールシステムがネウロイのコアに同期して支配下に置いていたからだろう。マスターの消滅と共に支配下のコアも消滅すると考えると納得が行く。

このバトル・オブ・ブリテンの勝利で、連合軍のノルマンディー上陸作戦が行われたのか、戦線がカールスラントやスオムスへ移ったのか、作品では語らない。
エンディングのシャーリー・ルッキーニは、なぜ砂漠でパスタか?アフリカ戦線に転戦したのか、それとも不時着でもしたのか。エイラ、サーニャ、カールスラント組は大陸に戻ったのだろうか。
ペリーヌとリーネは回復したガリアで木を植える。リーネのエピソードが隠されたままなので、別の機会にでも描いて欲しい。迎えの車の男が単なる運転手なのか、執事なのか、何か秘密を持っているのか、心配で夜も眠れない。
坂本はウィッチーズの学校で鬼教官か。いかにも相応しい。宮藤は治療院で、まだまだ半人前の修行中。待望のみっちゃん登場。メインの話に全く絡まないのに、この子だけでオリジナル書けるくらいキャラが立っている。扶桑に帰れば宮藤の正妻はみっちゃんだったか。現地妻のリーネ、可哀想だがペリーヌと友だちになれたから良いか…
そんなところへ空から降ってきたウィッチ。てっきりリーネかと思ったのに、コンプエースで展開した陸軍ウィッチ諏訪天姫(すわあまき)、キャストは花澤香菜。三式戦ユニットを穿いてる。
経緯は知らぬが、彼女が届けるのは宮藤博士からの手紙。どの国から差し出されたのか、それは宮藤芳佳を新たな出会いに誘うのか。できることがあるならば、そこへ宮藤は行くことだろう。
第二期がありそうな無さそうな、新しい物語の予感をさせて終えた。

色々と張った伏線を簡単に回収しない、悪く言うと投げっぱなし。しかしアニメは終えても、メディアミックス作品の「ストライクウィッチーズ」は展開中だから、中途半端な解釈で話を作らなかったのは当然だろう。
ネウロイやストライカーユニット開発秘話、宮藤博士の消息、他の戦線の模様など全く描き足りないのだが、第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」での宮藤芳佳と、その仲間たちの公私ともどもに絞った物語は良く描けていた。
当初はヒロイン11人の多さに、視点の分散や安易なハーレム化などが懸念されたものの、制作者の視点がぶれなかったから、燃えと萌えのバランスの良い作品になりえたのだろう。
変に百合百合して内向きの作りにならなかったのは、何といっても宮藤に持たせた「おっぱい星人」のキャラ付けで、まるでアドベンチャーまたはハンティングゲーム風に男性主人公がヒロインたちを攻略して行くような展開で、中だるみが避けられたため。もちろんズボン騒動の話数も忘れられない。
1期1クールで説明不足、尺不足。足りないくらいが次への期待も膨らむ。
エンドカードに打った「おわり」の文字が潔い。

初監督作品として、最終話を終えた後の高村和宏(股間督)の心中はどうなのだろうか。
元から原画・キャラデの人で、演出の向きではないと思うけれども、今回は副監督に「天地無用! 」や「錬金3級 まじかる?ぽか~ん」の八谷賢一を置いた体制が強力だったと思う。演出やコンテもこの二人の人脈で引っ張って来れた面が大きいだろう。AICやGAINAX、方針なのかGONZO第5スタジオの体制が良かったのか、グロス出しも少なかった。グロスに出したのは第4話のパストラルと、第8話のAICスピリッツだけ。
今まで高村和宏がキャラデや作監などで関わってきた、「まほろまてぃっく」や「カレカノ」などドラマとして燃焼しきった感じがないので、今回は比較的満足できるだろうか。
シリーズ構成も玉井☆豪が抜けても大きな影響も見えず、シナリオ陣もいわゆる「職業アニメ脚本家」くさい人が少ないのが良かったか、癖も少なく話を広げてくれた。

ここで「WEBアニメスタイル」に高村のインタビューが掲載された5年ほど前の記事「ガイナックス若手アニメーター紹介(3)」を思い出したのでリンクしておく。同じページに佐伯昭志と芳垣祐介(魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~のキャラデ)インタビューもある。
高村の監督作品も良いけれど、再び佐伯昭志と組んだ高村キャラ作品を見たいと思う。でも今のガイナックスでは難しいだろう。このままGONZOが拘束料払ってくれるなら、席を置いた方が良いかもしれない。
ところで、ぢたま某の「Kiss×sis」第3巻に付くDVDアニメは、高村キャラデだと勝手に思い込んでいるのだが違うのだろうか。

第二期があるのなら伏線の未回収は多いし、やるだけのネタは沢山あるはず。
カールスラント、アフリカ、スオムスの別の部隊の話もできるだろうし、もし同じ時系列で太平洋、東亜大陸などで戦端が開かれれば、また彼女たちが再終結する時があるかもしれない。
次の機会を待ちながら、高村監督はじめ第1期のスタッフにはねぎらいと共に感謝の言葉を伝えたい。

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ストライクウィッチーズ 第11話「空へ…」

女の子たちがいちゃいちゃしたり、「ズボン」を穿いて空へ飛んだりと、楽しかったシリーズも終盤。大詰めはネウロイの技術を利用したウォーロックにより、戦闘の主導権を握ろうとするマロリー大将の野望を敵に据えた「ストライクウィッチーズ」第11話。
最初はパンツばっかり気になっていたが、ズボンだと言われてからは何の違和感もなく見ている不思議。二次元世界の事といえ、やっぱりあれは隠すから気になるのだろう。
ここまでこのアニメシリーズが盛り上がったのは、高村監督お得意の女の子たちを可愛らしく描く事だけでなく、鈴木貴昭の設定のブレのなさが大きな要素。

大概は萌えアニメにミリオタは厳しい評価なのだが、概ね好評だったのではないだろうか。細かい点に難はあるけれども、戦史や装備の設定や描写、音響効果も真面目に作っている。
今話で感心したのが、車椅子に仕込ませたストライカーユニットA6M3a。零式艦戦二二型甲は空母搭載のため翼端折りたたみだから、その仕様をエッセンスとして持ち込み、車椅子にストライカーユニットを搭載。また、ウォーロックのジェットのようなエンジン音を嫌うルッキーニの反応も、レシプロ機乗りのベテランのようで可笑しい。それを年少のルッキーニに言わせているのだから、なおさら他のウィッチーズたちが感じるだろう生理的嫌悪感を増幅してくれる。
赤城が艦載機もなしに単艦で扶桑へ帰国するのも実際はありえない運用だろうが、宮藤たちを送ってきたときのネウロイ襲来で艦載機全機失い補充なし、随伴艦も全艦沈没なら整合性はあるだろう。雪風は残って欲しかったが。
空母の対空砲だけではたいした防御にならないので、ついに赤城も今回の戦闘で沈没か。

宮藤の独断専行を理由に、マロリー大将から解隊される第501統合戦闘航空団。マロリーの本音は宮藤がネウロイと接触した事でウォーロックの秘密と自分の野望が漏れるのを恐れたか。時期尚早ながらもブリタニア本土防衛戦をウィッチーズからウォーロックに切替。初号機ではなくゼロ号機の試作に近いウォーロック1機に任せる不安。
バトル・オブ・ブリテンの本土防衛戦の枠を越え、大陸のネウロイへ侵攻作戦は大それた計画だという事に違いない。
いままで男性キャラの活躍が皆無だった分を、ウィッチーズの敵にマロリーを据えて活躍させる。ベテラン秋元羊介が喋る事。ある意味、今話の影のヒーローに違いない。

さて、表のヒーロー、我らの宮藤芳佳。宮藤とウィッチーズの物語だから、今までヒロインと言うよりもヒーローとしての活躍を存分に見せてくれた。それも対ネウロイではなく、隊員たちとの地上戦において天賦の才を如何なく発揮して攻略(毒牙にかけたとも言う)
終盤は自らの責任で隊が解散されたと思い込み、ネウロイとの触れ合いも否定される王道的ヘタレヒーロー状態が続くが、坂本のA6M3aを穿いて最終話で乾坤一擲の活躍を見せてくれるか。
多数のネウロイを殲滅したウォーロックにはコアコントロールシステムが搭載されて、ネウロイとシンクロしてコントロールできるみたい。しかしその制御が効かず、暴走した時にネウロイ以上の脅威となって赤城を、基地を襲う。

基地でのじゃれ合いも戦闘もないけれど、解隊され原隊復帰をするウィッチーズたちの風景に、それぞれが抱える背景も透かして見えるのが感動的ですらある。
ペリーヌが帰るべき部隊も故国も失い扶桑へ向かう赤城の艦上にあるシーンは、話の中での弄られ役だった彼女の裏のせつなさも見える。悲しいけれど、坂本と行動を共にできる希望も感じさせてくれる。でも、あのハーブティーをどうやって調達したのだろう。家族か親戚が送ってくれたと思っていたのだが、強気を保ちつつも裏では必死に探していたのだろうか。なんと言うツンデレ。
貨車に便乗するエイラとサーニャは予定調和。ウォーロック暴走にサーニャのアンテナが反応し次回へ。
複葉機でルッキーニを送り、ロマーニャ経由で大西洋を渡るつもりのシャーリーたちは、上空から赤城の吐く黒煙を目撃しUターン。
リーネは迎えの車が来たが、お嬢様なのだろうか。車中から赤城の黒煙を目撃し戻るのだろう。
カールスラント3人組は珍道中。トゥルーデ(バルクホルン)は、宮藤へのお姉ちゃんモード全開で、借りを返すためと言い訳しつつ、カールスラントには帰らない提案。
ミーナ(元)隊長、その指振りポーズは自意識過剰です!マロリーの企みを確かめる理由でトゥルーデに同意。
エーリカは面白ければ何でもいいのか。ものぐさに似合わずヒッチハイクしようと色気出したつもりでも、トラックドライバーにスルーされ涙目。パンチラじゃないからその手に乗らないもん!

ネウロイ出現の秘密やストライカーユニット開発の歴史にまで触れて欲しいところだが、敢えて触れずに次の楽しみに取っておいて最終話を大団円で迎えても良いかもしれない。
盛りだくさんの設定と背後の世界観の広さと深さの割に全12話と短いのが残念だが、足りないくらい、腹八分が丁度良さそうだ。このレベルを保ち長く続けると、今の体制ではスタッフが持たないだろう。グロス出しは少なく、多くの話数をGONZO内で回しているが、明らかにGONZOのメインストリームじゃないところで動かさなくてはならない感じ。
ただ、助監督に贅沢にも八谷賢一を置き、メカ総作監に寺尾洋之、キャラ総作監に山川宏治と平田雄三と人材は恵まれている。その上で高村和宏らしい色が出ているから、スタッフ全体の頑張りと統制が取れているのだと感じる。

この話数の脚本:浦畑達彦、絵コンテ:坂田純一(風のスティグマの監督)、演出:玉田博、作監:平田雄三、海老原雅夫。
次回は最終話「ストライクウィッチーズ」
みっちゃんの登場を強く希望!

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