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カテゴリー「とらドラ!」の記事一覧

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とらドラ! 第25話「とらドラ!」(最終話)

大人のやっちゃんが見られるかと思った最終回だが、やはりやっちゃんは子供の顔を見せてくれた。両親の前だから仕方がないかと思う「とらドラ!」最終話の第25話。
やっちゃん、実は駆落ちしたままで未入籍。祖父の目つきが悪いから、てっきり父方の実家だと思った高須家は、実はやっちゃんの実家だった。竜児の目つきの悪さは隔世遺伝か。
自分たちと同じように駆落ちという手段を選んだショックに、やっちゃんは逃げるしかなかったんだろう。相手が母親とはいえ、やっちゃんを救うことが出来た竜児に、主人公らしさを感じることは出来る。

二組の布団が敷かれた部屋、窓から夜空を見上げる竜児と大河。
無数の星々の中から見出され、存在を肯定され、心がつながり合ったと思った二人の一夜だが、マンションに戻った後の大河の心情変化のプロセスがリリカルに描かれすぎのような気もする。
もちろん大河は逃げているわけではなく、改めて母親と向き合うための旅立ちなのだが。
体裁を整えたり、駆落ち結婚エンドに終わらせず、それぞれの居場所・家庭に一旦リセット。このあたりの断ち切り方は、主人公たちのまだなりかけの青臭さを残して、気恥ずかしさとともに心地良さも感じる。

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エンディングは卒業式まで一気に飛んで、竜児が見上げる教室の窓に大河の影。
セーラー服姿も新鮮に、初めて「好きだ」と竜児から大河への告白で学園編を終えた。
原作も終わったようだから単純な続編はないとしても、作るとすれば「人生編」だろうが、苦く厳しい道のりが描かれそうだが。
人間関係を漫画的な誇張をせず、どこにでもありそうな高校生たちの等身大の日常から起こした構図がアニメでも収まりよかった。原作者とシリーズ構成の女性視点の細やかさを生かした佳作だ。

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とらドラ! 第24話「告白」

今回ドラマティックに盛り上げてから、最終回はジワっと締めくくるような気もする「とらドラ!」第24話。
この手のライトノベル原作アニメの中では珍しく大人たちがしっかり描かれていたのだが、その大人の一角、やっちゃんが脱落したのは意外だ。ドラマはずっと竜児たちのすれ違いを追っかけてきたから裏に隠れていたに過ぎないのだが、高須家の歪をここで見せてきたかと、その巧みさは評価したい。竜児のためと思って育ててきたのに、竜児に言わせると「自分の失敗を押し付けた」と、やっちゃんの怒りと涙は重い。インコちゃんを連れ置手紙を残したやっちゃんを「あいつ逃げやがったな」と竜児は言うけれど、父方の祖父母を頼るように道標は残している。駆落ち寸前の竜児に対して、自分が逃げたように見せることで「逃げてたら大人になれない」と戒めの材料になっているのだから、やっちゃんは侮れない。ああ見えても最終回は大人の対応で現れてくれるだろう。

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大人に対して子供たちはノリと勢いで駆落ちへ。
大河の再婚した母も登場し、どこにも居場所のなかった大河を改めて見せ付けたあと、大河のささやかな居場所だった高須家の終わりも示した形だ。
「竜児が誰を好きでも、誰と生きて行くんでも」大河の居場所は「竜児を見ていられる場所」
告白というにはあまりに切ないが、すれ違いの中で自分を誤魔化し溜めつづけ傷ついた想いそのものが痛いからだ。
やや大人の対応で一歩引いていた亜美はともかく、みのりんサイドの描き方はやや消化不良かな。前話でも似たような印象を書いたけれど、彼女の「私の中の意地」は語るよりも、もっと絵で見せて欲しいところだった。竜児を保健室から送り出した後、みのりんの拳を通した間接キスシーンは、良い形での溜めとなって、亜美のマンションの玄関口でへたり込み泣くシーンにつながっている。
桜美かつし演出が光っていた。
「はじめまして、これがオレの嫁です」と、竜児なりのバランス感覚で訪ねた祖父母の家での大河の紹介シーンで引いたが、最終回は大人たちの願いと子供たちの想いが重なり合うことを期待したい。
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とらドラ! 第23話「進むべき道」

自分が可愛く嘘つき、親友と呼べる存在はあるけれど、あまりにも不確か。今の自分も、進むべき道もわからない少年少女たちに許されたモラトリアムも終わりに近づいたようだ。
そんな見た目平和、実は危ういコミュニティーに投下された「恋愛」の火花も臨界点に達した「とらドラ!」の第23話。

「自分が可愛い嘘つきたちの話」は「ef」でも感じたが、こちらは高校生らしく深刻さは少ないように見える。しかし絶望の深さや、問題点の掘り下げ、キャラクターの感情の掘り下げ、絶望の底の深さなど、個別に見ると浅い点が見られる。その分、カタルシスが描きにくいと思うが、これ以上にドロドロとさせないほうが良いのだろうか。個々を縦に掘り下げるのではなく、キャラクター間の相関の揺らぎで表現しようとしているのだから、これが作風だと理解したい。
少し語り足りないと感じるのは、みのりんのバックボーン。残り2話で怒涛の展開は無さそうだから、みのりんにはもう少し語ってもらいたいところだった。竜児・大河・みのりんと、捩れた三角関係を擬似的に構成したが、みのりんの頂点が弱い。だが当て馬と言うほどには、彼女のキャラは薄くもない。
亜美はキャラを掘り下げない分、一歩引いた位置でこのドラマに干渉する役がマッチしていた。大人の立場に彼女を置いたから報われない点も多いけれど、自分の役割を最も上手く演じたヒロインだろう。
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さて、残るは自分の気持ちに向き合う事をせず、今の自分のポジション、自分の運命に従う事を最善と偽る二人、竜児と大河の物語で幕を下ろしそうだ。
大河が4人にバレンタインチョコを渡す教室のシーンは、解決に向けて力技で捻じ伏せるような展開に感じたが、察しの良い亜美と北村、察しすぎてきたみのりんに免じて許しても良いだろう。
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とらドラ! 第22話「君のいる景色」

「とらドラ!」第22話。「竜児のことが好き」な大河の本心を知ってしまった竜児と、知られたとは思っていない大河。「知る」ことの運命の皮肉に、竜児が弄ばれている。
雪山での遭難事件では、竜児に背負われていると知らない、意識がない中で大河から漏れた本心だった。実は意識はあった上で、煮え切らない竜児に向けた観測気球と考えるのは穿ちすぎだろう。事件以後、療養と称してサボっていたと打ち明ける大河の姿からは、竜児に知られたとは思ってもいないようだから、それはなかろう。まだ「本心」は一方通行でしか通わない。

雪山で壮絶なビンタの張り合いをしたみのりんと亜美も、香ばしい感じに尾を引く演出。
男女合同新ソフトボール部長や新アルバイトに励むみのりんは「見えないものだから、頑張る」
男女の機微を察しすぎるがゆえに、自らは距離を置き逃避するのだろうか。
しかし、亜美の挑発を受け流す事なく食い下がったみのりんを見ると、確かに少し変わったなという印象を受ける。
亜美の竜児、みのりんへの態度にブレはないようだ。大河がいない学校での竜児とみのりんを、子供がいない間に乳繰り合う夫婦にでも見えたのだろうか。大河への保護者ヅラの仮面を外さない二人が偽善者に見える、亜美のイラツキを表すかのようだ。
舞台に上がるべき者たちが、ソデでうろうろしているのは気に食わないのかもしれない。
ただ、そんな亜美も定番の自販機の隙間に逃避したのは、自分の態度への自己嫌悪なのだろう。

しかし「悩める主人公モード」に溢れているのは竜児だけ。ヒロインたちはそれぞれの立場で、心の落ち着き先を「仮」に見つけ始めている。
目つきの悪い主人公や、暴力ヒロイン、天然スポーツ少女、トラウマ元アイドルなどが学校生活で揉まれ混ざり合いながら生まれてきた連帯感も、なかったかのようにギクシャクしながら元の位置に戻ろうとする。元の位置エネルギーが高ければ高いほど、不安定な関係は急速に低位の安定に向かうかのようだ。
時期的には進路問題の悩みが、特に竜児に訪れる。決め手を欠いた子供たちへ、やっちゃん、ゆりちゃん先生の大人の立場からのサジェッションが問題解決の糸口になるか、それともヒーロー・ヒロインモード全開で落着させるのか、このあたりのシナリオの回し方も注目される。
「知ってしまった」者と「知らない」者、「見える」ものと「見えない」もの、相反する因子を抱え込みながら、ドラマは終盤へ。
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とらドラ! 第21話「どうしたって」

雪山の美しさも修学旅行の浮き立つ雰囲気も全く関係ないかのように、泣いたり挑発したり殴り合ったり、ヒロインたちが隠していた生の醜さを見せつけあう「とらドラ!」の第21話。
すれ違ったままの想いに、軋んだ心が悲鳴を上げはじめている。肝心の事を先送りにして、心地良いモラトリアムにうわべだけの幸せな風景を求めた彼らの望みが、ある意味見事に崩壊した様子は痛々しいけれども、清々しく愛しい。

今回はヒロインの役割が明確で、張ってきた伏線も効果的に生かされており、ねじれた関係の構図がわかりやすくなっている。
この不穏なドラマは、リフト待ちのシーンで、北村に片想いの麻耶の振舞いに能登が口を挟むところから始まる。麻耶は絶対にフラグが立たないサブキャラポジションが揺らぐことは無いから、口火を切る役には適任。これまで北村が全く無自覚であり罪作りな役のままであるのは解せないが、麻耶の想いをスルーさせるには、この手しかないかもしれない。

メインシナリオは、旅館でのみのりんへの亜美の「罪悪感」挑発を前振りにしてから、スキー場でのビンタの張り合い。自分が思う自分と、相手が思う自分のギャップ。みのりんが内に秘めたままの「何か」が、簡単に言えば「いいこちゃん」ぶって見える亜美にとっては気に入らない。
みのりんにとっては「何も」知らない亜美が、冷やかすかのようにちょっかい出すのが気に入らない。距離を置くに置けない二人の関係は、取り繕った表面が剥がれた生の心がぶつかり合うと危険な化学反応を起こしてしまう。
このままでは亜美とみのりんは和解できるはずも無いが、シナリオは大河の遭難の方へ向かう。サブ二人の諍いなど置いて、真のヒロインと主人公の物語にフォーカスするように。

竜児が渡せなかったみのりんへのクリスマスプレゼントが、大河の手でみのりんにそれと知らず渡されていた。これが遭難事件につながる伏線とはテクニカルなシナリオだが、悪くない。
吹雪の中、何時間も発見されなかったにしては大河が危篤でもなさそうで、いまひとつヒネリが欲しいところ。
これからシリーズ終盤は「気付いてしまった」者たちが、お互いの関係をどう取り繕うか、良い言い方だとどのように再構築して行くのか、その先に何を見つめるのかがキーになるだろう。期待して待ちたい。

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とらドラ! 第20話「ずっと、このまま」

クリスマスの告白も爆死、いや、みのりんからは告白拒否を喰らった竜児の正月は、悲惨にもインフルエンザで寝込んだまま過ぎた。そんな「とらドラ!」第20話は、若干の後始末とドラマの終結に向けた伏線整理の回だが、事の顛末を解説する主役たちが饒舌に過ぎないだろうか。
慌ただしく修学旅行へつなぐのに詰め込んだためか、クリスマス以降は良い子のふりをしたまま、物分りの良さそうな大河が作戦の敗因と今後の戦略を解説する演出は意図してのものか。そうだとしても、喋らせすぎじゃないか。
竜児に依存せず、一人で食事や身の回りのことが出来るようになろうという大河。みのりんと竜児のためと思い込み、無意識にも偽善的に振舞う大河の哀れさを表しているから、これで良いのかもしれないが、控えめの演出が望ましかった。

みのりんは立ち直っているように見えるけれども、安定していない様子がありあり。
「あーあだね」と呆れられる理由は、亜美曰く「バカな竜児にはわからない」ようだ。未だ消えていないはずのみのりんの罪悪感が再び頭をもたげることがあれば、大詰めで再度の波乱があるかもしれない。そして大河が気持ちを切り替える拠り所となった代償行為、その対象が崩壊した時に大河が再び見せる表情が想像できるようだ。
亜美だけは俯瞰的にこの構図を楽しんでいるフシがある。まさかの乱入宣言があっても面白いが、その混沌まで楽しむには尺が足りないか。
無意味に頑張る竜児が道化たまま終わるのか、沖縄から一転、冬山へと行き先が変更された修学旅行で事件は起こるのだろう。
沖縄での水着回とはならず、せめてもの温泉ハプニングを期待しつつ次回を待ちたい。

グロスはPicture Magic、山川宏治作監督。総作監の岩倉和憲は初めてか。
コンテ:山本秀世、演出:齋藤徳明。
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