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カテゴリー「かんなぎ」の記事一覧

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かんなぎ 第13話「仁、デレる」(最終話)

アイデンティティーを失ったヒロイン、存在をほぼ忘れられた産土神、ナギを探す「かんなぎ」の最終話、第13話。
消えたヒロインを探す主人公という王道パターンだが、短い尺の中にも仁が立ち上がるまでの気持ちの変化を押さえているから、不自然な感じではない。
ナギと出会う以前の鬱々とした仁に戻ってしまったが、さすが幼なじみのつぐみ、見抜いている。自分の気持ちに向き合うことを恐れ、現実から目を背けている仁のことを。自分のケータイまで貸して、健気だ。
原作は武梨えりのコミックだが、表面の可愛らしさの底に流れる現代の神様と人間の関係から、少し懐かしいジュブナイルのような香りがする。
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ナギは自我のないまま、氏子のシゲに呼ばれた。いや、ナギにあるもう一つの自我が産土神として氏子の最後に立ち会ったのが正しいだろうか。
仁が神薙神社の歴史を尋ねに上森家に訪ねたのが伏線になっているが、ナギを見つけた仁の前に現れた若いシゲ(死者の霊)が昔の神社や町の様子を教えてくれる。四十九日まではとどまるとシゲの霊は言うが、神薙様は神様。仏式のことなど関係なかろうが、神仏混淆の現代では大して違和感もない。
霊に解説させるのは反則技に近いが、演出の勝利だろう。ナギのアイデンティティーの証明をしてくれた形になる。
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シゲの死が重要だと思うのは、開発により神社の境内も神木もなくなり、だれが神であったのかもわからないこの町で、神の名を語り継ぐ役目が仁にバトンタッチされたからだ。
上森家が氏子総代の意味を持っていたのはシゲの時代までだったのだろう。神薙様の氏子総代は仁に実質受け継がれ、ナギ様ファンクラブが現代の氏子になって行く。
神の名を忘れられないために、あまねく知らしめすために、ざんげちゃんはテレビにCDデビューとマス路線を突き進むようだ。ナギはご町内、学校コミュニティに地歩を固めてゆくのだろう。

エピローグには少しだけ自我に自信を取り戻したナギ様と、自分の気持ちに気づいた仁のちょっぴりどっきりシーン。事件の目撃者となってしまったつぐみは可哀想だが、幼なじみキャラゆえの苦難か。
アニメ最終話にありがちなオールキャラ登場の大団円でなく、オチをつぐみに背負わせてしまった感じがするが、これはほぼ原作に沿っているのだろう。
とすると、アニメ特有のレイアウトや演出、音楽などは別として、この作品の面白さの基本は全て原作に含まれているのだろう。山本寛監督や倉田英之のシリーズ構成は、それを崩さずにアニメにトレスすることが最大の仕事だったのかもしれない。
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「またね!」で終え、この1クールはいくつかのエピソードが進んだだけだから、第2期の展開も無理がなさそうだ。
ざんげちゃんと白亜のエピソードが語られていないし、他のキャラも掘り下げもできそう。海や山のイベント回でもあれば構成に困ることもない。次も楽しみにしているが、自虐パロは自重されたい。

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かんなぎ 第12話「ほんとうにエフェメラル」

いかにも自我の曖昧な神様、ナギ様のアイデンティティー探しの失踪か。一方の仁も自分の気持ちが整理できないまま、ナギの姿を追う。仁の視点で、事件を抱えた静かな日常が動く「かんなぎ」第12話。
仁を追うつぐみの視点が少し悲しげなのは、一人で抱え込んでいる仁、それ自体が悲しいからだろう。

神主もいない神薙神社の祭神は不明。氏子総代の家で聞き出せた情報も少ない。名を失い氏子からも忘れられた神ほど脆い存在はない。名を失う、名を奪われることは神にとっての死を意味する。かろうじて保たれているアイデンティティーは、自称「ナギ」であることと、この地の自称「産土神」であることだけ。
これは伏線なのかもしれないが、一見惚けているような老婆の曖昧な記憶が、ナギの存在の証明になるのだろうか。境内での首つりの話、助けてくれたという神薙様がナギなのだろう。
ナギ本人は覚えていなくとも、第1話で幼い仁の前に現れた神様が紛れもなくナギと同じ存在だと、仁の記憶が証明している。このあたりの伏線が最終話でクロスして、ナギの自我を取り戻すよすがになるのだろうか。

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神様の役目や存在理由については、細かいことはどうでもいいことだと、その点の認識はざんげちゃんも一致している。アイドルになることも、身を守る術に長けていることも、あいまいな存在を成り立たせるための必然なのだろう。武闘派とは思わなかったよ、ざんげちゃん。

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Bパートは仁のナギ探しを追う、やや重い展開。最終話前に自分の気持ちに整理が出来ず仁のダメっぽさを出してタメを作ったのは良い構成だ。この1話だけで評価しても無意味だろう。
何も話さずに水くさい仁を心配するつぐみに、仁の心が開かれる最終話に期待したい。大団円というよりも、それぞれの存在と正直な気持ちを確かめて、新しいスタートに立つエンドを迎えるのかもしれない。
エンドイラストは「よつばと!」のあずまきよひこ。
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かんなぎ 第11話「でも、あやふや」

存在のあやふやな神様が自らのアイデンティティーを探すまでを1クールで描くのだろうか。原作コミックスはもっと先まで続いているようだから、アニメオリジナルを入れても全13話が区切りの良いところなのだろう。
「かんなぎ」の第11話では、そもそものナギの目的を詮索する仁に逆ギレするのは相変わらずのナギ様だが、過去の回想シーンを挿入しながら屋上で一人で物思いの後に「自分のことがわからないということがわからなかった」と自らを結論づける。自分の出自が人間にはどのように記録されているのか、郷土の資料を調べた記録が残る。しかし、神薙神社の祭神は不詳。

未だに仁のホモ疑惑、二股疑惑が校内で盛り上がっている。カラオケ回を挟んでも忘れられてはいなかった。涼城先生から娘と二股・三股かけているのではと活を入れられた仁。
もののついでにナギが神様であること、その正体の相談をしたところがかえって疑問が深まったのではないだろうか。
自称の「神」は、目的のためにその名をかたるか、思い込んでいるかどちらか。
「わからないなら確かめるしかない」「得体の知れないものと、よく同居していられる」と言ったあとの涼城先生の独白の「他人のことは言えないか…」
これは娘の白亜に取り憑いているように見えるざんげちゃんを指す。目的を問われたざんげちゃんも、以前あやふやな態度をとるシーンがあったから、この神様姉妹は根っ子のところでは同じ。これまで白亜サイドのシナリオがなかったことは不満だ。

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仁が大幣(おおぬさ)を修理した後のナギの演技は良かったと思う。
全体にシリアスな展開にも、美術部一同で仁をいじるシーンも息抜きになる。
怪我が多く女難の相の仁に部長の「何か憑いてんじゃないの?」ナギがまるで悪霊扱いに。割って入ったナギが憑き物を祓ってやろうとする絶妙なギャップ。
仁の三股ハーレム状態にギャルゲ画面まで用意して、副部長の「仕方ありませんよ、本命がいるのなら…」のフォローには救われた気がする。
雨の屋上に大幣(おおぬさ)を残して姿を消したナギはどこへ?
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ハルフィルムメーカーのグロス回。エンドイラストはREXと同人つながりで結城心一。
今頃気づいたけれど、この作品はアニプレックスと一迅社の2社で製作しているが、製作委員会方式でないのは最近では珍しい。

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かんなぎ 第10話「カラオケ戦士マイク貴子」

ドアの向こうからキャラの会話が聞こえる長回しのアバン。「らき☆すた」のエンディングのパクリ、過去の降板作品への執着、セルフオマージュの懐古趣味。これで止まればまだしも、仁が間違えて入った301号室には鷲宮方面の女子高生4人組がいたり、店員もその作品のキャラに酷似していたりとえげつない。
カラオケボックスという閉鎖空間で高校生たちが起こす心理戦、親睦を深める=相手の手の内を探るゲーム展開だけでも十分なのに、監督の稚拙な鬱憤晴らしで変なバイアスをかける必要など無いのに。そんな「かんなぎ」第10話。

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貴子部長の上手いけどキモいアニソンやら、ざんげちゃんの下手だけど可愛い、ナギ様の「ハロー大豆の歌」と直球勝負、普通以上に上手い大鉄、普通すぎてつまらないと評される秋葉など、カラオケの選曲と歌い方に、それぞれのキャラが良く表されている。
でも、普通に一生懸命歌うつぐみのポイントが高かったかな。ニブチンの仁は隣に座ってくれなかったけど。
一番ヤバイカットはトイレでの仁と大鉄の掛け合いシーンだろう。セリフといい、大鉄が仁のバックを攻めているように見えるのだが、狙って作ったシーンだろうか。
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あっ、もっともヤバイのは紫乃先輩の目が開きかけたところかも。逆光でマスクされていたけれど、歌うと目が開くからと隠していたその目の正体は?
そしてエンディング曲に「スーパーしりげやのテーマ」で二段オチと来た。
エンドイラストのキムタカ(木村貴宏)&大河内RICCAを入れたら三段オチかも。アゴ尖ってないね。
一部キャラの熱唱シーンの動きが多かったが、全体には動きの少ない回。

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かんなぎ 第9話「恥ずかしい学園コメディ」

大鉄との行き違いから、仁のホモ疑惑が拡散する「かんなぎ」第9話。幼なじみの関係から一歩踏み出すつぐみも見どころではあるが、最大のポイントは制作面。
脚本に高橋龍也は事前に情報が出ていたが、エンドイラストにまさかの水無月徹とPLAYMコンビを持ってきた。原画の水無月徹と組んだ「雫」「痕」「To Heart」で、Leafをトップブランドに押し上げた高橋の脚本はいかに?

まずは美術部室での状況整理から。議論のリードを取る貴子部長の腐女子知識の進歩には目を見張る。副部長も「土下座攻め」など、どこで覚えた?
秋葉もいい具合に腐っているから、鞄の中には多数の同人誌。執事が出てきそうな同人誌「黒羊」など、つぐみも興味津々。「黒執事」もA-1 Picturesの制作だから、内輪ネタ。
ここでつぐみが興奮のあまり廊下で叫んだひと言から、仁と大鉄のホモ疑惑が校内に広まることに。
ざんげちゃんがややこしく絡んできて、「ホモ疑惑を晴らすには女の子と付き合わせればいいじゃない、何なら私が」作戦の提案。幼なじみの立場を堅持しつつも、ざんげちゃんの思惑を阻止したいつぐみ。
ざんげちゃんにしても、中の人(白亜)の考えは少し違うみたい。このざんげちゃんと白亜の関係を掘り下げる回が欲しいところだ。
つぐみに傾きそうな気配に聞き耳を立てるショックなざんげちゃんの中の人、白亜。でもナギ様はつぐみに軍配を上げたいみたいだが、結局は「二人まとめて公然といちゃつけばいいのじゃ」裁定により、まるで学園ハーレムギャルゲの恥ずかしいシチュエーションに。

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幼なじみ・つぐみとアイドルざんげちゃんを両手に花で、公然とお弁当タイムに、それはそれでまた学園内に火種を残すのか。
それにしても仁とナギの関係を疑った大鉄の行動が、いつの間にか学園ハーレムに。前話のことなど知らぬかのように第三者的に振る舞う、相変わらずオヤジくさい冷やかし気味のナギ様の真意はどこに。やはり行き着くところ、仁は産子の一人でしかないのかもしれない。

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ギャルゲ風なエピソードだが、話的には中継ぎ的な回だった。絵だけ拾っていゆくと、完全につぐみ回だ。
TV内の劇中劇は原作者と編集担当のコミックネタだろうか。L字の地震情報テロップはMXTV風で、セルフパロ。今回の震源地はA-1 Picturesの所在地、成田東。
つぐみ、ナギ、ざんげちゃん、それぞれの仁に対する変化も見え、シリーズ終盤へのタメを作った形。仁が荒れていたという中学時代の話もほしいところ。でも次回はカラオケ?
何にせよ高橋龍也にはゲームの世界で水無月徹ともに、我々にあの時と同じような衝撃を再び与えて欲しいと思う。エンドイラストは、その水無月徹。「To Heart」の頃の面影は微塵もない。

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かんなぎ 第8話「迷走嵐が丘」

普段は出番も口数も少ない大鉄がメインで話を回すことにより、仁視点でないナギを見ることが出来る「かんなぎ」第8話。一徹な大鉄が仁に対するナギの行動を疑い引き起こされるエピソードから、ナギの本当の姿が何か、ある一線を越えると怒る秘密、二重人格に見えるナギへの疑問も色々と湧き起こってきて、シリーズ後半の謎解きへつながるのだろう。

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家の鍵を忘れ不審者と間違えられて警察で絞られた大鉄。びしょ濡れで仁の家へ。
普段は見ないナギと仁との私生活から、「姉弟の禁断の愛」妄想劇場を繰り広げる大鉄。
わかったふりで受け流さないのが大鉄の良いところ。つじつまの合わない仁の答えにナギは怒るが、それを立ち聞きしてしまう大鉄。
お焚き上げ予定の神木を勝手に失敬してきたという大鉄にパンチにキック。
祟りに怯える大鉄、夜中の停電で仁の家を飛び出して神社へ。今更ながらの謝罪にも落雷が彼を撃つ。
そこに現れたナギは表情も口調もいつもと違い、仁が幼い頃に出会った神様のように穏やかで気品がある。
ナギの顕現に間接的に力を貸した形の大鉄。家でのナギからは神木泥棒扱いだったが、このナギは「木っ端をどうしようと自由。むしろよくしてくれたわ」と大鉄の頭を撫でる。
普段のナギは仮の姿なのか、依代の関係でなんらかの制約があるのか。穢れに弱かったことといい、人間の白亜を依代にする妹、ざんげちゃんとの比較でも秘密が多そうだ。
このあたりの「神様」の秘密は最後まで伏線で引っ張ってゆくのだろう。

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そんな仁と大鉄、それぞれの悩みが絡まった関係をつぐみは心配するが、貴子は仁x大鉄のカップリングを妄想。ナギと大鉄のにらみ合いを見てからは、仁を巡ってのナギと大鉄の三角関係に見えたに違いない。主人公とヒロインの立場も、サブキャラの様々な視点で見た時の違いを上手く見せてくれた。
解決編は次回に続きそうですね。
エンディングイラストは絶叫。

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