戦闘シーンでうるさいほど鳴り響く上松範康の劇伴も第2話では慣れてきたのか、一種のトランスとともに儀式に臨む効果を与えてくれる気がする「喰霊-零-」の第2話。
時系列を巻き戻すギミックはなく順当に第1話からつながるものの、そうすると第1話での特戦第4課メンバーの全滅エンドのためだけにキャラクターやキャスト、公式サイトトップ絵もスタッフ座談会も用意されていた事になるのだが…
前話で全滅したのは防衛省の対策室特選第4課で、環境省にも対策室がある。
お役所の縄張り争いか大きな意図があってのことか、両立する両組織は仲がよろしくない様子。しかし池袋で第1課の大半、春日部の外郭放水路で第4課が全滅と、防衛省は戦力を喪失。
この第2話で出動したのは環境省の対策室メンバー。
数寄屋橋に出現した悪霊火車を一刀両断にしたのは、メンバーの神楽。
第1話で4課を壊滅させたのは、元メンバーの黄泉。神楽の姉だがそう呼ばれるのを嫌い、恨みを持ち悪霊そのものなのか別の存在なのかわからないが事件を引き起こす。
その恨みとは婚約者でもある対策室の紀之に向けられるのか、紀之を「紀ちゃん」と気安く呼ぶ神楽に向けられたものなのかわからない。
基本的には前話でもこの第2話でも徹底的に救いがないまま、精神的な圧迫を伴って夜の暗い殺戮シーンが続く。
神楽が共同溝からようやく夜明けの地上に出て、一瞬の救いを感じたと思ったが、それもギミック。
追いついたもしくは待ち構えていたのは黄泉。ラングレーに片腕を噛まれ、吊り上げられた神楽。黄泉に制服の上着を切り開かれて、神楽の最後は?
一話内で完結させようとする意図が全くなく、含みを持たせて次につなぐ構成。これで少なくとも第3話まで見ようと思わせることに成功した。
主役が一瞬で交替するこの作品では、誰が正義で誰が悪なのかすら怪しい。
第2話では環境省対策室と神楽が主役を務めたが、第3話は黄泉か?それとも神楽は無事なのか?
黄泉と神楽のダブルヒロインで裏表を描くのか?推測してみても確証は何もない。
黄泉もしくは某組織が放水路や共同溝を駆使して悪霊の移動をさせているらしいが、防衛省の第4課メンバーが悪霊として蘇って活躍などあるまいな?
楽曲はランティスで斎藤滋P、エンディング曲(夢の足音が聞こえる)に黄泉役の水原薫を持ってきたから、オープニング曲もしくはオープニング無しで神楽サイドのエンディング曲には茅原実里を持ってくるだろう。
TVアニメ「喰霊-零-」夢の足音が聞こえる 11/26発売予定茅原実里(タイトル未定)11/5発売予定