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カテゴリー「RIDEBACK-ライドバック-」の記事一覧

RIDEBACK-ライドバック- 第5話「謎のライドバック少女」

BMAの人質立てこもり事件からしょう子を救い出し、GGPの警戒線を突破した琳とフェーゴの思わぬ活躍を受けて、物語がクロスし始める「RIDEBACK-ライドバック-」の第5話。琳の出会いの物語は、ひと区切りだろう。琳と彼女を取り巻く者たちに、ライドバックを巡る各機関の思惑が降りかかってくる序章かもしれない。前話の息つく暇もないほどの疾走感あふれるアクションから一転、政治サスペンス風な静かな展開。雨の描写が多い。

しょう子は事件のショックからか、半ばPTSD状態。他の部員たちには、岡倉からの叱責と緘口令。
事件を取材していた女記者のルートと、珠代の兄の警察ルート及びGGPロマノフルートが「謎のライドバック少女」に迫る構成だ。
記者ルートは既にライダーとして有名な珠代を、兄や父の地位と絡めたスキャンダルで追ったようだが、珠代への突撃取材の結果その線を捨てたようだ。
警察ルートは前々から岡倉をマークしていたフシがあり、珠代は潜入スパイなのではないかと思うが、今回の事件については兄に隠そうとしている。この珠代の心境と今後の行動の変化が鍵になるように思える。
彼女の兄にしてもGGPからの「白ライド」配備をよく思っていない気配があり、一枚岩ではないGGPと日本政府の対応が亀裂を見せる場面もあるだろう。

さすがにGGPは「謎のライドバック少女」が琳であることを割り出しており、琳と岡倉、珠代の接点であるライドバック部は注目されるはずだ。すでに琳には監視がついたと、ロマノフが言っていたような気がする。
「責任はオレが取る、オマエは守る」と琳への岡倉の言葉は彼女をどこに導くのか。それとも前話で窮地を救ったキーファが琳に近づくのか。
混乱の中、ライドバックを乗りこなす快感に目覚めた琳がフェーゴと共に世界情勢を動かすことになるのかもしれない。
琳の弟もライドバックに興味は持っているようだが、不良に誘われた「集会」とはライドバックか。まさかの姉弟対決などが用意されているのかもしれない。

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RIDEBACK-ライドバック- 第4話「しょう子、危機一髪」

「RIDEBACK-ライドバック-」第4話。早い展開。
しょう子には可哀想だが、彼女の名をサブタイに乗せるほど重要な役割を担っているわけではない。メインヒロイン琳の活躍を一直線に描いている。
バレエ引退の失意の底から、普通の大学生活を目指した第1話でのライドバックデビュー。学内サーキットで珠代に勝利する第2話、第3話の公式レースでの目を見張る活躍と、クローズドであった琳の世界が開く様子を描いて来た。この第4話は世界(世間)が琳の存在を知る、また特定の意思を持つ者たちが彼女の存在に意味を見出す、世界へのデビュー回だ。

彼女自身も他のライドバックにはないシンパシーをフェーゴに感じ始める描写がある。ライダーがマシンを選ぶように、フェーゴは乗り手を選ぶようにプログラミングされているようだ。その目的の背景にはクロスし始めた緊迫の世界情勢が関係する。
珠代の通話相手の兄は警察官僚、GGPロマノフ大佐のホスト役。珠代に探りを入れさせているという「ヤツ」とはライドバック部の岡倉なのだろう。自発的なのか不明だが珠代は警察のスパイということになる。ライドバックに乗る目的は純粋であって欲しいと思うが、掘り下げができるだろうか。
岡倉は岡倉で偶然かマークしていたかはわからぬが、フェーゴとマッチングするパートナーとして琳を発掘した。GGPと日本政府に対抗するBMA、双方がしのぎを削る日常に飛び込んだ琳。その才能と偶然は、この事件で珠代も岡倉も手の届かない舞台に押し上げてしまったかのようだ。

テロリストと疑われ、ビル爆破現場からしょう子を救い疾走する琳とライドバック。
GGPから挟み撃ちの窮地を救った形の謎のライダー。「お前は選ばれたのだ」と琳に告げるその男は敵味方のいずれだろうか。次のステージに琳を導くナビゲーターだろう。あまり不思議な能力を発揮されても興がそがれるので、ファンタジーに振らずに適度に絡んでもらえればと思う。

物語のスピード感を殺さないため、事件の経過はテレビニュースの画面を借りて客観的に伝える。事態の緊迫感を伝え、キャラクターの心理を映すことで効果的な構成になっている。これは他の話数でも世界情勢を解説し伏線とするために活用されている。
日常風景などは控えめな描写だが、相変わらずライドバックの疾走と大ジャンプに今回は爆破と、絵は手抜きがない。ラストのランチャーロケットと差し違えで南大橋から地下放水路へ大ジャンプシーン、水路斜面に着地したライドバックの車輪の踏ん張りがリアルで細かい。
世界から隠れることができるか、それは無理だとしても、次回は琳と彼女を取り巻く者たちのドラマが注目される。
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最近のジェネオン作品と同じく、ブルーレイでも発売。この作品を機にDVDから切替えようかと思う。

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RIDEBACK-ライドバック- 第3話「そして旗(フラッグ)はふられる」

ライドバック部入部から半月の特訓で、デビューレースを迎えた琳。レースの模様を単に描くのではなく、慣れないマシン(バロン)をACSなしでマシンを駆る琳の成長を表面に、レギュレーションにより実戦走行できないフェーゴと琳の相性を今後の波乱の伏線にして、短い中にもドラマをしっかりと描いた「RIDEBACK-ライドバック-」第3話。

きな臭い国際情勢に琳が巻き込まれ、あるいは自ら飛び込むかもしれない必然の設定を明白にした回でもある。
GGPの司令官を出迎えた日本の警察官僚は珠代の兄、父親は有力政治家。日本側はライドバック部隊の効果に懐疑的だが、局地的な反乱に対抗するには効果があるとGGP司令官。日本でも白ライドバックを本格導入使用との動きだろう。
そして日本側の警察が掌握していない、GGPの元ライドバック部隊の日本人の情報。これが誰を指しているかは明らか。
琳が飛び込んだライドバック部に、大きな二つの渦が巻いている。

ACSなしで後方からゴボウ抜きする琳をピットに入れさせる指示を出した岡倉顧問。他に迷惑がかかると言うが、琳を目立たせたくなかったのではないかと想像する。
琳の視点、ライバル・先輩としての珠代のレースの模様、しょう子や部員たちの視点を切替ながら、レースシーンは単調にならずに進む。授業中に中継を盗み見る弟のシーンが多かったが、家族の問題への伏線だろうか。
ラストラップでのエンジンブローにデビュー戦4位の夢は破れたが、マシンを降りた琳が「ゴメンね」とバロンにつぶやくシーンがちょっと良い。
琳にとってのライドバックは単なるマシンではなく、自分の才能と共に遠くへ飛んでくれる相棒、そしてレース後にやっぱりフェーゴで散歩をするシーンからは恋人のような感情も想像される。
但し、フェーゴが琳を連れて行く世界は排気まみれのサーキットではなく、硝煙立ちこめる現場の予感を漂わせる。
期待にそぐわない出来の第3話。ややシリアスな予感の次回をどのように切り回すかで、シリーズの方向性が見えてくるだろう。
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RIDEBACK-ライドバック- 第2話「珠代上等!?S.L.F~スプレッド・レッグス・フォーム」

偶然からライドバックで華々しいデビューを飾った琳に、ライドバック部の片岡珠代が叩きつける挑戦状。バレエを断念し進学した琳に訪れた新しい世界、琳の知らぬところで動く変動の世界。無関係に見える二つの世界が、やがてヒロインの前で交差することを暗示する「RIDEBACK-ライドバック-」は第2話。

珠代は愛車RB-Zを駆り、キャンパス内サーキットの周回レース。1周のハンデがあるとはいえ初心者の琳には厳しいレースだが、敢えて挑んだ勝負に琳が勝つことでシリーズ序盤の流れを決定付ける構成だ。ヒロイン補正が強すぎるシナリオかもしれないが、天賦の才に恵まれた琳がバレエを断念して現在に至る背景を前話で触れたから、「スター誕生」だと思えば問題もない。フェーゴとの運命の出会いから始まる琳の新たな物語に期待が高まる。

高速モードのスプレッド・レッグス・フォームから、90°ターンでの琳とフェーゴの大ジャンプは、人馬一体の鮮やかさでバレエの演技に模しているようだ。
S字で必至にカウンターを当てる動きといい3DCGは優秀で、ライダーの2Dの手書き感と違和感なくマッチしている。3Dだけが優秀といったアンバランスな作品になっていないのは嬉しい。
レースの疾走感を捕える回り込んだり俯瞰したりの「動」のカメラワークは素晴らしい。対戦の場に登場する琳に桜吹雪が舞い散るシーンではレース前の緊張と琳の覚悟を見せ、「静」のフレーミングにも手抜きがない。

珠代に勝利した琳は、そのまま入部して大会にエントリーすることになる。珠代の祖父は政治家のようで、バックグランドで描かれている世界の動乱に琳の運命を巻き込むきっかけを作るのだろうか。テロ組織BMAがライドバックを使用していることなど、彼女らも無関係ではいられなくなるのだろう。
単なる巻き込まれタイプのヒロインではない、琳の前向きな姿の表と裏をレースと事件の中で引き出して描いて欲しいところだ。
この後の展開がシリアスに傾くことが予想されるが、今のところうざったく感じるメガネッ娘のすずりが、その時は良い中和役になることを期待したい。
幼なじみのしょう子は、ライドバックにのめり込んでゆく琳とどのような距離感で付き合うのか、こちらの関係にも注目したい。

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RIDEBACK-ライドバック- 第1話「深紅の鉄馬」

今期期待の1本「ライドバック(RIDEBACK)」の第1話。
3DCGのメカと2Dのアニメキャラの融合に大変な手間をかけているのがわかる。回り込みを多用したカメラワークや疾走するヒロイン琳のスカートや髪のなびき方にも神経が行き届いて、作画枚数もテレビシリーズとしては多い方ではないだろうか。1クールとはいえ、このクオリティを維持できるのか、そちらの方が心配になる。

作画優先で脚本は二の次ではないかと不安もあったが、それは杞憂だった。
第1話ではコンパクトに現在の世界情勢と琳の過去に触れ、ライドバックのフェーゴとの出会いをドラマティックに繰り広げ、次回への期待を膨らませてくれる。
メカとの出会いは記号的パターンではあるけれども、ライドバックの疾走感、体重移動と操作にスムーズに動くメカの連動感、キャンパスを駆け抜け大ジャンプの躍動感など、バレリーナの夢を絶たれた琳の再出発を飾るのにふさわしい華やかさだった。
ライドバックが琳の母の背を思い起こさせることに、エンディングが気づかせてくれた。
ライドバックが母の背ならば、いつかは乗り越えるべきライバル。琳が新たな舞台で羽ばたくためのバレエシューズの代わりならば、彼女が舞台を降りるまで共にありつづけるのだろう。

母の死とライドバックが琳の運命に結びついているのかわからぬが、琳の才能は現世界を統治する組織GGPに関わってしまうのだろう。
サブキャラクターたちも魅力的で、役者も演技の心配はない。
陰鬱な展開は望まないが、ヒロインの成長物語に期待したい。

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