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アニメのレビュー・感想中心に、アニメ業界の批評もしたり、ゲームレビューしたりしています

   
カテゴリー「咲-Saki-」の記事一覧

咲-Saki- 第4話「翻弄」

咲と和、お互いに指切りの誓いを思い返して過ぎ行く夜更け。咲は高校生麻雀全国大会を勝ち進み、姉に会うことを目標としている。「そこにたどり着けば願いが叶う」それが家族への贖罪であるかのように。そんな咲の想いも、チームメイトと共に戦うなかで変化して行くか見ものだろう。
まるで西遊記やドラゴンボールのようなロードムービーの雰囲気と部活アニメのエッセンスだけでなく、かつて全盛だったスポーツものでのライバル対決と主人公の成長物語のテイストも感じる。そんな「咲-Saki-」第4話。

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咲と和がお互いを戦友であると共にライバルと認めたところで、県予選に向けて鞭を入れるのが部長。まこの実家が喫茶店であることを利用した戦略は、メイド麻雀。
まこにとっては人手確保とライバル店への差別化の両取り狙い。これだけでは単なる中休み・萌え回だが、部長は知人の女流プロ雀士「まくりの女王」を咲と和へ刺客として送る。
親善試合とはいえ、そのプロをも負かした相手が龍門渕高校の天江衣だと語らせて、二人の発奮を促す仕掛だ。全国大会の前の県予選で龍門渕・天江衣が当面の敵・中ボスとして攻略対象であることを示したテンポの良い構成だ。
咲と和については充分に性格・キャラ付けが出来たようだ。試合でのさらなる能力の開花や覚醒もあるのだろうか。地味キャラである部長やまこの才能はこの先で見せてくれるだろうか。優希は…、タコスのままでも構わないような気がしてきた。

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脚本はこの第4話まで浦畑達彦。ベタな直球一直線ではなく、話にビブラートかけたような「くすぐり」が上手いと感じる。熊澤祐嗣の絵コンテ・演出だったが、今話に限らず正面からエロさを出さない絵作りを心がけているかのようだ。逆説的だがテレ東での放送だからこそだろう。
まだ第4話だが、タバコの煙とささくれだった空気に包まれた麻雀アニメのイメージを変えた功績は大きいだろう。多くの麻雀アニメは麻雀を打つことが「目的」だが、本作は少女たちが目標へ近づく「手段」に置き換えている。麻雀は人と人のコミュニケーションツールでもあるから、この作品のアプローチこそ正道だと思えてくる。登場人物の能力は誇張されている点もあるけれど、今のところは超能力技の連発で勝ちまくる展開がないのは好ましい。
麻雀を知らない視聴者にとっても話を追うことに問題はないし、ひょっとすると麻雀に興味を持つ人も出てくるだろう。
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咲-Saki- 第3話「対立」

咲と和、ライバル同士の出会いを受けて、ささやかな諍いから和解、全国大会を目指し共闘へと、第3話にして既に部活アニメの王道の片鱗を感じさせる「咲-Saki-」
浦畑達彦の構成・脚本は侮りがたい。

飯田線車両や中央アルプスらしい風景、諏訪湖のような湖、高校名についた地名などから、舞台は長野・南信方面がモデルのようだ。
全国高校生麻雀大会県予選の抽選会風景をバックに、ライバルヒロインたちも続々登場。
個性的なキャラクターたちの本格登場は、県予選大会を待たねばならないようだ。男子部員の姿を一人も見かけないのは「仕様」だろう。
咲の家庭環境は自らの口で和に語られる形になった。
離婚寸前の両親、母は姉を連れて東京に。幼い頃の姉妹のやり取りから、咲の麻雀は姉の影響だろう。咲の「家族麻雀で嫌な思い」とは何か、まだわからない。姉と全国大会で打つことが当面の咲の目標になりそうだ。

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中田譲治のナレーションで大袈裟なアバンの後、冒頭に和の家庭を見せているが、こちらも咲と同じ父子家庭なのか?少なくとも和が麻雀にのめりこむのは快く思っていない空気が漂っている。ラストの湖で咲の家庭環境を聞いた和の態度に変化があったのも、似たような境遇に共感したのだろうか。
中学時代から麻雀女王の実力を持ち勝ちに行くスタイルの和にとっては、プラマイゼロで和了る咲の麻雀は相容れないことが、咲入部以来の重たい空気の理由。
しかも今回の対局では負けが込みそうでつまらない優希のために、わざと和了らなかった咲に無言の怒りで立ち去る和。咲におっぱい比べのケンカを売っているわけではない。

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麻雀のスタイルは生き様にも通じるものがあるから簡単には相容れない二人だが、目的は多少異なれども全国大会を目指すために団結する後半。家庭環境を語り腹を割ったことが二人を近づけた。落としておいてから持ち上げる、少しくすぐったいシナリオ。
咲と和、ラストの指きりシーン。頬を赤らめて小指を差し出す和の表情、このシーンを見る気恥ずかしさは何だろう。確かなのは、次回も忘れずに見なくてはならないということだ。
百合を語るよりは、友情を語る作品であって欲しいと願う。
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咲-Saki- 第2話「勝負」

麻雀が嫌いと言いながらも、常にプラマイゼロで和了る実力を持つ主人公咲。彼女の実力を抑えたいたのは勝っても負けても怒られる家族麻雀のトラウマということだが、まだ細かな家庭状況は明かされていない。父子家庭で母親は別居中、それが簡単に解消しそうも無いことが父親との会話の端々から感じることができる。
咲の事情はもう少し先で明かされるとして、麻雀部に入るのをためらう咲に対して、プライドを傷つけられた和との感情の交錯が対局の中で語られて行く「咲-Saki-」第2話。

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優希とまこ、京太郎は状況を楽しんでいるところだが、京太郎役の福山潤の演技が他作品と比べると大人しい。メインキャラ唯一の男として、控えめにサブキャラに徹している。部長の久は、咲を獲得して全国大会への野望に向け準備中といったところか。
部長の提案でハンデ戦だと思って打てば、プラマイゼロで和了れば勝てるはずだと咲に。
わざわざ役を崩して和了する癖がついていた咲に、役満で和了る勝利の喜びを覚えさせる戦略か。反対にプライドの高い和を噛ませ犬のようにしてしまったから、二人の関係が微妙にこじれることに。この、落としてから新たな関係に二人を持ち上げるシナリオ配分は、ベタというか王道のパターンで、スポーツ部活モノを思わせて気持ちが良い。

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負けず嫌いの和の涙も貴重だが、新たなライバル兼仲間を得て次のステージに進む彼女たちの戦いが楽しみだ。
父親が置いていった麻雀雑誌に、咲は何を見たのだろうか?
和のシャワーシーンは湯気多めだが、DVDでは取れるのだろうか?
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咲-Saki- 第1話「出会い」

今期の日曜深夜は、テレ玉で「シャングリ・ラ」、引き続きテレ東で「咲-Saki-」と、GONZOアワーでレビュー確定。「シャングリ・ラ」とバッティングする「タユタマ」と「夏のあらし!」は別の日にしようかと思案中。

さて、GONZO第5スタジオ制作の「咲-Saki-」
クレジットでは第5スタジオ名が出ていなかったが、ズボンアニメ「ストライクウィッチーズ」に続く作品。今回の作品は「ぱんつはいてない」アニメで、パンツを描かない方針の第5スタジオ。
上場廃止、経営危機が伝えられるGONZOだが、なんとか制作スタジオとしては生き残って欲しいと思う。旧GDHは投資対象の「コンテンツ」を作るのは上手かったが、作品を売るための企画の練り込みが甘く、逆に言えば売れるだけの魅力・商品力を作品に持たせる努力が欠けていた。
閑話休題。

「咲-Saki-」第1話は文字通り、咲が新しい仲間との出会いのお話。原作コミックは未読なので、設定背景は知らない状態。家族マージャンでプラマイゼロで上がるようになった咲には家族問題でもあるのだろうか。咲の入浴中に声をかけたのが父親だろうが、トラウマでもあるのかもしれない。
舞台は地方の高校のようで、自然の環境が残るところ。
面子不足で対局に誘われた咲と麻雀部メンバーとの出会いから物語の始まり。
麻雀台や牌はGONZOらしく3DCGで制作。本格麻雀アニメでは無さそうなので、部活ものの一種だと思えば、麻雀ルールに詳しくなくても見られそうだ。
対局中は解説セリフが多いものの、牌を切る見得カットなど、スポーツアニメのような意図した過剰演出が効果的で、上手く中和できている。

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シリーズ構成と今話の脚本は浦畑達彦。気負い無く書いている雰囲気が伝わる。
キャラデ・総作監と今話の作監は佐々木政勝。対局の光のエフェクトは彼らしい気がする。
コンテ・演出は小野学監督。
本来のオープニング映像と曲を第1話ではエンディングに持ってきた。田中宏紀の一人原画だった。
GONZOの一つの可能性を探る作品でもあるから、今後も注目してレビューしていきたい。

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