帰国直後の咲と滝沢の前に新たな展開を見せ始めた「東のエデン」第2話。
11日間の物語を各話1日、全11話で描いて、仕上げは劇場版なのかもしれない。
到着地が成田から羽田に変更された飛行機。11発目のミサイルが航空機を撃墜したニュースが流れる中、滝沢のノブレス携帯のコンシェルジェ手配により、込み合った空港を脱出。セレソンに許された、いやコンシェルジェは権利ではなく義務だと言ったが、使命を果たすための権力を滝沢が行使したと言うことだろう。その権力行使の裏づけがノブレス携帯にチャージされた100億だ。事故の生存者2名も今後の鍵を握るのだろうか。
この「ノブレス・オブリージュ」がキーワードだが、日本を救うためのセレソンに求められるものだ。
滝沢が9番のセレソン、競馬場の外で油を売っていた刑事の近藤もセレソン。近藤は7000円ほどしかチャージ残金が無いが、「今まで死んでいた9番」の滝沢の「チャージ金を使う義務」だけを狙うようだ。100億全額使う義務と同時に、金があろうが無かろうが責務を果たす義務が「ノブレス・オブリージュ」たるセレソンにはある。近藤は金を使い尽くす義務は果たしたが、後者は遂行されていない。
コンシェルジェは義務遂行のためであると判断すれば、人殺しさえ行う。ヤクザに借金で追われた近藤の依頼で、コンシェルジェの組織はヤクザを殺させる。あの距離では短銃ではなくライフルだろうが、パトカーからの銃弾はヤクザ2人と目撃者1人を始末する。
滝沢のノブレス携帯のチャージマネーの使い方が近藤の携帯からはわかるようだ。滝沢は使い方を知らないのか、リセットが原因で他のセレソンの行動がわからないのか。
近藤が見た滝沢の利用履歴は、米国に渡る前に豊洲のショッピングセンターでの多額の買い物と、弁当2万食出前の記録が。第1話のアパートにあった大勢の裸の人の写真はこの時のものか。
死者も出なかった「迂闊な月曜日」のミサイル着弾地点は豊洲。彼のパスポートに記された住所も豊洲。記憶を消す前の滝沢と名乗る男が、何を見て何をしていたのか、これから明かされることになるのだろう。滝沢の行動に近藤の野望が絡み付いて展開して行きそうだ。
他のセレソンたちがどの程度関わるのか、ただ一人のセレソンになるまで殺し合いをする流れではないと思うが、11話の尺でどのように展開するだろう。





咲が滝沢に促されて生い立ちを語る船乗り場のシーン。
滝沢の目立つ行動に隠されて、単なる夢見がちな女の子に見えてしまうが、意外と謎が多い。単なるスイーツなヒロインではないと確信している。
旅行で同行していた友人たちも登場していたが、姉夫妻と同居する彼女が「世話になりっぱなしで肩身が狭い」と思う原因や、亡くなった両親の事故原因と咲の関係など、疑って見てしまうのは私の性分なので仕方ない。
ワシントンD.C.で滝沢が記憶を消して彼女の前に姿を現したのは、咲に原因があるのではないかと疑っている。見てはいけないものを滝沢は見たのではないか。さすがに彼女がテロリストってことはないと思うが。
シナリオに骨太という印象は無いが、話を構成する要素にこだわっているのが窺える。
ミサイル攻撃にも「迂闊」だとか、危機感の無い市民の表情など、この国の空気にどのような切込みを見せるのか、楽しみにしている。
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