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2007年09月03日の記事一覧
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ゼロの使い魔 ~双月の騎士~ 第9話「炎の贖罪」

見終えて憂鬱だが、書いてみる。
アニエスの復讐編はコルベール死亡であっけなく終わり、お互いの理解も和解もないまま誰も救済されない後味の悪さを持って、物語はいよいよアルビオンの戦場に向かうらしい。
原作から改変した揚げ句がこれでは、紅優監督の「戦闘よりもラブコメ中心で」と言うインタビュー記事も空虚に聞こえ、河原ゆうじにはシリーズ構成は早いのではないかとも思える出来。

アニエスのキャラ立ちのためか、学院襲撃事件よりも前に銃士隊を配置し、コルベールもルイズ様と才人も学院に残るように改変している。
ルイズ様と才人は先に前線に送り出し、襲撃でコルベール行方不明後にアニエスと再会させるほど尺がないのか緻密な構成が苦手なのか、アニエスの復讐劇をシリーズの前面で動かすからこのような不様な締め方をするしかない。
やはりラブコメを描きたいのであればルイズ様と才人を前面に出して、アニエスの物語はサブシナリオで裏に回すべきだった。

シナリオを絵コンテと演出がカバーするかと思えば、全くそんなことはない。
・悠長に紙風船爆弾の内職
・風船で目くらまし仕掛けられるほど敵も間抜け(食堂の外に歩哨を立てないのも変)
・人質の靴と服を脱がし逃走防止しない(エロ目的で言っているのではないですよ)

それでもAパートは詰め込んだから、一気に行ったもののBパートは失速。
コルベールが部隊長だと知った時の反応から、首のアザで背負われた記憶が戻ったところ、メンヌヴィルを倒し瀕死のコルベールに切っ先向けたところの演出は凡庸。
キュルケが特にコルベールを庇うでもないしコルベールも死んだから、この先の伏線を一つ潰した。
実は水の治療魔法でコルベールは生き返りました、などと超展開でもあったら絶対に許さない。

格納庫でのエピローグはコルベールからの才人宛ての手紙を引っ張り出してきたが、この先の戦闘で生きてくるのだろうか。
つじつま合わせのエピローグに終わりそうな気もするが、いずれにせよアニエスもルイズ様も才人も心のやり場のないままに戦闘の終末へ向かう。
インタビュー記事では7万対1で締める様だが、締まるのか?第3期前提のエンドにするのだろうか。
製作の先見性のないまま、1期も2期も終わらないように願いたい。

「ゼロの使い魔 双月の騎士」オリジナル複製原画(ゼロのルイズVer.2) ※初回生産特典付き
「ゼロの使い魔 双月の騎士」オリジナル複製原画(ゼロのルイズVer.2) ※初回生産特典付き

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瀬戸の花嫁 第22話「傷だらけのアイドル」

ここにきて新キャラ登場かと思ったが、前話でマジックポーションによる燦の理想の男像と重ねて、燦自身のなりきりコスプレって事のようだ。ルナの芝居の練習相手にしては壮大な仕掛け。
瀬戸島燦八と名乗っているので、本宮作品のキャラではなくて宮下あきらの「魁!!男塾」オマージュかな。ネタ元より抗議もなく、無事にAT-Xで放送される事を願っておきましょう。
普段は野川さくらのルナの演技が大変そうに思えるのだが、今回は「漢」キャラ演じる桃井はるこも頑張っていた。

燦のアイドル仕事のネタに絡めて、あの燦派 vs ルナ派の抗争再燃。エピソードのリユースが巧みで、日常の学園生活の小ネタから一気に膨らます脚本・コンテ・演出はこのシリーズのお手のもの。それを勢いに乗って描いて行くから「ああ、またか」と思わせる間もなく、嫌な感じはない。

頑張ったと言えば、Bパートは腹話術人形の巻。黒いところから可愛らしいところまで、腹話術の主役であるルナを食った感じ。巻に引きずられたルナは、サブタイ通りに傷ついたアイドル(物理的に)アイドルでありながら、私生活では股を広げて台本読みの態度や黒さの具合がちょうど良い堕ち加減で描かれている。
巻の活躍?の結果3日間意識不明だったルナは、腹話術人形にトラウマが出来たか絶叫、その人形の中の巻はネコに襲われて絶叫の二段オチ。

当初キャラ数の多さが心配されたが、上手く回しているほうだろう。
脚本の流れで登場しないキャラもあるものの使い捨てる事はせず、エピソードにマッチすればサブキャラも積極的に仕掛けてくるから、シナリオの主役も油断が出来ない絶妙な緊張感がある。
腹話術人形でテレビに出ようとする巻に、人魚試験官の明乃を絡めてきて、その流れから燦との剣術対決(燦はモップ持ってるが)エピソードまで構築してくる。
視聴側もスピード感のあるギャグに笑っているだけでも良いのだが、畳み掛けるようなシナリオ構成に良質なエンタテインメント作品を見る思いがする。

制作状況は想像の範囲だが、本撮でアフレコって事はないに違いない。線撮なのだろうが、コンテ撮ほど酷くはないはず。
第22回のラジオで言っていたが、ト書きを意識した役者の演技に合わせて絵を仕上げる事も多いようだから、アフレコとプレスコのミックス状態と言うか、同時進行に近いものがある。
制作現場は大変に違いないが、映像と声のフィードバックの相乗効果でライブ感のある作品になっているのは、そう言う理由もあるのだろう。
役者の活躍が目立つ作品ではあるが、厳しい状況でも崩れた事のないAICの制作を褒めたい。
この勢いで2クールを引っ張った、岸監督はじめ他のスタッフの方々にもラストまで期待をしたい。

瀬戸の花嫁 キャラクターソング4-巻-瀬戸の花嫁 キャラクターソング5-委員長-瀬戸の花嫁 キャラクターソング6-不知火明乃-
瀬戸の花嫁 キャラクターソング4-巻-
瀬戸の花嫁 キャラクターソング5-委員長-
瀬戸の花嫁 キャラクターソング6-不知火明乃-

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