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2007年09月25日の記事一覧
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桃華月憚 第26話「華」(最終話)

予想したよりは穏やかな最終回。時系列を逆順にたどると言うシリーズ構成は裏切ることなく、物語の始めに収束してきた。
前話の総集編的な流れでも語られていなかった桃花の出現した経緯、そして石剣の使い手として作られた桃香、出会った二人の初めての会話を描く。

雪牙姫の娘と言うだけで、アンナの詳しい事は最後まで語られなかった。
しかしそのアンナが鬼梗のところから作りかけの人形を持ち出し、それを石剣の上に置く。生まれた桃香がしばらくの間は人間の感情を持ち合わせていないのは、作りかけであった事も関係するのだろうか。そして時期を同じくして鬼梗の人形から胡蝶三姉妹も誕生する。

「この上津未原は今のままではつら過ぎる」これは雪牙姫の意を受けてアンナも寧々も、後に香陽も動く事を示しているのだろう。
当初は事件の後に守東家を去って行く寧々を見て、彼女がタイムウォッチャーかと思っていたのだが、もっと積極的に上津未原の歴史と神々の運命に関与する存在だった。
鬼梗は道具(人形)の作り手であり、この世界で時代の観察者でしかない事を意味している。そしてその舞台で動くキャラクターたちは、このシリーズで取り入れた劇中劇やテレビ特番の中で動く役者と同じで、自らの歴史をシナリオをたどって生きているに過ぎない。

全話で真琴が言っていたように、桃花は電車の中に突然現れた。
肉体が形成されて行く桃花に乗り移ったのはセイの魂か。
その肉体が突然の花吹雪と共に具現化する、きっかけはジュナだったのか判然とせず。
ただ表面的には、由美子が執筆する小説のキャラクターの桃花が、そのシナリオ通りに動き始めたと言うことだろう。上津未原の歴史は表面上は由美子=ジュナの願望で動いている。
入寮者名簿に無い桃花の名前さえも、自動的に書き加えられている。

真琴は章子が上巳の歌会の切り札としてスカウトしてきた。この日が転入初日。
そして電車で同席の白川明日菜は、章子と対立する二宮会のヒロイン。章子は「着せ替え人形」と隠れて罵倒するが、確かにその後の明日菜はさんざんオモチャになっていた事を思い出す。
顔出しも多く、適任の汚れキャラだがシリーズ通してインパクトが薄く、前話の香陽のオモチャとして舐められているのが最大の見せ場だったのは残念。

共に作られた存在で、生まれた記憶を持たない桃香と桃花の出会い。
桃香に語りかける桃花の「私には時間がありません」
己の使命だけは自覚して、物語の核心へと迫ってゆく初回(時系列で)
作画は頑張っていたが、作監修正効かない変なキャラ絵(真琴と明日菜)があると思ったら、喜多村英梨の原画をそのまま生かしたお遊びだった。歌だけでなく絵も得意と多才なヲタエリの面目躍如。

逆順で放送するギミックが話題になったシリーズだが、半ば成功半ば失敗の評価をしておく。
思考アニメとして、また耽美的なエロスのエッセンスを取り入れた企画センスは優れている。
声優脚本や劇中劇などアイディア豊富に繰り出してきたが、それもレベルの差が大きく、2クールの尺の途中でエピソードの中だるみは避けられなかった。
個人的には、CARNELIAN X 西田亜沙子 の食わず嫌いを直してくれた作品でもある。
全体的には、その企画と制作の意欲は買いたい。この制作スタッフの次回作を期待する。
第1話の続きから、現代編でもオリジナルで書いても面白いかもしれない。

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もえたん 第12話「スキップ!」(最終話)

魔法王国の事件が片付いた後の人間界では平穏な日常、いや大学受験のための厳しい?日常を描いている。「なんとマトモな最終回」とAパート見ている時には思った。
萌杉大学入学を目指しての受験勉強の日々も、女キャラ同士見つめあって頬赤らめる百合カットが多く、微妙に間も悪いが演出に行き詰まったかな?
そして前回からのお約束、魔法少女ではなくなったいんくとすみの「手動変身」またの名を「コスプレ生着替え」はシーンは忘れない。そんな制作スタッフのこだわりを見た。
こだわりと言えば、廊下でナオ君と話すいんくの絶対領域を、ややあおり気味のフレーミングは個人的に賞賛。
「特典を変えただけで中身が一緒なんてメーカーの陰謀以外の何物でもない」インク先生

この流れでBパートも、無事萌杉大学入学後のエピローグでまとめてきた、はず。
アイキャッチがヤバイですけど。
アリスは相変わらずアイドルやってるし、なーくんと「人間界に来て良かった」と街を見つめて綺麗な流れ。
しかし、かーくんのツッコミ通り、商店街を歩くあーくんと「元気の家」の病気のオヤジのシーンは昭和スポコンアニメ(巨人の星やあしたのジョー)のノリで、唐突に尺埋めネタかと思わせるが、この作品なら笑って許せる。またしても「ぽてまよ」がポスターでゲスト出演。

最終話最大の衝撃は、「まじかるミオ」vs「まじかるシズク」
前話のアイキャッチで澪ちゃんは「コミケ行ってもコスプレしません」と宣言していたが、先輩たちが魔法を失ってコスするだけになった今、高校生になった澪ちゃんは本当の魔法少女になっていた。
魔法少女は育てなくても、勝手に受け継がれていたのは、旧来の魔法少女アニメへのアンチテーゼだろうか。
澪ちゃんの変身バンクまで用意して、ムダに気合いが入ってる。この制作努力を賞賛するのがオタクの矜持。

ミオが従える淫獣は「だーくん」
ダンディ=魔法王国王、こんなところで油売っていていいんですか?しかもあーくんよりもかーくんよりも涎も鼻血もパワーアップしてるし。ちょっと交替してくれませんか、澪ちゃんの淫獣役。
「パンチラって英語でなんて言うのか超気になる」だーくん
第2期かスピンオフ作品でも作りそうなノリだな。

エンディングはスペシャルで大学キャンパスのナオと、幼児的な転び方のいんく。今話で何回転んでぱんつ見せていた事か。ママさんも転んでたけど。
小学生みたいな高校生が、小学生みたいな大学生になりました。これで18禁も大丈夫ですね。
もえたんコーナーは「もえたんのアフレコは朝10時からやってます。正直眠いです」
いわゆる「あさ10」の収録ってやつですか。
貼り紙は「やった!やっちまったよ…」「え、もう一本やんの!?」「ROBO、すか…」
DVD特典でも作るのでしょうか?しかもロボ?

制作のアクタスは編集屋さんのイメージが強いのと、関連のカラクに良い印象がないので警戒していたが、1話飛ばしてしまったのは伝説になってしまった。スケジュールの余裕ある体制と、それを守れるスタジオでやって欲しいところだが、低予算(多分)の割にはネタと萌えとオバカな構成で大健闘した方だろう。
決して主流にはならない路線だが、製作・企画側は欲張らずに、このようなすき間路線で工夫して欲しいと思う。ただ、あまりロリに振ると国際情勢は厳しいので程々で。

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