AT-X開局10周年記念作品の「Mnemosyne-ムネモシュネの娘たち-」
視聴年齢制限の通り、その内容は酷い。アニメーション作品として酷いわけではないが、そのテーマと表現方法はエログロの程度と言うよりは偏向性癖の許容レベルの高さを求められる。
瞼・乳首は言うに及ばず女性器にチェーン付きの全身ピアッシング拷問、撲殺、銃殺、スナッフフィルムのような人体解剖、ゾンビ等々のサスペンスバイオレンスホラー。お子様は言うに及ばず一般人は見てはいけない。
1990年、新宿の街に事務所を構える麻生祇燐(あそうぎりん)役に能登麻美子。
キャラ原案に元ニトロプラスの中央東口。すえた臭いの漂うような西口から東口、歌舞伎町の背景には彼のキャラが似合っている。このペンネーム自体が新宿駅の改札口から採ったと思われる。
燐の相棒には年齢不詳のミミ。子供風ツルペタだが揉む程度にはある模様。キャストは釘宮理恵。キャラ二人とも酒には強い。
歌舞伎町で偶然拾った男、前埜光輝の欠落した記憶の謎と追っ手の男たちのバックに燐が挑んでゆく第1話。尺は60分(実質45分くらい)
この尺の中で燐は3回死んでいる。作中の描写で燐には樹木と胞子状のものが見えるのがヒント、今話のエンドでは不死身だと言うことを明かしている。
製作委員会が「ユグドラシル管理委員会」って時点で、ネタの方向性はバレてる気もする。
「ユグドラシル計画」としてアニメ版「SHUFFLE!」で使われているし、世界樹のモチーフは最近では「ロミオxジュリエット」などアニメ・ゲームに多くに見られる。
メンバーはVAP、AT-X、ショウゲート、創通、ジェンコの5社。
燐を付け狙うローラ役に大原さやか。
超弩S研究者、山之辺沙耶羅(やまのべさやら)。燐へのピアッシング拷問の狂気の様とゾンビに襲われる哀れさの演技の幅は田中理恵の持ち味が充分に出ていた。1話で退場は惜しい。
乳首に全裸にパンスト股間皺、手淫にフェラとエロカットは充分なはずだが、グロとバイオレンスに隠されてちっともエロくないので、その方面は期待してはいけない。あくまで偏向性癖向け。
ヌルイ視聴者としては、例えば神宮寺シリーズのような探偵事務所風のサスペンスとアクションに新宿の風景を重ねて見られればと思うが、それは許されないようだ。
毎月1話放送で全6話。
脚本:大野木寛、コンテ・演出:うえだしげる、作監:石原満、アニメーション制作:XEBEC
