第2期になってから黒さが増した気もする「俗・さよなら絶望先生」
第6話のAパートは軽いジャブ、Cパートの狙いにはニヤリとさせられるが、本領はBパートの夢中夢の2段オチだろう。
Aパートの「何でも通知したがる社会」に通知されない権利を主張するが、それを逆手に「都合の悪いことは通知しない社会」がある事を暗に風刺している。
しかも「何でも知っている団地の主婦」が示す「宇宙の真理」の浅薄さに、情報社会といわれる中でメディアが何を見せてくれているのか、批判が込められているように見える。
もっとも、穿った見方をされること自体が浅薄だと制作側が承知しているようで、何気にシリアスな構成だ。
更にシリアスな夢中夢のBパート。
禁じ手の夢オチを逆手にとっての、キャラ設定崩しも平気で予定調和の収束を目指すものの、夢から覚めた夢の2段オチ。覚めない夢、それは悪夢。
隣の女子大生も、最終的には夢オチなんだろうか。
Cパートはキャスト入れ替えて、適当に楽しんでいる感じ。
親不知=親の知らないことをネタに動くものの、シナリオよりも普段演じないキャストが声を当てるキャラを、視聴側も楽しむのが良いだろう。
スタジオパストラルのグロス制作で、3話とも加藤顕の絵コンテ・演出。
エンドカードはベテラン安彦良和。最近はアニメから遠ざかっているが、復活はないのだろうか。
