悪い噂を払い、生徒会選挙に向けて智代フィーチャーの秘策は各運動部との他流試合。大仰なサブタイの割に選挙対策本部長の朋也のマネージメントセンスは、春原のバスケ他流試合のアイディアと大差ないことを晒す「CLANNAD」第18話。
既に終了した風子とことみを除く他のヒロインシナリオにも、ほぼ決着をつけた形で終盤に向けて区切りをつけた話数でもある。藤林姉妹エンド消滅、渚復帰と生徒会長選挙で智代ルート終了。
智代を庇って停学中の朋也。
朝食を作り朋也を起こす通い妻智代のギャルゲ定番展開に、朋也の父親と家庭の問題を若干絡めて伏線を張っている。
休日の朝から杏と椋(ボタンもお供)が差し入れに訪ね智代と火花散らすところに、気配察せず料理を持ってことみ登場。テーブルの料理の山を挟んで睨み合う智代と杏。さすがのKYことみも「なんだか空気が重いの…」
特訓の成果か、それとも異常な気配ゆえか空気が読める程度には成長した模様。女性4人に詰め寄られる朋也の運命やいかに。風子参上!で有耶無耶にしたかと思えば、朋也の苦しみを増しただけのような。
藤林姉妹とのゲーセン占いイベントで、椋と「友達」を選択したことで椋エンド消滅。その選択を見て、朋也への怒りと決して表に出せない期待が錯綜する杏のルートは、一抹の不安と希望を残して微かにつながっている。
智代ルートのキモである、なぜ転校してきたか、生徒会長を目指す理由、荒れていた過去、両親の離婚話と弟の行動など一気に展開したのはBパート。既に岡崎家の雰囲気は掴んでいる智代だから、朋也に語りかける形で朋也の家庭の問題も引き出して、この先の朋也の物語に伏線をきちんと張っている。
各ヒロインそれぞれの家庭と仲間のドラマはあるけれど、朋也の家庭にシンクロできるのは智代シナリオが一番近いと思う。
選挙対策本部長の朋也の発案で各運動部と智代の試合。勝ち進む智代の姿は特に女子生徒に好評で、流された不良少女の噂を払拭できたようだ。選挙では生徒会長に選ばれる事になる。
智代と男子テニス部との試合、病気から復帰した渚も見守る中で朋也との絆の強さに気づく智代。これで智代エンドは無くなった。
泥沼の恋愛葛藤劇に仕立てるはずも無いから、この先の智代は生徒会長として演劇部復活に力を貸す形で描かれるか、もう少し違う描き方になるか、いずれにせよ予告では演劇部は復活する模様。
そして微妙なラインでつながっていた杏エンドも消滅フラグ。
粗暴な態度の内面は賢い娘だから、椋の希望を叶えるべく努力し、それが消えた後も自分の気持ちには素直でいた杏が朋也と渚の仲を見て流す涙は妹への贖罪か、いや結果を受け入れる純粋な涙だろう。
椋の涙は双子ならでは、姉の気持ちを知っての語らなくても感じる悲しみの涙だろう。
そんな感動の後でも、18禁「杏アフター」に密かに期待するのは心が汚れているのだろうか?
短い不在を挟み正妻の座に復活した渚シナリオが加速するだろうが、病気のことやら朋也の家庭の事情やら重くなって行きそう。舞台として再び古河家がクローズアップされるだろう。
シリーズの尺からして、学園祭の演劇部の公演をターゲットに学園編でこのシリーズは終わると思う。アフターは別の機会になる。








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