話数ごとの緩急のつけ方が上手いのか、話を深く掘り下げていないにも関わらずヒロイン郁を中心にして良く回っていると思う「図書館戦争」第3話。
今回は個人図書館の蔵書の行方を巡る本格戦闘が中心になり、郁は故人の葬儀に出席する館長の付き添いという裏方に回る。派手な戦闘シーンを表にしながら、実は裏方に回った郁が中心となる次回への伏線もきちんと張られている。
王子様や手塚とのラブコメは一先ず横に置いて、戦闘モード。
ラブコメ展開や戦闘シーンの表面上だけなぞっているようでいて、本と言論の自由を巡る核心に触れつつある。
何で本を巡って銃弾戦やら死者やら出るのか序盤ではわかりにくいが「そういう世界の出来事」の設定だと思うと難しくない。素人の少年がいきなり巨大ロボを操縦できる世界観と比べても大した違いは無い。
良化隊にしても書店や図書館を狙わずに、版元や著者を狙えばよいと思うかもしれないが、それは禁じられている設定。
小田原防衛戦から外された郁とメイクしながらフォローしている柴崎、郁を外した堂上に不満を言う手塚。独身寮での人間関係の描き方も自然だ。
しかし小田原行きの前に、告白の返事を郁から聞こうとする手塚に死亡フラグが立ったように見える(死なないけど)
攻防戦を取材に来た世相社の記者折口マキ役に田中理恵。初出にしては渋い絡みを見せてくれる。
過去の事件との関連、そして表面で起きている事件の裏側がいよいよ表になってくる、次回からが前半のヤマ場。
別冊図書館戦争 1 