大体のところは原作通りなのだが、呆気に取られるほどお手軽解決してしまった館長&郁の拉致事件。事件それ自体の背後関係や思想に深くは触れずに、郁と堂上の関係にフォーカスしているから無理からぬ事ではあるが、少し底が浅く感じる「図書館戦争」第4話。
何より拉致事件の解決に当たって、手塚が自分の家族を利用しなかったから、彼のエピソードは前面に出さない構成なのだろう。
手塚の告白も、郁から最後に断られるシーンがあるが、結局は道化にもならないレベルで終わらせてしまったのは惜しい。
惜しい事がある反面、鬱陶しいのはアバンとAパート冒頭の長いおさらいシーン。
芸能人バラエティ番組の尺稼ぎのような構成だが、さすがにBパート冒頭にまでは持ってこなかった。
くどい回想シーンで説明が必要なほど難しい話ではない。
指令の義足から蘇る「日野の悪夢」や刑事と玄田との救出作戦を巡る些細な対立など、良化法成立にまつわる過去の歴史を醸し出す事には成功している。
しかし大半の視聴者は、郁と堂上あるいは手塚との恋の行方、もう少し前向きに言えば郁の成長物語に興味があるだろうから、過去の事件の影はどうでも良い事なのかもしれない。
「問題図書を考える会」と少年たちとの討論会も省かれたらガッカリだが。
毒にも薬にもならないラブコメで終わって欲しくは無いのだが、この先どうなるのか期待と不安半々。
拉致事件解決後、郁宛ての手紙を持ってきた柴崎のシーンからスーパーみゆきちタイムが始まるかと思ったが、尻切れで残念。トランス・アーツのグロス回。
次回は郁の両親登場か。
図書館戦争 【初回限定生産版】 第一巻