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2008年05月16日の記事一覧
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To LOVEる -とらぶる- 第7話「男とはかくあるべし!」

出来の悪いうる星・らんまのような「To LOVEる -とらぶる-」第7話。
男女チェンジの設定自体は良くあるので気にしないが、その男女切替のギャップも効果的に使っていない。サブタイの「男とはかくあるべし!」を、皮肉った内容であることは理解しているけれど、新キャラのレン(男)の熱血空転シーンで1話終わらせるとは、意図的に頭悪い感じで制作したある意味立派な構成。

そのレンがルン(女)に切り替わるシーンを最後に持ってきたが、女性キャラのカタルシスの無い使い方に不満がある。
加戸監督の方針なのか原作が最初からそうなのかわからないものの、女体にチェンジしたルンを衆人環視の中で半裸身(バストは雲状にフィルタリング)で羞恥プレイオチ。これは偶然のパンチラシーンよりも女性キャラの尊厳を傷つけていると、二次元偽フェミニストは思うのだけれど。
第5話での沙姫を商店街に気絶全裸放置オチと重ね合わせてみると、確信的にやっているのではと思う。
最近の少年ジャンプの風潮は知らないのだが、少年誌が原作らしからぬ不正義でえげつなさを感じる。
この記事が集英社の方の目に止まったら、ぜひ考え直していただきたいところ(制作中の修正は間に合わないだろうが)

とってつけたような入浴シーンの挿入も、やる気無さを意図的に演出しているのだが、絵も使いまわしのような感じだ。
レンの無駄な熱血に応えるポジションに、無駄にエロスな女性キャラを置いてバランスを取ってシーソーのように進めれば面白いと思うけれども、この作品にはそんなキャラはいない。
単調なロッキー風な一本道で展開してきた。コンテも演出も膨らませ方は足りない。

ララと幼なじみのレンがリトから奪回に転校して来たのが本筋だけれども、それは新キャラを登場させる理由に過ぎない。これなら次々と新キャラを投入できるから、漫画の連載を長持ちさせる麻薬みたいなもの。その反動か今までクラスメイトたちのキャラが立っていないけれど、次回の唯のお当番回がカバーしてくれるのか。
レンはくしゃみすると女のルンになる設定らしいから、ララを花嫁にしたら百合にもなると言う美味しいキャラなんだが、今回の「漢」一辺倒からルンのメイン回も期待される。何度も書くが、男女のスイッチングが肝だから効果的に使って欲しいキャラだ。

第7話まで見て、このシリーズの難点はサブキャラ(サブヒロイン)が単発で一点突破的に登場して、それ以外の話数では絡みもせずに盛り上がらないところ。
ララの騒々しい空回りとリトの慌てぶりが盛り上がりのメインかもしれないけれど、話中でサブキャラが自然と動き出す勢いも機会も無いから、ラブコメと言いつつも話に厚みが無いのが淋しい。
「毎回が最終回」のハイテンションは必要ないけれども、コメディのバランス配分が悪いように思う。
2クールだから、まだ序盤の顔見せ段階だと言うのなら、今後の構成・脚本に期待するしかあるまい。

脚本:大和屋暁、絵コンテ:小坂春女、演出:松本マサユキ、XEBEC M2のグロス回で作画はぱっとせず。

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(C) 矢吹健太朗・長谷見沙貴/集英社・とらぶる製作委員会(C) 2008 Marvelous Entertainment Inc
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図書館戦争 第6話「図書隊ハ発砲セズ」

ヒロインを山猿呼ばわりするのは失礼だと思うけれど、やはり檻の中に閉じ込めずに郁を動かした方が面白いと思った「図書館戦争」第6話。
山梨の古書店まで「預言書」を受領に向かう郁。
小牧と組ませた事で、また違う視点で描き出してくれる。郁と堂上の相似点を炙り出すのに柴崎あたりの客観的なツッコミを使わずに、新人時代の堂上を知るクールなようでいてホットな小牧の見方はこんな事件でもなければ出せないだろう。
こうやって堂上と郁の図書、児童書に対する情熱の類似点が書き足されていって徐々に外堀が埋まって行く、臆病なような慎重なシリーズ構成になっている。
狙撃され足を怪我した小牧と郁の間には決してフラグが立たないで進む展開だと言うことも、視聴者の意識に刷り込んでいる。

良化隊の追っ手から逃れるために高速を降りて逃げ込んだのが日野だと言うことは、「日野の悪夢」を知っている者に心理的な圧迫を演出するかと思ったが、そんなことは何もなしに追走劇。
逃げ込んだのは日野操車場。パラレルワールドの日野には操車場がある設定。
貨車に逃げ込んだ小牧と郁は、別の留置電車に「預言書」を隠し投降。
援護に来た図書隊の堂上が小牧を狙撃した事に腹を立て、良化隊を殴ると思ったが大人の自制を見せてエンド。
セカイ系の人たちやミリオタや鉄オタは、この作品の設定・世界観に突っ込むと負け。

今話の柴崎は、陰のヒロインとして連絡の取れない郁を心配する。朝帰りの郁にとっては眠れる森の美女といったところか。
住宅地での発砲で住民からのクレームに、不自然な事に早朝から司法省が動いて良化隊が撤収するのは手塚が噛んでいるのか。第4話の拉致事件の際に原作と異なりその権力を利用しなかったのだが、彼の家族についても後に語られるのだろう。

図書館戦争 【初回限定生産版】 第一巻図書館戦争

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