「正義の魔法使い」として初音島の怪事件に挑む音姫シナリオと「予知夢」で自らと義之の運命に抗う由夢のシナリオを織り交ぜて「D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~」は進むが、第7話は年末年始と由夢の誕生日イベントで展開してゆく。
久しぶりにさくらさん登場で大晦日の鍋を囲むが、島の事件の対策会議とは言え年末年始に学園の役員会とはいかにも怪しい。島内の聞き込みで事件現場で目撃される「金髪の少女」の情報から、さくらさんを連想しない義之と音姫はもっと怪しいが、わかり易い伏線を提供する方針に異議は無い。
家事を中心に何かと音姫と由夢を比較して、由夢をツンツンさせるニブチン義之の行動パターンも物語のわかりやすさと同時に、シナリオと演出の単純化に寄与している。
由夢の誕生日に気付かない義之、当日まで何も言わない音姉、予知夢が覆るのを期待して自らの誕生会の料理をする由夢。
由夢へのプレゼントを何とか用意した義之が商店街の防火シャッターに閉じ込められ、携帯も圏外になり由夢への連絡も取れず、約束の時間に間に合わなくなる、突然我が身に降りかかる初音島の異変。
「運命は変えられない」と思いつつかけた期待も潰れた由夢には、色々とお約束過ぎるバッドエンドフラグの数々だが、次回にフォローがあるようだ。
事件現場でさくらの姿を目撃した音姫の「正義」の行動も注目されそう。
初音島の閉じた世界の中で、ますます狭い朝倉家と枯れない桜の世界へ先祖返りしてゆく第2期だが、この世界の閉塞感と既視感も慣れると心地よく感じるだろう。






