「未来企画」を主催する手塚慧の策略が郁と図書隊を巻き込み始めて、いよいよ緊張感が漂う「図書館戦争」第8話。今回は絵コンテにヤマカンこと山本寛(やまもとゆたか)を迎えて期待されるが…
何も含むところなく次々と手数を繰り出してくるコンテは悪くないけど、脚本がイマイチなので細かなエピソードを膨らませるまでに至らず。
郁に対する査問会も、手塚慧の野望も、手塚兄弟の確執も、慧に転向を勧められた郁の葛藤も何でこんなにあっさりと片付けてしまうのだろうか。原則派と行政派の対立が出てきたから少しは硬派な展開を期待したものの、期待するだけ無駄だった。
手塚家の秘密も中途半端で、光自身の問題を解決したわけではなく、彼の立場も中途半端な役割だった。
未来企画への協力を求められた郁を、彼女らしい単純なリアクションで動かしたのは悪くない。
しかしレストランで慧に会うに至る郁の心境をすっ飛ばしたこと、「今ある自由を10年先まで捨てられない」と翻意するまでの切替えを急ぎすぎたこと、なによりも郁自身の判断で断らせず現れた堂上に連れ帰らせたことで台無しになってしまった。
オチどころは柴崎に残る朝比奈とのほろ苦い感情と、郁の白馬の王子様が慧からネタバレされたこと。
やっぱり視点はそっちか…
ノイタミナ枠だということを少し忘れていた。月9ドラマを翻案した職場恋愛アニメだと思えば、期待を裏切る事はない。良化法も戦闘もスパイスに過ぎない。
