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2008年07月04日の記事一覧
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ストライクウィッチーズ 第1話「魔法少女」

パイロットフィルム的なOVAが出てから音沙汰がないので、てっきり企画中止かと思っていたTVアニメーション「ストライクウィッチーズ」がようやくスタート。折に触れて書いているが、決して「スカイガールズ」の続編ではない。原案が同じ島田フミカネであること以外は全く違うのだが、そこかしこに世界観や設定に共通点があるのは致し方ない。しかしスカイガールズのコナミ、ストライクウィッチーズの角川と製作のスタンスの差は明確で面白い。
先に書いておくけれども、私のこのアニメシリーズへの評価は、高村ファンでフミカネファンだから割り引いてもらってもかまわない。まずは高村和宏の初監督作品を祝いたい。
この作品、キャラデも高村だが、第1話のメイン宮藤は可愛く描けていて申し分ない。山川宏治のキャラ作監とGONZOの制作スタッフも原案とキャラデを良く再現している。
第1話の脚本は玉井☆豪と高村和宏、オープニング曲「STRIKE WITCHES ~わたしにできること~」の作詞は只野菜摘・高村和宏と、高村は監督以外にも手を出している。制作現場の仕切りは副監督の八谷賢一が中心なのだろうか。「まじぽか」で見せてくれた八谷の独特のセンスと組み合わさり、さらに良くなることを願う。

基本的な話はパラレルワールドの1939年、ネウロイに制圧された欧州大陸から孤立したブリタニアを扶桑皇国海軍の空母赤城を旗艦とする艦隊が救出に向かう、いや、魔女の能力でストライカーユニットを装着してネウロイに立ち向かう宮藤を送り届けるといったところか。
既にブリタニアには何人かの魔女たちが「ストライクウィッチーズ」として前線で活躍している。
消息不明の父と戦争を結びつけ、戦いに加わることを良しとしない宮藤と、無理強いまでして誘わない坂本少佐、なぜか今頃ブリタニアから届いた父の手紙にブリタニア行きを決意する宮藤と、旅立ちの理由付けは慌ただしく、何とか整合性をつけた。
赤城に便乗する宮藤に映るネウロイの空襲。彼女がストライクウィッチーズに加わるまでの心境の変化をどのように描くだろうか。戦った果てのラスボスが、実は父だったなんてことがないように願いたい。

あまり細かい設定に突っ込むと負け。なぜかパンツ姿で装着するストライカーユニット、これは「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」らしい。セーラー服にスク水の女子制服、なぜ女の子ばかりなのか、考えてはいけない。
赤城などは往時の雰囲気が出ていた。駆逐艦天津風が海上公試でもない配備中に「アマツカゼ」などと舷側に艦名を入れるはずもないのだが、そこはミリオタは黙ってスルーすべき。
まして魔眼やらブリタニアでギアスを思い出してはならない。

オープニングもAパート冒頭も、なめるようなレイアウトにこだわりを感じる。宮藤役の福圓美里はGONZOパンツアニメに連投か。魔眼の主の坂本は、千葉紗子の作ったような演技は合ってないと思うが、プライベートになると甘い感じになるのだとしたら、業務中はこれでも許せる。
ほかのヒロインたちは、まだまだこれから。それにしても男キャラが極端に少ない、女子校みたいな第1話。
制作スタッフの本気は伝わってきたので、高村監督も好きなようにやればいいと思う。

ストライクウィッチーズ 限定版 第1巻ストライクウィッチーズ―スオムスいらん子中隊がんばる (角川スニーカー文庫)ストライクウィッチーズ 弐ノ巻?スオムスいらん子中隊恋するストライクウィッチーズ 参ノ巻  スオムスいらん子中隊はじける (角川スニーカー文庫 129-13)

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To LOVEる -とらぶる- 第14話「ふたりだけの秘密」

もう秘密のまま封印してくれても良いと思う「To LOVEる -とらぶる-」第14話。
アバンを丸々前話の回想シーンで潰すほど難しい話ではないはず。ララパパの「宇宙一の男になれ」などは別に深い意味があるはずも無く、勘違いしたリトの空回りシーンを見せるためのトリガーにしかならないはず。リトの努力と成長の物語に期待するはずも無い。

奥手の春菜とリトの一進一退を描くのであれば、終盤の全裸リトが春菜に体を重ねるところ、春菜姉の視点と落ち込むリトを見る結城家の視線を膨らませればよいのだが、それをしない。二段オチにせずに終わらせてしまっているのは、作り込む粘りが足りないのだろう。
淡白と言えば綺麗だが、投げっぱなしなのはよろしくないと思う。
公園デートの一連のシーンはプロットを時系列に並べただけで、あれほど尺を取る意味も感じられない。脚本の無意味さから伝わるのは、ある意味シュール。ある意味では10分で片付く脚本をエロエンドに向けて引っ張る、ひと昔前のピンクアニメみたい。
春菜のお当番回と位置付けるにしても、リトと春菜の1対1では1話すら構成できないのは予想できないのだろうか?サブヒロインは絡まずに、ララと美柑も有効に使わないで、直球一本勝負で来たがコントロールが甘い。せめて春菜の姉の秋穂でも上手く生かしてくれればと思う。

2クール目になってエンディングだけは春菜バージョンに切替えてきたが、その他に新味も無く後半への意気込みも感じられない捨て回に近い。
1クール目のエンディング曲をイベントと関連のない劇中に漫然と流すセンスには脱帽。

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ひだまりスケッチ×365 第1話「はじめまして! うめてんてー」

「ひだまりないと」で尾石氏が語っていた通り、続編だけれども新番組のような新鮮さ、「はじめまして」のサブタイだけれども「おかえりなさい」と迎えたくなる懐かしさで「ひだまりスケッチ×365」は始まった。アニプレックス高橋Pが過剰なほど「いいですよ」と第1話を持ち上げていて、尾石氏は高くなったハードルに第1話放送後の反応を心配していたようだが、この出来上がりならば臆する事は何も無い。同席していた大沼氏や制作に携わるシャフトスタッフにも、今後の話数の制作に心強い先制パンチ。
第1期よりも演出が過剰になったのかもしれないが、下品になる手前で昇華してそれを意識させない。4コマ漫画原作を20数分の尺で展開する難しさも、フォーマットが固まってきているから不安が無い。
内輪ウケのネタもあまり仕込んでいないけれども、知っていればクスッと笑える小ネタも多いし、1度見て終わりにせずに、2~3回見ると何かしら新たな発見があるだろう。
この第1話は、ゆのとひだまり荘の仲間たちにとっての始まりの物語だから、第1期を見ていない視聴者にも抵抗は無いかもしれない。

オープニングは曲単体で聴くと面白くないが、絵と一体になってみると、ひだまりの世界に一瞬で変化する。動きも細かく前期よりグレードアップした。オープニングディレクターは大沼心。efっぽいレイアウトも。
走るゆののスピード感を出すためにアバンにかなり枚数を使ってきた。このオーバースペックで無駄遣い呼ばわりされかねない演出、それ自体に意味があると尾石氏は考えたのだろう。
派手に始まった第1話だが、山吹高校が出てひだまり荘が出て、いつものキャラたち(ゆのにとっては新たな出会いの人たち)も登場し、うめ先生もひだまり荘の屋根に住み着いて、後半は徐々にいつものひだまりペースに落ち着いてきた。第2話からは終始ひだまりペースで進むのだろうが、その意味でも第2期導入の第1話としては良く練られている。

脚本:長谷川菜穂子、絵コンテ・演出:尾石達也、作監:伊藤良明
今回はシャフト制作だった。「ひだまりないと」で上映したエンディングテロップのスタジオパストラルのグロス、作監に実原登は第1話ではなく、これ以降のどこかの話数。いつものようにパストラルのグロスを挟みながらスケジュールを回して行くのだろう。ゆの父も今後の出番があるだろう。
スポンサーバックのイラストは前期は芳文社関係が多かったが、今話ではアニメ化も決まった「とらドラ!」のヤス。どこのつながりか?

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