猿山をフィーチャーするにしても、ちょっと良いお話で組み立てると途端に興ざめな出来になる「To LOVEる -とらぶる-」は第18話。バカキャラで弾けさせてやればと思うのだが、「宇宙人のお土産」にされること、その一点だけで展開しようとしても棒シナリオと棒コンテに棒演出、それに棒監督で話が全く膨らまない。猿山のおバカな行動に他のキャラの大多数は無関心、もしくはララのように無責任を装うしかあるまい。
宇宙ネコと猿山がそれぞれ織りなす独演を、他のキャラと視聴者は傍観するのみ。
このシナリオで1本構成するのは難しい。Aパートの冗長なバトルをララの全裸でお茶を濁し、父親不明の宇宙人のお土産に新巻鮭着ぐるみの猿山独演のBパート。
彼女になってくれれば「誰でもいい」という猿山に春菜がOKするのは解せないが、それでも唯一の救いはリトが侠気を見せて春菜を止めたこと。こんな時でないと素直になれないリトには困りものだが、アニメ主人公には良くある話。
傍観者に過ぎないキャラを沢山出してまで音響制作費をかけても、面白さにつながっていないのに…
原作コンテンツを食い潰しているとしか見えない。大変悲しい。
誰にこの作品を見せたいのか、集英社、エイベックス・エンタテインメント、ジェネオンエンタテインメント、XEBEC、TBSの製作者は猛省すべき。
監督:加戸誉夫、脚本:浦沢義雄、絵コンテ:DOUJAG-A-GEN、演出:日下直義、作監:清水泰夫




