2008年09月15日 アニメレビューCrossChannel.jp

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我が家のお稲荷さま。 第24話「お稲荷さま。初詣に行く」(最終話)

年の瀬から新年にかけて高上家に起きた事件を解決し、登場人物一同の大団円を迎えた「我が家のお稲荷さま。」最終話の第24話。
クーが高上家の大掃除などにこき使われているように見えた、天狐玉耀。兄弟(姉妹か)の天狐空幻を封じられた憎しみをまだ引きずっているのか、天狐玉耀の企みにより高上兄弟を誘拐して祠に封印。意趣返しのつもりなのだろう。
天狐としての誇りを忘れたかのように、人の世に馴染んでいるクーを叱責する流れの方が気持ちよい気もするが、「家族」をキーワードにシナリオを展開してきた。

天狐玉耀を軸に事件を回す前半だが、あまり出番も伏線も無かったから話に馴染みにくい。
玉耀に「高上家には近づかない」と約束して三槌家の祠に戻ったクーを呼び戻しにゆく展開。食い意地張ったクーには天の岩戸作戦で祠の外でお汁粉作り。
もう少し頑なに高上家に帰るのを拒むかと思ったクーだが、呼びに来てくれるのを待っていただけかも知れない。クーの葛藤が描けていないから、尺をつないだだけのパートに過ぎないのがもったいない。

初詣から高上家鍋パーティーへの流れで、月読や槐が登場しないのは仕方ないかと思うが、Cパートでシロちゃん(白鬼)の様子には触れてもらいたかったなあ。天狐玉耀を加えた程度の大団円オチでは物足りず。
昇への新年の挨拶、美咲の「今年はよろしく」と紅葉の「今年もよろしく」の違いにポジションの差が見えて可笑しい。六瓢を見た美咲が「呪われている」と看破したとおり、高上家って女難の家計なのかも。

長い2クール全体を通すと、原作と乖離することなくシナリオが書かれていたと想像するが、シナリオをなぞる点に注意が行き過ぎてしまったように感じる。陰陽五行バトルなど添え物で、ご町内人外ハートフルドラマとしては成功していると思うけれども、バトルや葛藤が薄い分、キャラが充分に立たない恨みがある。残念キャラ、妄想キャラとして佐倉美咲は予想外に可愛がられていたと思うけれども、サブヒロインのコウの活躍は後半ほとんど無しで、単にドジッ娘ときどきサカサエン程度に終わったのが惜しい。
登場キャラが多い割に、自分の持ち分を終えたら舞台裏で演技していない、演技させてもらえない感じのキャラクターが多い印象だ。
まあ、この物足りなさや何事もなく終わるのがこの作品らしいところだろうし、岩崎良明監督作品らしくもある。

我が家のお稲荷さま。 キャラクターソングアルバム我が家のお稲荷さま。 限定版 【天狐盛りパック】 第参巻我が家のお稲荷さま。 限定版 【天狐盛りパック】 第四巻

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ゼロの使い魔 ~三美姫の輪舞~ 第11話「アーハンブラの虜」

トリステインではコルベール先生を釈放し、オストラント号も返還する優柔不断気味の女王の姿はないものの、その名代はアニエス。自らの命を救ってもらった事と引き換え程度では過去の虐殺を許さないアニエスも、憎しみの連鎖を断ち切るとの意志でコルベールを許す。さて、この後オストラント号はガリアに向かうんだったか、原作の記憶がない。

そのガリアでは幽閉されたタバサ親子の奪還作戦遂行中の踊り子一座の珍道中。
こちらでも先祖の過去の非礼をルイズに詫びるキュルケを突然持ち出して、なし崩し的に過去の遺恨の精算をし始めるのはどうなのだろうか。最終回前だからだと思っておこう。
無い胸で踊り子姿で才人を誘うかのようなルイズ様に、たまらずベッドに押し倒す才人。生死を賭けた戦闘前に本能が呼び覚まされたわけでは無い。ついに本番突入の勢いだけれども、デルフのアドバイスに従い、ルイズの虚無の魔法安定のための精神力注入のつもりか。

まんまとアーハンブラ城内に潜入し、踊りと酒で兵たちを酔わせてタバサ救出の作戦。貧乳マニアのエロ男爵にルイズ様が襲われるところ、テファの忘却魔法で救ったが、ここは原作から変えられているかも知れない。最後に立ちはだかったエルフのビダーシャルに対峙したテファ。ビダーシャルのカウンター魔法をルイズのデスペル&才人+デルフで打ち破ったが、あっけない印象がある。テファをここまで連れてきたのだから、ビダーシャルと違う目的を持ったエルフ同士の心境や葛藤も少し出しても良かったと思う。

幽閉されたタバサ親子の部屋にたどり着くまでの筋が、救出部隊に比重を置いて描かれているから、タバサの流す感涙も伏線が弱くて物足りない感じだ。
タバサが一人、心を失わせる薬を飲まされる前の描写は「イーヴァルディの勇者」を読むことだけだが、これが彼女にとって何を意味するのか、そして救出に現れた才人が彼女にとってどのような存在なのか、前話あたりで伏線を工夫しておいて欲しかったところだ。見ていればタバサの心境は理解できるが、演出が足りないと言っても良いだろう。
原作の外伝「タバサの冒険」に触れていないので、タバサとイルククゥのちょっと奇妙な関係が描かれずに残念。アニメではイルククゥは主人想いの萌えキャラに止まってしまった。
全体に薄味で物足りない出来。

次回最終話、シェフィールドが作り出すジョゼフのオモチャとの戦いで、第3期を締めることになりそうだ。原作はロマリア編を終えたところだから、アニメ第4期は時間をおいた方が今期のようにスカスカにならずに良いと思うが、きっと来年夏にはやる気がする。

ゼロの使い魔 迷子の終止符と幾千の交響曲(限定版) 特典 ブックレット「コスチュームコンプリート&セットマテリアル」付きゼロの使い魔 ルイズビッグタオルゼロの使い魔 ルイズクッションカバーゼロの使い魔 三美姫の輪舞 ティファニア抱き枕カバースムース抱き枕カバー「ゼロの使い魔 三美姫の輪舞」タバサスムース抱き枕カバー「ゼロの使い魔 三美姫の輪舞」アンリエッタ

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