2008年12月06日 アニメレビューCrossChannel.jp

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2008年12月06日の記事一覧
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あかね色に染まる坂 第10話「あかね色のコンフュージョン」

長い長いプロローグの末にようやく始まった優姫と準一の物語。しかしそれよりも長い積み重ねがある湊と準一の兄妹の暮らし。ドロドロの結末はないと思うが、天秤が傾けばそれに連れ揺らめく感情も表れる。今になっての冬彦から準一への忠告も、この転機をとらえてのもの。
照れる優姫の表情も可愛いが、「これでいいんです…」とつぶやく湊の表情もたまらなく愛おしい。
終盤を迎えた今話は改めて語る言葉もない。メインヒロイン二人の表情が語るに任せておけばよい。
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狭く息詰まる空間でのドラマは上江洲誠の脚本。こでらかつゆきのコンテと相まって、彼女たちの機微を良くとらえて描いている。
なごみが逐一レポートする形式を取っているが、どこに報告しているのか。
どのようなラストを迎えるのかわからぬが、穏やかに終えることを望む。

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TVアニメ「あかね色に染まる坂」オリジナルサウンドトラック
TVアニメ「あかね色に染まる坂」ドラマCD

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CHAOS;HEAD 第9話「拒絶 rejection」

集団ダイブで死んだ一人は優愛の双子の姉だったんだ。電波的ヒロインの中でも独自な動きでタクに関わる理由がわかる「CHAOS;HEAD」第9話。
見舞いに行ったあやせの超難解な発言に、大輔が彼女を電波オンナ呼ばわりをしたけれども、俯瞰で見ればヒロインみな電波オンナ。タクの妄想世界を彩るのには、これくらいでないとバランスが悪い。

あやせの入院先はタクが通った病院、ノータリン事件の被害者高科医師の勤務先。「信仰の救いあれ」などとつぶやく怪しいナースの勤務先でもある。頭がズキズキするというあやせは、ナースから何か仕組まれているようにも見えるが…
そして将軍の入院先でもあるのだが、病室の名札によれば「西條拓巳」
パラレルワールドとは少々異なり、妄想と現実のレイヤーで同時進行している物語だろうか、そのレイヤー間を転位する力を持つのがギガロマニアックスなのか、大輔じゃないが細かな設定にこだわるのは疲れる。
異世界の自分自身と、野呂瀬たちの陰謀から世界を救うニュータイプファンタジーと片付けるのは性急かな。その目的のために数多くの設定がくっついている。

星来さんが全く出なくなったのが気になるけれど、タクの興味が三次元の梨深に移っているからか。
その梨深はタクに真実を知って欲しくない覚醒して欲しくない、「その目だれの目」の作文に方程式を書いたタクを抹殺しようとするセナ。立場は少しずつ違うみたい。
さて、捕らわれたらしい七海の運命は?
もうこの世界にはタクの家もなく、七海もリアルな存在じゃないんだろう。

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屍姫 赫 第10話「地に星」

背信僧の登場や契約僧を失った屍姫ミナイの処分など、一番怪しいのは光言宗という組織ではないかと思え始めたが、話は相変わらず焦点が絞れないまま1クールの終盤まで来てしまった「屍姫 赫」の第10話。2クール目が本番なのかもしれないが、設定や伏線を散りばめるにしても、これだけ長いプロローグはいらないだろう。2クール目の「屍姫 玄」へのモチベーションもいっこうに高まらない。
パンチラもアクションも学園ラブコメも期待しないけれども、せめて人間と屍の業のドラマはきちんと書いて欲しいと思う。

オカルト好きで詮索好きな「お胸様」が登場しているが、乳ネタキャラ終わるのか屍となってオーリを大いに落胆させてしまうのかわからぬが、サブキャラの無駄な動きにシナリオと作画の労力が割かれすぎている様に見える。本線を盛り上げるほどの働きをさせてはいない、今のところは。
そろそろオーリが主人公らしく話の主導権を握るのかと思えば、そうでもない。意外に元気な景世が本山やら壬生貞比呂の喫茶店を探る活躍。

そのオーリは相変わらず巻き込まれ役で、事件のきっかけを作り最後は救われるだけの姿しか見えない。敵は数々現れども、解決した後の主人公の成長も葛藤も見えてこない。
お胸様にそそのかされて怪しい新興宗教の集会へ。肝心のお胸様は行かないのか。マキナは見せ場なし。
その新興宗教を襲った七星という屍集団と背信僧が手を組んでの展開になるようだ。敵といえどもキャラクターを掘り下げずに次々と繰り出し退治してお終いの子供だまし構成には共感できない。
1クールでまとまる話を、無理矢理2クールにストレッチしただけじゃないのかと思わないでもない。

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CLANNAD ~AFTER STORY~ 第10話「始まりの季節」

朋也の卒業、渚の留年で迎えた新しい春。ようやく-After-が始まった「CLANNAD ~AFTER STORY~」の第10話。今回は朋也の自立物語。
就職先も決まらない朋也はは古河パンの従業員、いや住み込みの家事手伝いに。内心忸怩たる思いがあるだろうが、ふて腐れることなく仕事に励めるのは古河家という家族の一員であることを自覚しているのだろう。冒頭の早苗さんが呼び方を「岡崎さん」から「朋也さん」に変えてくれたことが大きいかもしれない。

その後、街で出会った椋の言葉がきっかけで激安アパートで自立。電気工事の作業中の芳野との再会がきっかけで仕事に就くことになる。朋也が能動的に動いたように見えるけれども、いままでに出会った人たちとの街での再会が、立ち止まっていた朋也を動かす。
後押しと同時に困ったときは見捨てはしないことを伝える秋生さん、食事の面倒を見る渚、厳しい仕事を教え込む芳野と、彼は見守られながら社会人として歩み始める。ただ、芳野が言うように、まだ「大人になろうとあがいている子供」

留年した渚の学園生活はほとんど描写されない。渚の口から語られる嬉しいことや、隠そうとするつらいこと。体調が少し回復したといえ、あの坂道を再び一人で上ることになった渚、部員が集まらずに廃部になってしまった演劇部、朋也と出会うまでの振り出しに戻ってしまったような彼女の気持ち。前へ進もうともがき疲れた朋也と渚に溝が出来はじめたように見える。
次回第11回「約束の創立者祭」の予告は、そんな二人の「すみません」と「ごめん」のセリフをつないで構成されて、そこには微塵の明るさも感じられない。

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