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2008年12月28日の記事一覧
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とある魔術の禁書目録 第13話「一方通行(アクセラレータ)」

当麻の主人公補正がますますキツイと思う「とある魔術の禁書目録」第13話。
ここまで1クール費やしたけれども、何が彼をそこまでアツくさせるのか?例えクローンであってもヒロインや関わった存在に優しくあるべきなのはハーレム主人公としてありがちだが、当麻はそのようなキャラでもなし、わかりにくい。
既に世界観と設定があって、そこに最後に主人公を置いてみたら当麻だったとでも理解しようか。いや、右手のイマジンブレーカーの能力はわかるけれども、その能力に悩みつつ使い続ける姿から彼の目指すところが伝わらない。これはインデックス編でも御坂編でも同じ。関わるべき対象のヒロインまずありきで、アクティブに見えるけれども当麻は巻き込まれ型の主人公のようだ。

アクセラレータとのバトルも、御坂妹の掛け合いも長く、当麻の登場後もコンパクトに出来ないものだろうか。戦いの場面から新たな発見があるでもなく、既に解説済みの能力を絵で見せているに過ぎない。
クローン御坂妹が当麻の言葉に反応したが、ここを今後膨らませるか否かで評価が分かれる。
科学的風な解説も小萌先生がリタイアヒロイン二人を前に説明してくれるが、こちらは戦闘ではなくて銭湯シーン。前回は焼肉、今回はこんなシチュエーションで説明してくれても頭に入るまい。
攪拌し忘れた風呂の湯のように、表面は熱々でも底はぬるい作風で2クール目も展開してくれることを期待しつつ待ちたいと思う。

次週は放送休止。第14話からはAT-Xが最速(1/8 13:00-)になるのだろうか。

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かんなぎ 第13話「仁、デレる」(最終話)

アイデンティティーを失ったヒロイン、存在をほぼ忘れられた産土神、ナギを探す「かんなぎ」の最終話、第13話。
消えたヒロインを探す主人公という王道パターンだが、短い尺の中にも仁が立ち上がるまでの気持ちの変化を押さえているから、不自然な感じではない。
ナギと出会う以前の鬱々とした仁に戻ってしまったが、さすが幼なじみのつぐみ、見抜いている。自分の気持ちに向き合うことを恐れ、現実から目を背けている仁のことを。自分のケータイまで貸して、健気だ。
原作は武梨えりのコミックだが、表面の可愛らしさの底に流れる現代の神様と人間の関係から、少し懐かしいジュブナイルのような香りがする。
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ナギは自我のないまま、氏子のシゲに呼ばれた。いや、ナギにあるもう一つの自我が産土神として氏子の最後に立ち会ったのが正しいだろうか。
仁が神薙神社の歴史を尋ねに上森家に訪ねたのが伏線になっているが、ナギを見つけた仁の前に現れた若いシゲ(死者の霊)が昔の神社や町の様子を教えてくれる。四十九日まではとどまるとシゲの霊は言うが、神薙様は神様。仏式のことなど関係なかろうが、神仏混淆の現代では大して違和感もない。
霊に解説させるのは反則技に近いが、演出の勝利だろう。ナギのアイデンティティーの証明をしてくれた形になる。
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シゲの死が重要だと思うのは、開発により神社の境内も神木もなくなり、だれが神であったのかもわからないこの町で、神の名を語り継ぐ役目が仁にバトンタッチされたからだ。
上森家が氏子総代の意味を持っていたのはシゲの時代までだったのだろう。神薙様の氏子総代は仁に実質受け継がれ、ナギ様ファンクラブが現代の氏子になって行く。
神の名を忘れられないために、あまねく知らしめすために、ざんげちゃんはテレビにCDデビューとマス路線を突き進むようだ。ナギはご町内、学校コミュニティに地歩を固めてゆくのだろう。

エピローグには少しだけ自我に自信を取り戻したナギ様と、自分の気持ちに気づいた仁のちょっぴりどっきりシーン。事件の目撃者となってしまったつぐみは可哀想だが、幼なじみキャラゆえの苦難か。
アニメ最終話にありがちなオールキャラ登場の大団円でなく、オチをつぐみに背負わせてしまった感じがするが、これはほぼ原作に沿っているのだろう。
とすると、アニメ特有のレイアウトや演出、音楽などは別として、この作品の面白さの基本は全て原作に含まれているのだろう。山本寛監督や倉田英之のシリーズ構成は、それを崩さずにアニメにトレスすることが最大の仕事だったのかもしれない。
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「またね!」で終え、この1クールはいくつかのエピソードが進んだだけだから、第2期の展開も無理がなさそうだ。
ざんげちゃんと白亜のエピソードが語られていないし、他のキャラも掘り下げもできそう。海や山のイベント回でもあれば構成に困ることもない。次も楽しみにしているが、自虐パロは自重されたい。

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