集英社ダッシュ文庫原作ですね、この作品は。
頭の悪そうなノリの作風は原作譲りなのかもしれないとして、出会いの第1話としてはシナリオのスピード感に欠け、スタートダッシュに失敗した印象を受ける。
カケルとメロンの出会いを丁寧に描いているかというと、そんなこともなくて、メロンソーダを飲む-->女の子に化ける-->ドタバタ-->アキカンに戻し閉じ込める、これのループに尺を使っている。
もちろん繰り返しの中でカケルとメロンの距離が近づいた様子は描かれているのだが、もたつき感の方が大きい。
経産省の男屋秀彦や秘書の木崎愛鈴を顔見せがてらに登場させているが、第1話では意味がないような気もする。それならば学園のヒロインたちを単に顔見せだけで終えることなく、もう少し掘り下げておいて、カケルの学園でのポジションを明確にしておいた方が、第2話以降に有効だと思う。
学園での外面と反対に、メロンに対してのカケルの鬼畜キャラぶりが目に付いたが、そのキモさと共に福山潤の演技は評価したい。
ヒロインたちはメロンも含めてキャラ立ちが不十分。第2話以降の巻き返しに少しだけ期待しておく。
もともと鈴平ひろの奥行きのない原案キャラだが、さらにディティールを間引いて動かしている。この立体感のない作風は狙っているわけでもないと思うが、ヒロインキャラを魅力をスポイルする。
絵には期待できないだろう。子安秀明のシリーズ構成や脚本もそれなりだろうし、何に期待するかといえば、ネタアニメとしてのみの要素しか残らない気がした第1話の出来だった。
製作はポニーキャニオンとランティスに集英社でしょうか。
DVD第1巻特装版はクッションカバー付きで、「きみある」と同じパターンでポニーキャニオンのB級作品の商品展開パターン。酷な言い方だが、それでも売れないと思う。
ランティスの楽曲も本気に見えない。
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