文化祭明け、その余韻にまだざわついているクラスの様子と父親の問題が尾を引きずりながらも奇妙にも落ち着いているかに見える大河の様子を描く「とらドラ!」の第14話。
2クール目に入ったが、オープン・エンドもそのまま。次回にでも変わるのだろう。新エピソードで転換することもせずに、前話からの流れを受け継ぎ伏線整理といったところだろう。
「大河に触れた者は幸せになる」と、表面上は文化祭ネタを引っ張り飾っているけれども、大河の寂しさや亜美の生活など、キャラクターの裏に潜む課題を押さえる事は忘れていない。
大河は父親のこと、亜美は一人暮らしのこと、新たに竜児にフラグ立ったみのりんの戸惑い、生徒会長からフラグを立てられた?北村の悩みなど後半に向けてのネタは振られた。
大河&竜児の視点だけではなく、群像劇風に他のキャラの視点でのドラマも見たいところだが、尺が無いから難しいかな。
亜美を「バカチワワ」と呼ぶ大河だけれども、自分がみのりんに頭をもふもふされたり、同じくやっちゃんからされたりする時の幸せそうな表情は、トラよりも犬みたい。
今後の亜美の動きが予想されるような演出をしているが、竜児へ向けた気持ちの裏返しで大河へのさや当てで終わってしまう事は無さそうで、ひと安心。モブ以外の他のキャラクター、みのりんや北村たちにもっと絡んでジョーカータイプの働きをこなして欲しいと思う。アイドル、ストーカー問題など抱えながらも強くて、でも弱い亜美を見ることができるだろう。
それぞれのモノローグで引いてエンディングは少し淋しく不安だけれど、直前のシーンで見せる息子や大河を思うやちゃんの濁りのない愛情が救いだ。
このドラマでフォローもなくいちばん寂しいのは、ゆりちゃん先生かもしれない。
銀画屋のグロス、作監に大野勉と杉藤さゆり、総作監は川田剛。絵コンテは長井龍雪。




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