今期期待の1本「ライドバック(RIDEBACK)」の第1話。
3DCGのメカと2Dのアニメキャラの融合に大変な手間をかけているのがわかる。回り込みを多用したカメラワークや疾走するヒロイン琳のスカートや髪のなびき方にも神経が行き届いて、作画枚数もテレビシリーズとしては多い方ではないだろうか。1クールとはいえ、このクオリティを維持できるのか、そちらの方が心配になる。
作画優先で脚本は二の次ではないかと不安もあったが、それは杞憂だった。
第1話ではコンパクトに現在の世界情勢と琳の過去に触れ、ライドバックのフェーゴとの出会いをドラマティックに繰り広げ、次回への期待を膨らませてくれる。
メカとの出会いは記号的パターンではあるけれども、ライドバックの疾走感、体重移動と操作にスムーズに動くメカの連動感、キャンパスを駆け抜け大ジャンプの躍動感など、バレリーナの夢を絶たれた琳の再出発を飾るのにふさわしい華やかさだった。
ライドバックが琳の母の背を思い起こさせることに、エンディングが気づかせてくれた。
ライドバックが母の背ならば、いつかは乗り越えるべきライバル。琳が新たな舞台で羽ばたくためのバレエシューズの代わりならば、彼女が舞台を降りるまで共にありつづけるのだろう。
母の死とライドバックが琳の運命に結びついているのかわからぬが、琳の才能は現世界を統治する組織GGPに関わってしまうのだろう。
サブキャラクターたちも魅力的で、役者も演技の心配はない。
陰鬱な展開は望まないが、ヒロインの成長物語に期待したい。
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