青髪のサド女、軍関係者らしい男(1番か?)と、新たに2人のセレソンが姿を見せる。蘇った9番の滝沢に遠回しにアプローチをかけてくるのは女の方からか。
結構ひどい棄てられ方をしたと思い込んでいる大杉を手先に、咲経由で滝沢に近づくのかもしれない。それは次回以降の話だ。
「東のエデン」第5話は、滝沢のセレソン巡りは中断し再び咲との関係に話は戻る。
咲の事情は細かく描かれてはいないが、絵とセリフで彼女のあやふやなポジションは十分伝わってくる。説明的過ぎず、大雑把過ぎず、なかなか絶妙なバランスで咲の内面をさらけ出す事に成功している。
経緯は省略しているが、咲は同居している姉の夫が好き。彼が「家族なんだから」と咲にかける言葉が心に痛い。咲の気持ちを知っていながらの言葉だろうが、気付いてないとしたら相当の朴念仁。姉だって咲の様子に気付かないはずはない。何となく隙間風が吹くような、咲が居辛い家庭の空気は咲の想いが原因。
咲の近視眼的な欲望で、兄の顔を立てて臨む就職面接。若者の有りようを、口先だけの社会は認めてくれないとは、咲の歪んだ動機の自己弁護に過ぎない。大杉とも都合の良い関係で距離を保っていたわけで、嫌がらせされようが牛丼ぶっ掛けられようが咲を擁護するには至らない。
そんな一女子大学生の鈍感さを「この国」の若者の一例として咲に託したと理解している。影のセレソンやサポーターの設定ではないだろう、咲は。





滝沢の前で気持ちを吐露する咲だが、その咲を滝沢は面倒見ると言う。それは残り80億くらいだったか、その金があれば充分だが、彼は私欲だと疑われるリスクまで冒して何を見出そうと言うのだろう。若者が報われない実例を目の前の彼女に見たとしても、この国のあり方を変える動機になりうるのか弱いと思う。咲を「この国」の若者の一人と見立てて、滝沢の目的の触媒とするためには、この先で肉付けが必要だろう。他のセレソンと滝沢が向かい合う出来事の中で、咲が変わるのかもしれないし、滝沢が何かを見つけるのかもしれない。
2万人のニート失踪事件は記憶を消す前の滝沢の仕業。海上コンテナでドバイ送りにしたようだが、出会った男が滝沢に対し、結婚できて社会復帰も出来たと微妙な感謝の仕方をするのが謎だ。ミサイルの件とあわせて、まだ掘り下げが必要だろう。ミサイルは新手のセレソンがいた軍用空港に見られたが、彼の仕業かミスリード狙いか?
青髪のSが男たちをはべらすのはセレソンの使命を果たすためか、殺すのは趣味の範疇か曖昧なところだ。
制作は動画工房のグロスだった。



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