隠された真実に向けての動きが出たところで、多少期待が膨らんだのだが、今話のアバンとAパート冒頭で台無しに。トリガーに指をかけたキャラクターに長々と解説させてはいけない。
激しい展開が続く中に不意に訪れた時間の空白で起きた事件を演出していれば多少は腑に落ちるものの、この武彦の独演は説明のための説明だとあからさま過ぎる。
アトラスの固有振動を抑える人柱に武彦の妹も犠牲に。アトラス公社から送り込まれた國子の護衛が任務の武彦。どうせ撃てない膠着を、草薙の登場で無理に打ち切らせるシナリオを擁護はできない。
アトラス総裁後継者のトリプルAという名前に踊らされる人々と、何も知らされていない主人公のズレが徐々に一致してきているとは思うが、その過程が粗雑に過ぎる。
アトラス公社の追及を寸前で逃れた破産者香凛の姿は秋葉原に。破産前に個人名義で秋葉全てを買い取っていた。小夜子と香凛の接点が良くわからぬが、美邦と水蛭子を連れ、秋葉で香凛が再編成したシンジケートを頼って落ち延びてきた。これで「月」を手に入れた形。
國子の方は連絡が途絶した練馬支部へ。地下鉄伝いに移動した練馬では、光化学オキシダント濃度が高まり人は生きていられない。ダイダロスが練馬区役所を砲撃して、ビルも崩壊・炎上中。GONZOも自社ビルをモデルに描けばよいのに、練馬アニメーション協議会にも加盟していないからか区役所相手でも無頓着みたい。
地上にはびこり始めたダイダロス殲滅に爆撃機で焼き払う覚悟の國子。
秋葉爺たちもその調達には、新たな秋葉シンジケートのオーナーである香凛を通さないと難しい。
ここで香凛は「太陽」のトリプルA國子と再会し、アトラス公社相手の復讐戦に駒を揃えた(つもり)。
何も知らないまま舞台で踊る主人公たちの物語も終盤へ向かい始めたが、涼子はどこまで真実を知っているのか。追放された凪子の行方、武彦の運命、3番目のトリプルA草薙の向かう先など、もう少し整理しないとごった煮状態は変わらない。

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