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2009年10月04日の記事一覧
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WHITE ALBUM 第14話「チューニングが合ったためしがない。もっと良好な場所があると思ってしまう」

はい、何事もなく後半シリーズが始まりました「WHITE ALBUM」の第14話。
前半を見ていない人は理解不能だし、見ていたとしてもフラッシュバックやカットバックを多用するシークエンス、伏線とも限らない思わせぶりな演出などなど、1度見ただけで理解できるとは思えない作品。ちなみに3回見てからこの記事を書いているけれども、細部を拾うのは早々に放棄している。
前半に引き続き週末の放送でレビュー時間が取れることもあり、力を入れて書くつもり。CATVとアンテナ混合が出来ないためテレ玉をキャプチャーしなかったが、この後半はテレ玉向け自家アンテナに切り替えて地デジで見ることにする。

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オープニングは前半シリーズのソープオペラ・昼ドラ風イメージから、キャラを出す方向にチェンジした。誰かの心象風景に住むキャラクターたちの運命的なドラマだが、結局は緒方理奈の満たされない心が彼女をステージ(仕事)に向かわせる結末を予言したようだ。第14話本編で理奈が緒方(兄)に感じた表情に、それを暗示するようなシーンが見られる。
このオープニングは吉成鋼のイラストが動いているだけで、それ以上何も望まない。

第13話の衝撃の中途半端な引きで前半から半年間待ちぼうけ。冬弥のオヤジの様子よりも、はるかの自転車が無事なのか気になって仕方がなかったが、大破しなかったことに安心している。
オヤジと同時に発熱したマナを弥生が連れてきたのも同じ病院。それぞれ入院した同じ病院で、また新たな人間模様が渦巻いてゆく。
しかし、少々古くさく微妙な演出だ。
見舞いに駆けつけた病室前、オヤジの病気を冬弥から痔だと聞かされていた由綺が、美咲から心臓病だと聞かされ泣き崩れるまでの長い間や、ナースから「ご家族の方?」と聞かれ言いよどむ由綺に対して、即答する美咲の自信というか世慣れた態度というか、そのコントラストと間の使い方。
オヤジの「どうやら時間がないようだ」に、由綺は自分のスケジュールのことを言ってくれているのだと解釈したようだが、それはオヤジ自身の事かもしれないという視聴者も巻き込んだ攪乱発言を繰り出してきた。
バブルの1986年、もう23年も前の時代を感じさせる演出手法だから狙いは間違っていないし、個人的にはすごくツボにはまっている。昔の日曜劇場や大映ドラマを見るつもりで、無用な突っ込みはヤボだと思う。

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クリスマスイブのコンサート勝負は、スポーツ紙も伝えるような緒方連合の圧勝。
この勝負にかけた緒方、コンサートの成功を機に重要な決断をしたような理奈の話よりも大事だったもの、それは1枚の絵。彼が若い頃ロンドンで見つけた絵を所有していたのが桜団のMMミュージックの社長。コンサート勝負の戦利品は、この1枚の絵。彼の過去も掘り下げられると面白いが、尺が足りないか…
桜団の敗北でMMミュージックは素人使い捨て戦略を見直すかと思ったが、一層加速させるつもりらしい。切り札に温存していた松山めのうは、結局コンサート出演をサボって後輩のアパートに籠もっているところを見つかった。めのうを戦利品として緒方は移籍させるかと思ったが、そんな使い方はしなかった。弥生がらみで冬弥、由綺、緒方プロの爆弾になりそうな気もする。

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挿入歌「SOUND OF DESTINY」に乗せて、それぞれが過ごすクリスマスの晩の光景。廊下ですれ違う桜団に、収録上がりの理奈がかけた「おつかれさま」の言葉に彼女の変化を感じ取れる。単にコンサート勝負で勝った自信ではなく、これを節目にして歌手として、有能な兄の妹からも巣立ってゆく覚悟のようなものがあるのではないだろうか。それは冬弥と由綺の関係にも影響を与えるのだろう。
はるかとマナは冬弥との関係から距離を置いて、親友の関係で心の隙間を埋め合うのだろうか。人のいい美咲は冬弥に愛想を尽かして保護者ポジションから離れて彰との関係を深める予想。
相変わらず弥生は肉弾で冬弥を攻めるしかないが、この不器用さと寂しさがどこから来るものなのかもう少しフォローが欲しいところだ。何にせよ現在のところ最大の爆弾は彼女。
チャーリーに緒方が依頼した件は絵を見せるためだったのか、弥生がピンク電話で受けた内容はリンクしているのか、ブラフなのか?
病院の空室のベッドを軋ませつつ、冬弥は由綺の体の代用として弥生を抱きながらクリスマスの晩が更けてゆく。

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エンディングは吉成鋼のイラスト。
劇伴は引き続きElements Gardenの藤田淳平と藤間仁。藤田淳平がSuaraと結婚したのはビックリ。藤間仁の奥さんは上松美香と、音楽ファミリーが着々と形成されているが肝心の上松範康はまだ独身。
その上松の曲、水樹奈々の詞でオープニング曲「夢幻」。前期の詞は由綺の心情を歌い上げていたが、今回は理奈の気持ちだろうか。
セブン・アークスの制作は今回も余裕がなさそうだが、上手く回してくれることを期待したい。

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