シゴフミ 第3話「トモダチ」
「シゴフミ」第3話は、前話までとは舞台が変わる。年配の刑事は生徒の父親として引き続き登場だが、特に意味のある立場ではない。チェーンメールのようにシゴフミのリレーが起きることも無い。
フミカとカナカは配達人として引き続き登場するものの、他のキャラもキャストも入替制だから馴染んだところでチェンジしてしまうのでは愛着も薄くなることに。
前話までの明日奈役の仙台エリは、久しぶりに良い演技だったのに惜しい。
フミカとカナカの配達する死者からの手紙「シゴフミ」
死の原因・理由と無念を描き、現代社会を切り取る意図があるのだろうが、尺も掘下げも足りずに制作者の自己満足に終わっているというのが第3話を一口で述べた印象。
若者の理由らしい理由なき自殺を、曖昧模糊とした現代の空気に映し出す切り口はわからなくもないが、それがファッショナブルにもなりきれない生煮え状態で食わされるのでは、たまったものではない。
尺の展開をキャラの掘下げに向かわず誤った展開し、自殺息子の死を知りたいと言う父親の生徒人質立てこもり事件に広げてしまった。
さらにフミカを見たような記憶のある男子生徒から、中学時代に父親を射殺した生徒のミカワキラメキ(ペンネームか?)とフミカの類似にまで発展し、フミカの正体の伏線を張った模様。それは今必要か?
理由なんてない「そういう気分」でたまたま飛べたから自殺した生徒、その理由をシゴフミで知り自分も飛べたならあの時と思う生徒、人質立てこもりの父親、父親殺しの女生徒、現代社会とリンクしようとして空回りの設定の数々。現代社会の一端でも切り取ればと思うが、逆に現代の空気を読めていないマスターベーションシナリオ。
親殺しの実事件が発生した事を受けたか、内容修正して放送を決定した製作はもっと空気読めていない。この内容の薄い話数では誰も実事件との関連など思いつかず、非難も浴びないから大丈夫なのに。非難されるべきは実事件の容疑者と、この空気話数の制作者。
脚本:大河内一楼、コンテ:佐藤卓哉、演出:桜美かつし

アリプロ、嫌いではないがもう少し何とかならなかったものか、このオープニング曲。

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