湯浅比呂美が封印した過去から石動乃絵が預けた涙の理由へ、序盤は愛ちゃん(安藤愛子)が引っ張る「true tears」第4話。
眞一郎の乃絵おんぶと比呂美の4番が好きでギクシャクした関係にいたたまれずに、休日の眞一郎は一人海へ。比呂美の意中の人は乃絵の兄だが、これも涙と想い出を封印したままの比呂美にとっては眞一郎の代替でしかないのかもしれない。比呂美が純粋に泣ける日が来るのはいつの日か。
「その眼、あなたの母親にそっくり」眞一郎の母親が比呂美の母を憎んでいるのは、次回予告で顔が切り取られた写真からも察せられる。眞一郎の両親、比呂美の両親は4人で学生時代からの友人のようだが、憎むに至る理由は、この先に明らかになるだろう。比呂美の実の父は眞一郎の父だと言うのがわかりやすい設定だが、今のところはなんとも言い切れない。
眞一郎の絵本作家への夢に理解ありそうな父と、仲上の跡取りとして縛りそうな母の関係も注目される。
比呂美の事でぬか喜びさせたと愛ちゃんを責める眞一郎だが、元々は眞一郎の勘違いで愛ちゃんに罪はない。愛ちゃんは自分の気持ちに忠実に例え話を述べただけ。
お詫びする風に、実は嬉しそうに眞一郎を買い物に付き合わせる愛ちゃん。三代吉とくっつけてやったと言う眞一郎に「大きなお世話」とは、今の愛ちゃんにとっての本音だろう。眞一郎への気持ちを抑え、三代吉と付き合うふりを続け、姉のような立場のままで眞一郎に接し続ける事が出来るだろうか。
街を歩く眞一郎と乃絵を見つめる愛ちゃんの表情が微妙だ。
ぬか喜びから立ち直れない眞一郎の「ヘボ涙」では乃絵とっては収集対象にもならず、公園の池で眼を強制洗浄するのが関の山。しかし比呂美が持っているであろう涙には興味を示したようで「仲良くなってあげてもいいわ」
これは乃絵の「真心の想像力」で察する事が出来るようだが、ニワトリの餌の味は想像力の範囲外らしい。口に頬張り涙目の乃絵の表情は、古典的な表現方法だが可愛らしい。
乃絵が涙を預けたのは亡くなった祖母。大きめな彼女のコートは形見の品のようだ。乃絵が預かる涙は純粋な涙でないとならない。
そんな乃絵と付き合ってくれと、眞一郎に突然の乃絵の兄。
悪意で考えると比呂美から眞一郎を引き離すつもりだが、シリーズのコンセプトからは今までの妹の事を考えた上での兄の思いやりと考えておきたいところ。
ヒロインたちと眞一郎とのフラグが立ったり消えたり、愛ちゃんと三代吉、比呂美と乃絵の兄(石動純)の各フラグの明滅が激しく感じるが、限られたシリーズの尺の中で慌しいのは致し方ないところ。
雷轟丸からの乗り換えにせよ、今のところ乃絵だけは純粋に眞一郎のみ見ている。
眞一郎ハーレムに感じないのは、このフラグスイッチが自然に切り替わっているから。
長いシリーズでゆったりと日常生活を描きながら、キャラたちの心の行方を丁寧に描けるかと言うとそれも難しいところ。シリーズのテンポはこのくらいで悪くないだろう。
パンツ要員は比呂美か?
今回も着替えシーンを披露してくれたが、洗面所兼脱衣所が出現ポイントだからマークしておきたい。
主人公視点では家庭が最大の日常の場所だから目撃も多いのはわかるし、学校と家庭での彼女のギャップを上手く表現できている。
洗顔剤を歯磨きを間違えた眞一郎を笑う、彼女の純粋な笑顔に救われる。今度は純粋な涙で彼女自身の抑圧が救済される話数を待ちたい。




COMMENT