見終えたあと何気に気がつく、大佐とデニーロがお休みの「君が主で執事が俺で」第6話。
クマーンの中の人に小山力也を呼んだため、無駄に豪華な音響制作費節約のためではないと信じたい。
全体を見渡すと、Bパート中盤までシナリオのヒキの強さとコンテが上手くかみ合っているのに、幕引きの「いいお話」風のシーンは弱い。ダッシュの速さと終盤のダレた具合はタカヒロシナリオらしさなのかもしれない。それに輪をかけてナベシンの絵コンテだから、ノリノリの部分はいいけれどもやる気なさげに感じるパートも。あちらの執事アニメに起用されているナベシンを第2話に引き続いての起用だが、それでも今回の方が良くなっている。
制作はスタジオ雲雀で、キャラ作監に渡辺真由美。
アバンの3DCGはA.C,G,Tかもしれないが、良く動く夢のペンといい手ブレカメラにフットライトに俯瞰のカメラワークといい、そんなところに無駄に凝ってどうするのかと。
影の薄い夢のイメージアップ作戦「夢改造計画」が発動する久遠寺家。そのネタ出しは大した事はなく、メインは夢がひっそりと書く「YUME NOTE」の方。
現実世界では強烈な個性の姉二人と使用人たちに囲まれる影の薄い夢、その妄想日記を劇中劇・夢中夢で演じてゆく。
魔法ステッキの劇中劇中CMまで登場させた、変身魔法少女のヒロインに夢。変身シーンまで用意して念が入ってる。日記の中では姉二人と使用人たちを従えて無敵の夢。「夢対クマーン」の怪獣クマーンとの対決で、そのバトルのチープさは、そこまで狙っているとすると見事なのだが、どう見てもコスト配分の問題だろう。ミューたんの「SHUFFLE!」のヤンデレ黒楓のカッター垂直落下は、中の人ネタ。
ワル4人娘の見本での「夜露死苦!」も微妙に中の人ネタのような気がするが、追求してはならない。
結局は元の影の薄い夢のまま、もっと影の薄く忘れられたままの執事ハル(千春)と二人で号泣の二段落ち。
夢はともかく、この濃くも騒がしいキャラたちの中では、主人公の錬に関智一を充てても上手く生きてないような気もする。
キャラ設定も含め、もう少しヘタレの方が話が回るように思うのだが、錬の成長物語にするのか否かで変わってくるだろうから、シリーズ後半を見守りたい。






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