鳥葬や黒魔術に生贄殺人などのファンタジー・ミステリー色を前編で打ち出した「破天荒遊戯」第6話は「てのひらのたいよう 後編」
自らが魔法使いなのに「ファンタジーにも程がある」とラゼルに言わせ、バロックヒートに「魔法使いがファンタジー否定しちゃった」とツッコミいれさせるのは別に自虐パロではなく、この作品のコンセプトを表現した名セリフだと思う。
アルゼイドとバロックヒートに指摘されるように、偶然出会った赤の他人の痛みに触れ、心の中に立ち入るようなラゼルのお節介ともいえる行動も、単に面白おかしい人生を送るだけではないように見える。
魔法で解決する事を自制するかのようなラゼルの振る舞いも、剣と魔法のファンタジーとは一線を画して好ましい。
この後編で明かされた、死んだ妻から生まれたと噂されるララウェルの過去は、やはりファンタジーではなくシリアスドラマだった。
種明かしをBパートに押し込んだためか、やや駆け足での展開。
ララウェルの父で宿屋の主人ジェンフープが語るドラマは、妊娠した妻の腹には不貞の相手の子供。別れ話と裏切りに妻を殺し墓に吊ったのはジェンフープ自身。そこに捨てられていた子を拾ったのがララウェル。
ジェンフープは自らの首を切り自殺。
4歳のときから7人を殺し、最後に部屋に火を放ち拳銃自殺(多分)したララウェルの殺人の動機が衝動的であっけないものだったが、もう少し救済シーンに尺を取れればと思う。
しかしラゼルの幼時の回想シーンを対比として挿入する事により、自殺したララウェルの悲しみをラゼルに背負わせたようにも見える。その分、ラストで手を差し伸べるアルゼイドとバロックヒートのカットとラゼルの笑顔のカット一発で救済された結末。
全10話だから残り4話しかない。
ようやくの割にはさらりと明かされたラゼルの過去。
気が触れた母、家を出た父の居ない隙に危険を感じて母を殺すラゼル。戻った父に森に捨てられたラゼルの回想シーンは何度か出ている。
アルゼイドの父親の敵探しもまだだが、どこまでやるのだろうか。
Aパートで延々プレイしていた「苗字トランプ」はDVD特典にでもつける気だろうか?











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