雪崩に巻き込まれた3人を引き込むような森。その中で出会った赤目色白の少女ルドヴィカ。そのアルビノの少女の話と、アルゼイドの過去をクロスさせて展開する「破天荒遊戯」第7話。
ギャグアニメではないのに文字に起こそうとしても結構難しくて、1話構成するには悪く言えばスカスカのシナリオなのだが、演出と音響で頑張って回している。低予算で面白いシリーズにしようと思うと、無理をせずにバランスが肝心なのだが、このシリーズの場合は上手い方に動いている。
1話があっけなく終わるけれども、心に少し残るものがあるから救いがある。
3人を村に呼び込んだのは「肥やしが必要だから」
日のあたらない老木の森に芽生えた若い芽がルドヴィカ。木々たちが人の姿を借りて、旅人を呼び込み栄養としていたのだろう。
しかし日のあたらない森は伝統的にアルビノ症状に。
森を出て青空を見たいとのルドヴィカの願いに重なるのは、幼い頃のアルゼイド。彼の触れられていなかった過去の回想では、研究室のような部屋に閉じ込められていた彼。青い瞳の女性を射殺する暗示描写があるが、その青い瞳とラゼルは関係するのか?
その青い瞳の色にルドヴィカの望む青空を重ね合わせるけれども、その願いは叶わない。
監視されている気配を感じ、村を出る3人を追うルドヴィカ、それを阻止しようとする森の木々。
誤ってルドヴィカを貫いた触手で倒れた姿を抱きしめるアルゼイドは、彼の過去を重ねていたのだろうか。朝日と青空に一瞬の花びらと消えたルドヴィカの願いを、芽を出しかけた若木につないでエンド。
少しほろ苦さが残る小品。
ルドヴィカ役に名塚佳織、制作はDNA(デジタルネットワークアニメーション)
TVアニメ「破天荒遊戯」DVD 第1巻
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