企画やらシリーズ構成は今さら変えられないものの、作画でJ.C.STAFFが意地を見せた、乾坤一擲の「キミキス pure rouge」第19話。
「スカイガールズ」も終わり余裕が出来たか、グロスにも出さず(スケジュール崩壊して出せないのかも)コンテ・演出に鈴木洋平、作監に冷水由紀絵と下谷智之と腕の立つところを揃えてのテコ入れ回。
セールスを危ぶむバンビジュの焦りで、J.C.STAFFにプレッシャーがかかったとしたらご愁傷様だが…
コンテでの見せ所も外さず(狙いすぎでもあるが)、パジャマ姿の菜々ちゃんのへそチラ開脚カットや二見さんのシャワーシーンなどサービスカットは忘れていない。というか、なぜ今までの話数で忘れていたんだ?
ギャルゲ的記号表現を嫌う笠井監督の流儀だったんだろうなあ。
今話の脚本は土屋理敬。コンテと演出以降の仕事でこれだけ化けるからアニメは面白い。
演出では、寄ったカメラワークで握り締める拳や瞳孔の収縮で、揺れるヒロインたちの心を描写しようとする意図が強く感じられたが、もうちょいと引いて光一と摩央姉と結美の立ち位置と視線の関係で波乱の予感を入れても良かったのではないかとも思うが、良く計算されている。あまりヒロイン同士のポジションにこだわると「スクールデイズ」みたいになるから、これでいいのだろう。
寄ったフレームでキャラの表情が乏しいと幻滅だが、ちょっと過剰気味に思えるほど艶やかな肌が溢れる涙とともに質感を出している。
自主制作映画のタイトル「TRUE HEARTS」と、キスもしないで涙に溢れる今話を「true tears」と混同してはならない。
そういえばキスはどうした?衝動溢れる摩央姉の涙の前に、本番のキスは撮影中止。
放課後のポスター制作や、堤防の道を下校しながら結美の転校の告白を受ける深月のシーンなんて、なかなか良かったのだが、深月お嬢様のキャラ立ちがもう少し事前に出来ていればと思うと惜しい。いや、別に能登麻美子ファンだって事は無いけど(祇条深月、ヘカテー、一ノ瀬ことみ、四方茉莉、結構好きかも…)
オマケのような栗生恵や川田先生に比べればマシだけれどね。
結美は光一と摩央姉の違和感から直感で知ってしまったようだし、ビッチ摩央姉に引きずられ堕ちた光一は結美に刺されても仕方あるまい。
もう光一ルートは終了、結美x深月の百合エンドでいいよ…
公園で泣いてる摩央姉はサックスが回収してやってください。最終話まで預かっててくれていいから。
二見さんの実験打ち切りの後も、サッカーに逃げてるようにも見えるけれど、再告白の一輝。
「実験から恋愛は生まれない」と二見さんが得た実験の解を覆せるか一輝?明日夏の動向も気になるけれど、この一輝ルートが本線でもいいんじゃないかと思わせる。
夏休み明け早々から学園祭の準備に忙しいなか、学園祭の終了にタイミングを合わせて無事シナリオを終結させられるか、次回以降も頑張ってもらいたいところだ。






COMMENT