キャラの絵柄が変わりすぎて吹いた「キミキス pure rouge」第20話。うるし原やりんしんが原画に入ったかと勘違いした。
作監の富岡寛、矢向宏志コンビは第6話と13話にも入っているが、こんなキャラにはしていなかった。二人作監って理由だけでは説明つかず、敢えてキャラ表無視OKで開き直ったのかもしれない。
どんなにテコ入れしたくてもシリーズ構成とシナリオ・絵コンテは動かせないから、制作で頑張るしかないのだろうけれども変な力の入れ方だなあ。
サブタイの「uncontrollable」も含蓄深くて、この作品の「今」にマッチしている。
一輝のキメゼリフ「始まり方なんて関係ない」ってのも今となってはスタッフの自虐に聞こえる。
崩壊した本線を追っても復旧は出来ないから、作画と小ネタに反応して楽しむのも一興。
実験終了後の一輝と二見さんルートは、再チャレンジでストレート勝負の一輝の勝ち、いやリスタートなんだろうが、二見さんオチるの早すぎ。柊に仕込まれて「キメゼリフ」と花束で二見さんのマンションを訪問する一輝だが、肝心のキメゼリフを噛むのはご愛嬌。
ベランダから一輝の姿を見つけて、妙にソワソワする割に長い空白の時間を表現した尺の使い方は悪くないと思う。ドアモニタに映る一輝の予行演習を見てエントランスまで出た二見さん、「泣いてないわ」と言いつつも泣いて一輝の胸に。人目を心配しない(誰もモブはいないけれど)行動が二見さんらしい。
サッカー明日夏のフラグは折れたか…?広橋涼の藤林杏みたいな今話の演技に残念な結末の予感がダブる。
摩央姉も悪いんだが、引きずられている光一もどうしようもない状態。結美が光一の手を取るのは心も引き止めたいとの表れ。
サックスは自分を雨に打たれて路地裏をさまよう仔犬のように、健気なヒロインのポジションになってしまった。
アバンの摩央姉とサックスのシーンのシナリオがダメだと思うのは、それぞれ自分の思いだけを問わず語りに語らせる事で会話が核心に進まずにかみ合わないところ。かみ合わない中途半端さを次回以降に引っ張るのは2クールの尺のシリーズ構成面では正しいだろうけれど、いたるところに中途半端な伏線張っておいて、それがあからさまに目に見えたままぶら下がっているのは鬱陶しい。
さらりと晒したあと、目に触れないように仕舞っておくから伏線なのだが。
摩央姉は家を出て部屋を借りるようだけれど、リスタートの覚悟か。
でもそれは一人になりたいのか、二人になりたいのかで大きく違う意味を持つ。
アパート借りて独り立ちなんて「SHUFFLE!」の嫌な結末が脳裏を横切る。
自主制作映画の撮影クライマックス、結美の転校に向けて摩央姉にカギを握らせたのが腑に落ちない。
カギは第3者に持たせて話を膨らませてからクライマックスが常道なのだが、サックスが摩央姉を回収するくらいしか残りの道は無さそう。他のサブキャラが光一ルートヒロインの座をさらって行ったら、それはそれで伝説になるけど。
サブルートは一輝と二見さんで良いとしても、光一と誰かのキスでシリーズクライマックスなのだろうが、本命:結美で対抗:摩央姉か。





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